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森茉莉さんの本2冊♪「私の美の世界」「幸福はただ私の部屋の中だけに」 [本]

初めて読む作家さん。

森茉莉さんは、
文豪 森鴎外の長女でいらっしゃいます。

ちょうど、2年前くらいに読みました 朝井まかてさんの小説「類」、
(読書メモ→https://genkikeroyon.blog.ss-blog.jp/2021-04-17#more
これは、
明治の文豪、森鴎外の末子 森類さんの生涯と
類さんの視点から描かれた鴎外の家族の物語・・といった内容で、
この本を読みましたときに、
「いつか森茉莉さんの書かれたものを読んでみたい」と思いました。

そして、先月読みました柚木麻子さんの「本屋さんのダイアナ」、
(読書メモ→https://genkikeroyon.blog.ss-blog.jp/2023-02-12-1#more
主人公の1人のダイアナちゃんが、学生の頃から森茉莉さんが好き・・という設定で
それを読んでいてさらに読みたくなり、
図書館でお借りした次第。

「私の美の世界」
CIMG1795.JPG

「幸福はただ私の部屋の中だけに」
CIMG1796.JPG

2冊とも、エッセイです。

個人的に、エッセイはあまり読みませんが
今回は、「本屋さんのダイアナ」のダイアナちゃんが
森茉莉さんの「暮らしぶり」に憧れていたような感じでしたので
エッセイを選びました。


感想を一言で申しますと
「自分の考え、芯をしっかり持った、ステキな女性だと思いました」

「類」の中でも茉莉さんは登場しておられたので
どういう生涯をおくった方かは、予備知識はありました。

森鴎外の長女として生まれ、
鴎外はじめたくさんの人からかわいがられ、何不自由なく育ったが
結婚、再婚ともにうまくいかず、晩年は一人暮らし。
鴎外の印税もなくなり、経済的にも厳しい生活だったよう・・。

でも、
これら2冊を読んでいて感じたことは
「とにかく前向き」で、読んでいて気持ちがいい。

自分の好み、好き嫌いがハッキリしていて、
好きなものは徹底的に褒めるけれど、嫌いなものには容赦しない姿勢。
今の時代ならともかく、
この方は明治生まれで、物書きとして活躍されていたのは昭和の時代。
その頃にこの姿勢を貫き通し、仕事もされていたのはすごいと思います。

今読んでも特に「古い」と感じない内容で、
お嬢様育ちでいらっしゃいますけど
広い視野を持った方だったのだろうとうかがえます。


ともあれ、
「前向きな姿勢」
「人生を楽しむ姿勢」
は見習いたいと思いました。


<土曜日(=11日)のトレーニング>

・ ジョグ 32.3キロ (金剛駅 → 天野街道 → 栂緑道 → 自宅)

  先月に続き、「天野街道」~「栂緑道」を。
  急に暑くなりましたが、日陰は風が心地よく、気持ちよかった。


<本日のトレーニング>

・ ジョグ 13.7キロ
  地元の企業が配布している機関紙(?)に
  お隣の高石市の、桜が見られる公園を5つ紹介している記事があり、
  場所を確認しがてら「公園はしごジョグ」。
  うち2つは以前何度か通ったことがあるので知っていましたが
  あと3つは初めて。
  機関紙の「だいたいこのへんMAP」という、アバウトな地図でしたが
  どうにかすべてたどり着けました。

  もちろん桜はまだでしたが、場所の確認はOK。

  でもやっぱり、広さ、桜の数の多さは、浜寺公園がダントツですが、
  ぐる~っと気持ちよく、隣町を散策でき、たのしいRUNでした。


2023-03-12 17:55  nice!(37) 

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