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観劇レポ♪ [宝塚歌劇]

宝塚大劇場では、
月組トップコンビのサヨナラ公演が上演中。

やはり土日のチケットは取れず、
今回もお休みをもらって、
本日、宝塚歌劇 月組公演を観劇してきました♪


演目はコチラ、

CIMG1364.JPG


芝居  : ドラマ・トラジック「桜嵐記」
ショー:スーパー・ファンタジー「Dream Chaser」


冒頭でもお伝えしましたように、
本公演は
月トップコンビ 珠城りょうさん&美園さくらさんのサヨナラ公演。

少し前に、
新聞だったか、ネットだったか・・の「演劇評」の記事で
本公演を「これぞサヨナラ公演!」と紹介されていましたが、
同感!!!

今回の芝居&ショーの感想を一言で申しますと
「これぞサヨナラ公演!」
「これぞ宝塚歌劇らしい演目!」
「芝居&ショーともに、さすが座付き演出家の先生!!」
(三言になってしまいました)


さて本日は、約2か月ぶりの観劇。

前回の花組公演のときは八重桜が咲いていた花の道でしたが
本日は紫陽花がきれいでした。

花の道って紫陽花もありましたね~。
今日は雨の1日でしたが、紫陽花には雨も合いますね。


公演の実施に関しましては、
前回の花組公演からオーケストラの生演奏が復活していますが
今回も同様、オーケストラの生演奏。

以前は当たり前のように見聞きしていた
開演前のオケの方の音合わせの音色や、開演時の指揮者の方の挨拶が
とっても新鮮に感じました。

指揮者の方の挨拶は本当に久しぶりに思い、
それだけで何だか涙が出そうになりましたよ・・・。

そして、前回まで、
出演人数を制限し、下級生は2グループに分かれて・・の上演が続いていましたが
本公演より、月組全員の公演の実施となりました。

トップコンビのサヨナラ公演ですし、
全員で舞台に立てることは本当によかったですね。


さて、
第1部の芝居、
ドラマ・トラジック「桜嵐記」

作・演出は上田久美子先生。

開演前の様子。
CIMG1365.JPG


物語の舞台は南北朝時代。

(歌劇誌の紹介によれば)
「南朝の行く末には滅亡しかないことを知りながら、
 父 楠木正成の遺志を継ぎ
 弟たちと力を合わせて戦う武将 楠木正行の儚くも鮮烈な命の軌跡を
 弁内侍との恋と共にドラマチックに描いた物語」

以下、観劇の感想を思いつくままですが。

・楠木家は、現在の千早赤阪村に居館を構えていたとされており、
 本公演でも、「赤阪」や「金剛山」の地名が出てきました。

 ワタクシがかつて、
 マラソン練習によく通っていた「峠走」のコースの千早赤阪村、そして金剛山のあたりに
 なります。

 道の駅ちはやあかさかなどにも
 「楠木正成」のイメージキャラクターのイラストなどが掲示されていたり・・で
 個人的にとっても親近感が(^^)


・それにしても、南北朝時代を舞台にした作品ってこれまで記憶にないような・・。

 これまでに観たことがあるのは
 「邪馬台国の時代」「飛鳥」「平安」「戦国」「幕末」「近代」・・で、
 「南北朝」ってこれまでなかった印象。

 なので、「武士」が出てくる演目はこれまでもありましたけど
 今回は、武士の装束が独特だったような。(平安貴族に近い感じ)
 戦国や幕末の作品の武士とはまた雰囲気が違い、楽しめました。


・物語じたいはかなり切なかったです。

 私も見ていて何度か涙が出ましたが、
 まわりからも鼻をすする音が聞こえてきてました。

 でも、ラストには「救い」を感じ、
 サヨナラ公演らしさにあふれ、上田久美子先生の愛にあふれ、
 重たくしんどい印象はありません。


・上田久美子先生の作品は、安心して見てられる印象ですが、
 他の座付き女性演出家さんにも感じますように
 「女性ならでは」の細やかな演出・こだわりを感じる作品でした。

