SSブログ

(引き続き)読書メモ♪「団地のふたり」 [本]

読書メモが追いついていませんでしたので
本日も引き続き・・。

初めて読む作家さんでした。

新聞の「読書」のコーナーで紹介されていて印象に残りました。

でも、お昼休みによく行く本屋さんで探しましたが見当たらず。
(めちゃくちゃ大きい本屋さんではありませんが、
 そこそこ、品ぞろえは充実している店舗だと思います)

通勤途中、高島屋の地下の丸善で見つけ、購入。

「団地のふたり」 (藤野千夜さん)

CIMG1665.JPG

感想を一言で申しますと、

「ほのぼの、ホッコリした気持ちになれる作品」でした。


新聞で紹介されていたときの内容から、
だいたいこんな感じのお話かな・・と想像していましたが
想像どおりの、
そして、それ以上の「ホッコリ」感がありました。

おそらく、
ここ最近読んだ本が、
ちょっと重めな感じの作品でしたので
こういった「ホッコリ、ほのぼの」した作品にホっとしたのかもしれません。

帯の紹介文はこんな感じ。

「50歳、独身、幼なじみ」
「小さな恥も
 誇りも初恋も
 ほとんど全て
 知っているから
 のほほんと
 気楽でいい」

「イラストレーターなのに
 現在はフリマアプリで生計を立てる奈津子と
 非常勤講師の仕事で
 日々ストレスを抱えているノエチ。

 生家の団地に戻ってきた二人の
 暑苦しくない、さらりとした友情を、ユーモラスに温かく描く」


50歳の独身、幼なじみの2人の物語・・ということは
自分とほぼ同年代。
幼い頃のエピソードなんかもよく分かり、
ふたりの「これまで」「今」「これから」の心情も
近いものがあって共感できる部分の多い作品でもありました。

2人の住む団地は
昭和30年代半ばに建てられた、築60年になるもの。

数年前から建て替えの計画は出ているものの、話はなかなか進まず、
新しい住人を入れることをやめて久しいため
空室がかなり多くなっている状況の中、
長年暮らしている住人どうしのほのぼのした関係も
「子供の頃って、こんな感じやったなぁ」
と思ったり。

そんな感じで
ほのぼのした雰囲気で物語は締めくくられてはいましたが、
よくよく考えてみますとこの2人、
50歳で独身、お互い仕事は不安定、
親は年老いていって・・と、
「これからの日本の課題」の典型ともいえるパターンのよう・・。
(私も人のことは言えません・・)

このままの「ほのぼの」した生活が続けばいいですが、
そのあたりも描かれた「続編」・・は出ないでしょうか。
ぜひ読みたいです。


<本日のトレーニング>

・ ジョグ 11キロ

 バラ園、見頃はもうとっくに過ぎていますが、
 まだきれいに咲いているお花もあり、
 品種によって、お花のもちは違うんだなぁと改めて実感。

 スイレンもまだきれいに咲いていて、
 菖蒲も少しお花は減ってきましたが、まだまだきれい。

 あじさいが咲き始めています。
 バラ庭園の帰り道の下り坂が「あじさい園」となっているようで
 そんなに多くはありませんが、ちらほらと。
 そのあたり一帯があじさい・・となるには
 もう少し年数がかかるのかも・・。


2022-06-12 12:56  nice!(35) 

nice! 35

このブログの更新情報が届きます

すでにブログをお持ちの方は[こちら]