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読書メモ♪「あきない世傳 金と銀⑦~⑩」 [本]

2018年に①~⑤巻をまとめ買いし、
その後、⑥巻までは2019年に読み終えておりました。

このシリーズは「2月と8月に発売される予定」と決まっており、
昨年8月に、最新刊の⑪巻までが発売されております。

⑥巻まで読み終えた時点で、
(⑤巻の終わりのように)「ここで終わられたら気になってしょうがないやんか~」
という内容で終わられると、
その状態で半年待たなくてはならないので(^^;
(宮本輝さんの「流転の海」シリーズのように)完結してから読むことにし、
⑦巻以降は、発売と同時に購入はしていたものの、読んではおりませんでした。

「みをつくし料理帖」シリーズが10巻+特別編の11冊なので
このシリーズも⑪巻あたりで終わりかしら・・と勝手に想像していたのですが
昨年8月に発売された11巻は最終巻ではない感じ。

でも、もういいかげん続きが気になってきましたので
先に進むことにいたしました。

そんなわけで、今回、⑦巻以降を読むにあたり、
それまでの内容の記憶もぼやけてきましたので、①巻から読み直し。

「あきない世傳 金と銀」シリーズ (髙田郁さん)
 「第7巻 ~碧流篇~」
 「第8巻 ~瀑布篇~」
 「第9巻 ~源泉篇~」
 「第10巻 ~合流篇~」

CIMG1464.JPG

この作品は、
【これまで読んだ中でいちばん好きな本】のうちの1つ、
「みをつくし料理帖シリーズ」の作者、髙田郁さんの最新シリーズ。

個人的には、やっぱり、
「みをつくし・・・」シリーズのほうが好きかなぁと思いますが
この「金と銀」シリーズも本当にすばらしい・・・。

「みをつくし・・」シリーズも、
もう『これでもか~~~!!!!!』というくらい【艱難辛苦】が降り注ぎますが、
「あきない世傳・・」シリーズも、
『これでもか~~~!!』というくらい次々と
【試練】【ピンチ】がやってきます。

でも、人生、「いいこと」ばかりも続きませんけど
「悪いこと」ばかりも続かないよね・・と思わせてくれるような
心温まる感動的な場面もいっぱい・・。

とにかくすばらしい内容で、続きが気になり、
お正月休み中も
「寝る前にちょっとだけ・・」と読み始めてはやめられず、
つい夜更かし・・が続きました。


今、11巻を読んでいるところで、11巻はまだ完結ではないので
最後はどのようなしめくくりになるのかは分かっていませんが、
このシリーズを読んでいて、つくづく思うことは
「まじめに正直に生きている人が報われたらいいな」ということ。

そういったところは、池井戸作品でも描かれているような
「正義は勝つ」という内容が、読んでいてスッキリする感じ。


商売のお話なので、
「自分たちで知恵を絞る努力もせず、他のマネばかりする商売敵」も登場して
読んでいてイライラ&ハラハラしますが、
とにかく、五鈴屋さんは
「買うての幸い、売っての幸せ」をモットーに、

・お客様のためを第一に考えて知恵を絞り、努力を続ける店主と奉公人。
・奉公人の成長を常に考える店主と、その店主を支える奉公人たちのチームワークのよさ。
・自分たちの店だけが潤えばいいという考えではなく、
 同業者組合の仲間みんなで栄えていこうという気持ち、
 その品物に携わる生産者、職人すべての生活が成り立つことを考えて
 商売をしていこうという姿勢。
・お客様第一に考えて行動してきた結果、
 お客様がお店を盛り立てて協力してくれること。

といったことが描かれていて、感動の連続。
泣けて笑えて、本当にすばらしい作品です・・。

2月に発売予定の⑫巻も楽しみです。

それまでに、もう一度最初から二度読みしようと思います。
(とにかく続きが気になり、急ぎ読みをしているので
 もう少し落ち着いて読みたいです・・)

そして、
「みをつくし・・」シリーズも、また読みたくなりました(^^)


さ~、お正月休みは本日で終了、明日から仕事です。
私の職場もお客様のための仕事ですので
また気持ち新たにがんばりたいと思いました。


<月曜日(=3日)のトレーニング>

・ ジョグ 15キロ (またまた紀州街道RUN)


<本日のトレーニング>

・ ジョグ  10キロ


2022-01-04 18:39  nice!(32) 

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