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読書メモ♪「ことり」 [本]

先週切除した脚のホクロ、
本日抜糸でした。

長く感じた1週間でした・・(^^;

お風呂に入れず、患部を濡らさないようにして体を洗うのも不便でしたし、
切除後、2日おきに消毒に通いましたが、
ちょちょっと消毒するだけなのにクリニックはメチャ混みで疲れましたし。

今日もかなり待たされるだろうなぁと覚悟していましたが
それほどでもなく・・でちょっと拍子抜け。
曜日にもよるのでしょうか。

あとは、1週間後くらいに、
患部の具合の確認と、検査結果を聞きにいきます。

それはもう、(混んでいるとは思いますが)土曜日にしようと思います。

ちなみにお風呂は、湯舟に浸かっていいのは明日から。
今日はシャワーでガマンです。

さて今回の読書メモは
新聞の読書に関する記事で見かけて、読んでみたいと思い、
図書館でお借りしました本。

「ことり」(小川洋子さん)

CIMG1418.JPG

小川洋子さんの作品は初めて読みました。

「博士の愛した数式」とか、よく知られている作品を書かれている作家さんですが
これまで読む機会がなく・・で。

感想を一言で申しますと、
「ありふれた日常のような、そうでないような・・。
 あまりの慎ましさに読んでいて切なく苦しくなりましたが、
 よく考えると自分の日常もそう大差ないかも・・とも思いました。」

二文になりました・・。

裏表紙の紹介文で、あらすじは分かるかと・・。

「人間の言葉は話せないけれど、
 小鳥のさえずりを理解し、独自の言葉を話す兄と、
 兄の言葉を唯一わかる弟。
 二人は支えあってひっそり生きていく。
 やがて兄は亡くなり、
 弟は『小鳥の小父さん』と人々に呼ばれて・・・。
 慎み深い兄弟の一生を描く、優しく切ない、著者の会心作」

物語は、
この「弟」である「小鳥の小父さん」が
年老いて、
飼っていた小鳥のカゴを抱いたまま孤独死しているところを
発見されたところから始まります。

そこから物語は遡り、
「小鳥の小父さん」が、お兄さん、両親と暮らしていた子供時代から
孤独死されるまでの一生が描かれた作品。

両親を亡くして、兄弟2人になってからは、
「小鳥の小父さん」が働いて
「人間の言葉を話せないお兄さん」との暮らしを支えていきます。

お兄さんが亡くなられたあとは1人になり、
同じ日常を繰り返す日々を過ごしていきますが
読んでいて、あまりにも慎ましくて息苦しく感じてしまいました。
でも、よく考えると、自分自身もあまり違わないような。
職場と家の往復を繰り返す日々で、
そんなに劇的なことがあるわけでもないですしね。

この作品は、
「彩り」のようなものがほとんどないように描かれていた兄弟の一生でしたけど
この兄弟は幸せじゃなかったのか、
それは、他人からは分からないことかも・・と
読みながらそのようなことを考えたりしました。

劇的なことが起こる・・という内容ではないですが、
じんわり心に沁みる作品でした。


<月曜日(=4日)のトレーニング>

・ オフ


<火曜日(=5日)のトレーニング>

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<水曜日(=6日)のトレーニング>

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<本日のトレーニング>

・ オフ


2021-10-07 18:19  nice!(29) 

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