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読書メモ♪「ザリガニの鳴くところ」 [本]

おそらく・・ですが、
この本が発売された頃、本屋さんで見たことはあったかと。
タイトルは記憶にありました。
その後、NHK「あさイチ」の特選エンタのコーナーで
この原作本の映画が紹介されていて、おもしろそうな内容の印象でした。

最近、小学校からのお友達のMちゃんと、よく本の話をするのですが、
Mちゃんから薦められ、
いつもの本屋さんで探しましたが見つからなかったので
図書館で予約、ようやく順番がまわってきました。

「ザリガニの鳴くところ」(ディーリア・オーエンズさん:翻訳 友廣純さん)

CIMG2004.JPG

感想を一言で申しますと、
「すごかった・・・」

いや~、すごい作品でした。
おもしろかったし、ハラハラしましたし、感心しましたし、
そして、最後の最後に「えっ???!!!」と声が出る(出た)くらい
びっくりの結末でした。

翻訳モノの作品は、どうも読みづらいと言いますか、
ニガテな印象があるのですが、
この作品は、翻訳の友廣さんの力量がすばらしいのか、
とっても読みやすかったです。


主人公のカイアは、沼地の小屋に一人で暮らす女性。

もともとは、5人きょうだいの末っ子で、
家族で暮らしていましたが、
お母さんが、ここでの暮らしに耐えかねて出ていき、
その後、他の兄弟も出ていき、最後にお父さんも出ていき、
まだ子供なのに一人取り残されてしまうという・・。

読み進めていくと、
お母さんがお父さんと結婚したのも、騙されたような感じで
とにかくひどい男なので、
家族がみんな出ていったのも仕方ない・・と思いましたが
幼いカイアを一人残して出ていくって、かなりひどいと思いました。

そんな中、カイアは、一人で
孤独と戦い、強く、強く、強く生きていく力に感動しました。

町には、沼地に住んでいる人を「貧乏人」とさげすむ人もいるけれど
力になってくれる人もいて、
そこは読んでいてうれしく思いました。

そんなカイアが、17歳のときに、
ある青年の死に関して、殺害の疑いをかけられ、
裁判となっていきます。

物語の進め方が
その青年が死んだ1969年から始まり、
章ごとに、カイアが少女だった1952年の物語が語られ、
そこからだんだん、1969年に向かって進んでいく・・というふうに進められ、
おもしろさがより際立ったように思います。

裁判が進んでいる場面では
これまでカイアの力になってくれていた人、
さりげなく、力になってくれていた人がいたことも分かり、
うれしく思いました。

カイアの弁護士さんもすばらしい方で、
無事、カイアは無罪となり、
ハラハラしましたが、本当にホっとしまして。

そこから時は流れ、カイアは64歳で亡くなります。
その後、夫がカイアの荷物の中からあるものを見つけて・・・。

いや~もうびっくりでした。
まさに「墓場までもっていく」秘密・・でした。


読み応えのある、おもしろく、ステキな作品でした~。


<土曜日(=2日)のトレーニング>

・(結局)オフにしました。


<日曜日(=3日)のトレーニング>

・ ジョグ 12キロ


<月曜日(=4日)のトレーニング>

・ オフ


<火曜日(=5日)のトレーニング>

・ オフ


<水曜日(=6日)のトレーニング>

・ オフ


<木曜日(=7日)のトレーニング>

・ オフ


<金曜日(=8日)のトレーニング>

・ オフ


<本日のトレーニング>

・ ジョグ 11キロ

 朝晩はだいぶ涼しくなりました。
 ・・・が、ここにきて夏バテ(秋バテ)か、どうもしんどい・・・。
 なので、今週は、平日はムリしませんでした。


2023-09-09 16:05  nice!(40) 

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