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読書メモ♪「約束の地 大統領回顧録Ⅰ 上下」 [本]

本書は新聞の広告欄で拝見し、
「読みたい~」と思ったものの、
上下2冊税込み4,400円・・・と躊躇しておりましたところ、
職場の太っ腹なお客様がウチの女ボスにデパートの商品券を
「自分はデパートに行かへんから」と言って送ってくださり、
これまた太っ腹なウチの女ボスがスタッフに1万円分ずつ分けてくださいまして。

「デパート内の本屋さんであの本を買える(^^)」と思ったのですが
やっぱり、日頃お世話になる本屋さんで買わなくては・・と考え直し、
結局、お昼休みによくお邪魔する本屋さんで商品券を使わずに購入しました。


「約束の地 大統領回顧録Ⅰ (上)(下)」(バラク・オバマさん)

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ふだんは小説を読むのが好きなので
エッセーとか自伝とかを積極的には読まないですが
1年ちょっと前に
奥様の著書「マイ・ストーリー」 ↓ を読んで大感動。

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それもあって、今回、オバマ元大統領の「大統領回顧録」も読んでみたいと
思ったのかもしれません。

感想を一言で申しますと
「すばらしい内容でした」

いや~、読みごたえありました~~。
(時間もかかりました~)

昨年、奥様のミシェル夫人の本を読んだときも書かせていただきましたが
オバマ氏もミシェル夫人も、
オバマ氏が大統領時代にテレビなどで拝見していて
個人的には好きでした。

政策とか行動を詳細に知っていたわけではなく、
「感じがいいから」という理由ですが・・。

今回、オバマ氏の本作を読んでいても
その印象は変わりません。

オバマ氏の政治家として、大統領としての功績がよかったのかどうなのか、
それは私には論ずることはできませんが、
世の中の人を「感じのいい人」「感じ悪い人」の大きく2種類に分けるとしたら
オバマ夫妻は前者に分類されると個人的には思います。

余談ですが、
個人的な印象ですけど
歴代のアメリカ大統領を見ていて、
共和党の大統領はなんとなくコワイ感じ、
民主党の大統領は温和な感じの印象があります。

オバマ氏の次の大統領は顔を見ただけでも怖そうですし、
現大統領は眉間に皺がよっていても目はいつも笑っている感じで優しそうです。

政治家は
いくら「感じがよく」ても、行動力やリーダーシップがないと
話にならないかも・・ですが、
やっぱり「感じ悪い人」に
自分たちの暮らしのことなどをお任せする気にはなれないな~と
個人的には思います。


本書を読んで、
オバマ氏が、
政治家として、大統領として、夫として、父親として、
マジメに誠実に全力で頑張ってこられたこともよく分かりました。

それにしても、
大統領職に就く人、その家族、大統領を支える側近のスタッフさんたちの
大変な日常・・というのは庶民の自分には想像もできませんが、
本書を読んで、少しですがそれを感じることはできました。

オバマ氏はユーモアのある方なので、
大変なときにもジョークを飛ばすことができ、そういった場面では笑えましたし、
追い詰められた状況の場面はハラハラし、
大統領チーム一丸となってやり遂げた場面では涙しました。


何事も、すべての国民が満足する結論はきっとムリで、
それをありがたいと思う人がいれば、不満に感じる人もいる・・という状況は
大統領職を遂行するにあたって本当に多く(というか、ほぼすべて?)
その中で悩み、苦しみながらも
「よい」と信じることを決断しながら進み続けた姿は本当にすばらしかったです。

また、
各国のリーダーや、ホワイトハウスのスタッフ、各組織のスタッフの
仕事ぶりを本当によく見ておられて、
常にその人たちのよい面を見ようとする姿勢もすばらしいと思いました。

下巻の最後のほうに、
この本のすばらしかった点を集約しているかのように感じた箇所がありました。

「(彼は)私が指名したなかでも最高の人材といえる人物だからだ。
 何十年も自然災害に対処してきた経歴をもつ、利他的でまじめな、
 責任感の強い公務員の鑑だった。
 結局のところ、政治において本当に重要なこととは、
 注目など求めることなく、ただ自分のなすべきことを理解し、
 誇りをもってそれを実践する人々の地道な日々の活動に行きつく場合が多い。
 ここでも私は、それを思い知らされた。」

こんなふうに考えられる人に、国の舵取りをしてもらえたら・・と思います。


日本のことは少しだけ書かれていました。
日本を訪問されたときの、当時の鳩山首相の印象と、
天皇皇后両陛下(現上皇上皇后両陛下)とお会いした際の印象が綴られていました。
特に、日本国の象徴として生きる「天皇」という生き方、
また、初めて民間から天皇家に入られた皇后様の生き方に
思いを馳せられたようです。


ともあれ、
読みごたえのあるすばらしい本でしたが、
難点は、登場人物が多くて、
それが誰だったのか覚えておくことが大変だったこと、
また、組織名の略称が何だったのかを覚えておくことも大変で、
読み進めていくのに少々時間がかかりました。

ぜひ二度読みをしていきたいですが、
そのときには、「人名早見表」「組織名早見表」でも作成しながら読んでいけたら
より理解が深まりそうですが・・・(^^;

今回の(上)(下)は「大統領回顧録Ⅰ」とのことで
確かに内容もまだ1期目が終わってないところ終わっていますし
まだ「Ⅱ」が出るんでしょうね。

内容を忘れないうちに出てほしい・・と願っております。


<月曜日(=10日)のトレーニング>

・ オフ


<火曜日(=11日)のトレーニング>

・ オフ


<水曜日(=12日)のトレーニング>

・ オフ


<木曜日(=13日)のトレーニング>

・ ジョグ 8キロ


<金曜日(=14日)のトレーニング>

・ オフ 


<土曜日(=15日)のトレーニング>

・ ジョグ 10.5キロ


<本日のトレーニング>

・ ジョグ 10キロ

 今週はお天気がスッキリしなかったことと
 仕事で帰りが遅くなってしまったこと等で
 平日は1回しか走れませんでした。

 この先もスッキリしないお天気が続きそう・・と思いましたら
 何だかもう梅雨入りしたそうで・・。
 今年は何もかも早いですね・・。

 でも本日も、午前中、少し雨に降られはしましたが
 走ることができたのでよかったです(^^)

 また、(写真はないですが)今、浜寺公園のバラ園が見頃です。
 先週もだいぶきれいに咲いていましたが
 昨日、本日はさらにきれいに思いました。

 ここ数年、自分がたまたまちょうどいいときに見れなかったのかも・・ですが
 あまりきれいに咲いている状況を見れなかったのですが
 今年はお花も大きく、とってもきれいに思います。
 先日、ネットのニュースで岐阜のバラ園のスタッフさんのお話を読みましたが
 今年は寒暖差が大きかったので、お花が大きく、色も鮮やかなのだとか。
 浜寺公園のバラもそうなのかもしれません。

 今年は特に、「イルミナーレ」という名前のバラが印象に残りました。
 緑がかった白いバラで、花びらの具合が何ともステキ。
 色も、真っ白やクリーム色ともまた違う、ステキな白でした(^^)


2021-05-16 17:12  nice!(38) 

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