読書メモ♪「九十九藤」 [本]
初めて読む作家さん。
新聞の読書コーナーで紹介されていて
よさそうだと思い、「読みたい本リスト」に入れていたもので、
図書館で見つけましたのでお借りしました。
「九十九藤」(西條奈加さん)
感想を一言で申しますと、「よかった~~」
作品のあらましは、
帯の紹介文に的確の表現されていましたので
以下、ご紹介。
(大阪市立図書館の本は、表紙の見返しに、
「帯」を切り抜いたものを貼り付けてくださっているものが多く
大変ありがたい(^^) )
「~曲がりくねった道だからこそ、人生は生きるに値する。~
江戸の人材派遣業、口入屋の女主人お藤。
幾多の苦難を乗り越え、
人を生かす商いに命を懸ける。」
「天涯孤独の身の上で、波乱の人生を歩んできたお藤。
縁あって任された口入屋を立て直すために商いを一新。
常識外れの勝負は、やがて江戸を揺るがす事態に・・・。
~人が持つ力を信じ、自らの道を信じ、
人生を切り拓く姿が胸を打つ感動の長編時代小説。~」
いや~、いい作品でした。
「いい」と言いますか、自分の好みの内容だったかと。
個人的には、
江戸時代の武士や商人を描いた作品は好きなのですが、
「みをつくし料理帖シリーズ」や「あきない世傳金と銀」のように
女性が主人公の物語が好きですね~。
今回も、
器の大きいオーナー(?)から、
なかなか軌道に乗らない口入屋を任された女性の物語で
「お仕事モノ」であり、
「江戸時代の武士、商人が描かれた物語」であり、
「恋愛要素」あり、
「友情が描かれた」要素あり、
「家族の絆が描かれた」面もあり、
「勧善懲悪」の要素もあり、
短い物語ではないですけど、
よく1冊にこれだけの内容を入れられたなぁ・・と。
それでいて、お話は
詰め込みすぎていなくて分かりやすく、
続きが気になり、どんどん読み進めた物語でした。
「お仕事モノ」要素が強いお話だと思いますので
特に
経営者の方、部下がいる方、そして働く女性にとっての
応援歌のような作品では・・という印象です。
作家さんのプロフィールによれば、
時代小説から現代小説まで幅広く手掛けられているとのことですので
他の作品もまたぜひ読んでみたいです。
<本日のトレーニング>
・ ウォーキング&ジョグ 14キロ
(2キロW+12キロJ)
・ 補強運動
雨はやみましたが、蒸し暑かった・・・・・。
ゆっくりペースでしか走れません(^^;