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読書メモ♪「坂の途中の家」 [本]

角田光代さんの本を久しぶりに読みました。

だいぶ前に
「八日目の蝉」と「対岸の彼女」を読んで以来。

今回の作品は、
新聞の読書欄か何かで紹介されていて
「読みたい本リスト」に入れていて、
先日、図書館で見つけましたので借りてみました。

「坂の途中の家」(角田光代さん)

CIMG0905.JPG

【児童虐待】【裁判員裁判】がテーマのお話かと。

子どもを死なせてしまった女性の裁判の【補充裁判員】に選ばれた主人公。

主人公は被告女性と同い年の女の子を育てる専業主婦。

小さい子供がいるので裁判員はできないと断ろうと思っていたのに
断りそびれ、
ご主人の両親(電車を乗り継いでいかないといけない)に子供を預けて
裁判に通うことになる。

専業主婦として家事・育児を行っていた生活から
朝、義理の両親宅に子供を送り、裁判に行き、帰りに迎えにいって・・と
生活が一変。

完璧主義な感じの主人公は
裁判で時間を取られて家事がこなせないことや、
【いやいや期】に入った子供がわがままを言って言うことを聞いてくれないことに
ストレスを感じていき、
ダンナさんともぶつかってしまう。

裁判で被告、証人の話を聞き続けるうちに
同い年の子供を持つ母として感情移入してしまい
言うことを聞かない自分の子供に対する気持ちなど
どんどん自分を追い詰めてしまう感じの展開で
読んでいてかなりしんどかったです。

私は未婚で出産・子育てもしていませんので、
この本を読んで
改めて、「子育て」「結婚生活」は大変だと思いました・・。

自分が経験していないので
正直、この主人公はあまりにもネガティブに考えすぎる性格じゃないか・・とか
思ったりしましたが、
読み進めるうちに、
ダンナさんは仕事に行き、
一人で家事・育児をしていて、
不安になるときや煮詰まってしまうときもあるだろうと思えてきました。

「ダンナさんにこういうことを言われたら辛いだろうなぁ」とか
「ダンナさんの親にこういうことをされたらちょっとイヤかも」とか
思った場面もありましたし、
男性と女性の考え方の違いみたいなものもやっぱりあるよね・・と思ったり、
そう思うと、結婚してる人ってやっぱりすごいな・・と思います。

あと、裁判員制度については
始まった当初は少し考えたりしましたけど
今のところ縁がなく過ごしていますので
日頃まったく意識していませんでしたけど、
これも大変な制度だな・・と。

この物語の主人公は
裁判員に選ばれてしまったために
ヘタしたら離婚、心の病で通院・・となってしまいかねない状況でした。

裁判官と違って、
「裁判に関わる仕事をしよう」と思って生きてきたわけではない一般市民には
ちょっと荷が重い役割なのではないかと
個人的に思ってしまいました。


そんなわけで、
今の自分にとってはかなり重い内容で
読んでいてしんどくなってしまいましたが、
子育て経験のある女性には共感できる内容かも・・と思います。

最後の最後に
主人公の「これから」に
明るい光が見えたような感じのラストで
救われた思いでした。


<月曜(=9日)~金曜(=13日)のトレーニング>

・ オフ

 腹筋などの筋トレのみ。

 先週の土曜日の朝、走り終えたあと、
 股関節のあたりが痛くなり、結局、お尻のあたりが痛みますので、
 ムリして走って、他の場所を痛めて・・というのもイヤなので
 痛みが引くまでお休みしてます。

 先週の土曜日は、
 痛みをガマンしながら午後から宝塚に行きましたが
 その後、少しずつマシにはなっているような・・。
 
 一時的な痛みっぽいので、治るまでムリはやめます。

 痛い間はウォーキングも控えるほうがいいかなと思って
 整骨院でのメンテと、家でできるトレーニングをしています。


<本日のトレーニング>

・ ウォーキング 7.0キロ 

  今日は暖かかったですし、痛みも少しマシでしたので
  美容院まで歩いていきました。


2019-12-14 19:02  nice!(34) 

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