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宝塚観劇レポ♪  [宝塚歌劇]

本日は「誕生日休暇」を取らせていただいて、
宝塚歌劇 月組公演 午前の部を観劇♪
(いくつか予約をかけましたが、平日になってしまい・・・)

演目はコチラ、

CIMG2000.JPG

芝居  : ミュージカル「フリューゲル ~君がくれた翼~」
ショー:東京詞華集(トウキョウアンソロジー)「万華鏡百景色」

「歌劇」誌8月号には、今回の公演の座談会はまだ掲載されておらず、
9月号もまだ届いていませんので、
ま~~ったくの予習もなく観劇。


まずは、第1部の芝居、
ミュージカル「フリューゲル ~君がくれた翼~」

作・演出は齋藤吉正先生。

大劇場に向かう電車で読んでいた「歌劇」8月号の公演案内のページで
冷戦下のドイツを舞台にした作品だと知り、期待が膨らみます♪


感想を一言で申しますと
「テンポよく進みましたが、複雑すぎず分かりやすかった。
 冷戦下の東西に分断されたドイツ・・という重い題材ですけど
 コミカルな要素もあり、伏線回収もあり。
 ベルリンの壁崩壊の場面は感動で心が震えました」

三文になってしまいました。

いや~、よかったです。

この時代の作品なので、95年星組公演「国境のない地図」を思い出しました。
実際、ベルリンの壁崩壊の場面では
「国境のない地図」と同じく、ベートーベンの第九が使われていましたし、
ラストでは、トップスター 月城さん演じるヨナスが、
生き別れになってしまい、その生死も不明だったお母さんとの再会を果たす・・と
いったところも「国境のない地図」と似ている感じ。

あと、作品の中で、
「日本に行ったら宝塚歌劇を観る」といった【劇団ネタ】を入れているところも
「国境のない地図」にもあったなぁ・・と。

私は96年秋から宝塚を観始めたので、
「国境のない地図」は、映像でしか観たことがないのですが、
???と思うことの多かった植田先生の作品の中ではすごく好きな演目です。

宝塚初観劇となった星組「エリザベート」のときのトップスター麻路さきさんの
トップお披露目作品であり、
阪神淡路大震災による公演中止後の再開第1作であるということも感慨深いです。
一本モノなので、ショーはないですが、
フィナーレの男役の黒エンビのカッコよさは鳥肌モノでしたし
トップコンビのデュエットダンスはベートーベンピアノソナタ悲愴第二楽章で
美しく、感動的な場面でした。

そして、ベルリンの壁崩壊の場面の第九がすばらしくて、
何度も繰り返しビデオを見ているうちに、
「第九を聴くと、条件反射のように涙が出てくる」ということに・・・。

もう久しくそのビデオは見ていませんでしたけど
その条件反射はまだ健在で(^^; 泣けて泣けてどうしようと思いました・・。

でも今回は、重たくなりすぎず、
人もバタバタ死んでいくということもなく、
コミカルな要素もあるけどコミカルすぎることもなく、
絶妙なバランスで、よかったです。

東ドイツの国家機関の考え方や行動は「国境の・・」でも描かれていて、
民主化の波から東ドイツを守り、社会主義国家を維持していきたいがゆえの行動は
信じている人たちにすればそれが正義なので、難しいなぁ・・と。
現在の国どうしの争いも、そういうところからやよね・・と思ってしまいました。


月城さん、海乃さんのトップコンビは
歌はうまいし、安定していて、安心して見ていられる感じ。

海乃さん、世界の歌姫、ポップスターという、ちょっとぶっとんだ役で、
いわゆる「宝塚の娘役らしい」役ではなかったでしたけど
明るくエネルギッシュで、スターだけど心のある役をステキに演じておられました~。

たくさんの出演者に見せ場があり、
みなさんすごくステキで、月組の充実ぶりを実感しました。


幕間休憩を挟み、第二部はショー、
ショー:東京詞華集(トウキョウアンソロジー)「万華鏡百景色」

作・演出は、この作品が大劇場デビューとなる柴田優香先生。

開演前のようす。

CIMG2003.JPG


↑ の雰囲気と、「歌劇」誌の公演案内によると、和モノのショーなのでしょうか??

ショーの感想を一言で申しますと
「今までにない感じの和洋折衷っぽいショーで新鮮でした~」


「江戸・明治・大正・昭和・平成・令和と、刻一刻と景色を変えてきた
 万華鏡の如き街 ”東京”を舞台に、
 そこで生きてきた人々の様々なドラマを映し出す現代的かつレトロなレヴュー作品」
という作品紹介のとおり、レトロでいて、現代的なショーだったように思います。

プロローグからしばらくは、和モノのショーか??と思うようなお衣装でしたが
雅な雰囲気とかではなく、江戸時代の庶民・・という感じで、それもまた新鮮。

月城さんも、ものすごい柄の着物というか、和装をされていて
ふつうの人が着たら、チンドン屋にしか見えない・・と思いますが
あの恰好でもカッコイイのはさすがとしか言いようがないです。

海乃さんは、芝居とはまた全然違う雰囲気。
花魁も、鹿鳴館の場面のドレス姿も、とってもお似合いでステキでした~。

鳳月さんは、お芝居では、
今回はいつもほど個性的な役ではなかったですけど
さすがの存在感。
お芝居のスーツ姿のスタイルが抜群で、立ち姿が本当に美しい。

ショーでは、ダンスの「抜け感」がすばらしいなぁと。
力の入りすぎないダンスが本当にカッコよく、
振りによって変わる表情が何ともステキでした~。


そう、中詰めで客席降りがありました~。
月城さんもだいぶ後ろのほうまで来てくださって。
大人数の客席降りは久しぶりで、コロナ前に戻ったようでうれしくなりました。
でも、まだまだ流行っているようなので、
休演とかになっても悲しいですし、客席降りとかの演出は、
まだもう少し封印でもいいのかも・・とも思います。

あっという間に大階段でフィナーレ。

衣装も斬新で、セットも花火が上がったり・・で美しかった。

主題歌の「絶景かな♪」が耳に残り、
頭の中でグルグルしながら帰路につきました。

柴田優香先生、ステキなデビュー作で、今後も楽しみです。


芝居・ショーともに期待以上の作品だった印象。
それもあってか、平日なのに立ち見も出ていて、
土日と変わらない人出にびっくり。

今日で8月も終わりです。
さて、週末まで仕事はあと1日、頑張りますか。


<月曜日(=28日)のトレーニング>

・ オフ


<火曜日(=29日)のトレーニング>

・ オフ


<水曜日(=30日)のトレーニング>

・ ジョグ 10キロ


<本日のトレーニング>

・ オフ


2023-08-31 19:01  nice!(33) 

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