 【舞台作品】なのに、
 「過去の回想シーン」などが、映像加工したかのように「らしく」盛り込まれていたり、
 (見ていて分かりにくいことがまったくなかった)
 戦のシーンでは、これまた映像加工をしたかのような
 「音を消した状態でのスローモーション」の場面を見ているかのような演出は
 見ていて本当にすごいと思いました。
 (そういう【動き】ができる出演者の皆さまもすばらしい~~!)


・ワタクシの「宝塚の好きな作品」として、
 「エリザベート」や「ロミオとジュリエット」といった【一本モノ】も
 もちろんありますが、
 個人的には、宝塚歌劇のオーソドックスなパターンは
 「芝居+ショー」の【二本立て」だと思っています。
 中でも、「日本モノの芝居+洋物のショー」は、
 日本モノのお衣装&お化粧と、洋物のお衣装&お化粧の雰囲気のギャップ等
 特に見ごたえを感じ、
 個人的に好きなパターンですが、今回はまさにそれ!!


・加えて今回は、座付き演出家の作品らしく、
 役の数が多くて、たくさんの方に見せ場がありました。

いや~、すばらしい。
とっても見ごたえのある、そしてサヨナラ公演らしい作品で
大満足(^^)


幕間休憩を挟み、第二部はショー、
スーパー・ファンタジー「Dream Chaser」

作・演出は中村暁先生。


開演前の様子。
CIMG1366.JPG

舞台だけじゃなく、天井~花道の壁など一面にも画像が映し出されていて
開演前もとっても美しく、ショーへの期待が高まります(^^)


ショーの感想を一言で申しますと
「ものすご~~~くオシャレでカッコいいショー」でした!


いや~、よかったです。

・大階段で始まるプロローグ
 プロローグも、フィナーレも大階段が見れるってとっても贅沢(^^)
 
 主題歌が心地よく耳に残る、大人数で見ごたえのある、
 とってもカッコいいプロローグ(^^)


・スパニッシュの場面
 曲は葉加瀬太郎さんの「冷静と情熱のあいだ」が使われるとのことで、
 それはうれしいのですが、スパニッシュに合うかしら??と思っていたんですけど
 それらしくアレンジされていて、とってもよかった。

 ショーで葉加瀬さんの曲が使われることは2回目(だったか)で、
 私が使ってもらいたい~と思っている曲はまだなんですけど、
 それでもとってもうれしい。

 この場面の美園さんの白い衣装がステキだった~。
 そう、美園さんはスタイル抜群だと改めて思いました。

 娘役さんの中ではすらりと背が高いほうだと思いますが
 珠城さんも背が高くて舞台映えする方なので、
 お二人の並びのバランスが本当にいい・・ということも改めて思いました。


・タンゴの場面もカッコよかった~~。
 そう、この場面の曲は古澤巌さんの「タンゴ・アモーレ」。
 葉加瀬さんのコンサートでお見掛けしたことのある古澤さんの曲で、
 個人的にはこれまたうれしい。
 
 ちなみに、フィナーレのデュエットダンスも古澤さんの曲。
 中村暁先生とは音楽の趣味が合いそうです(^^)

 珠城さんを見ていると、
 「背が高い」というのは男役にとっては大きな武器だなとつくづく思う。
 スーツがとってもよく似合っていて、ものすごく舞台映えしてカッコいい。

 今回の芝居の和モノのお衣装もとっても似合っておられた。
 以前、和モノのショーで見た「若衆」の装束より今回のお芝居のお衣装のほうが好き。


・ほか、KーPOPの場面や、大人数の群舞など、
 場面ごとに違う雰囲気で楽しめました。


・ロケットも、今回から月組全員が出れるということで
 人数が多くてみごたえがありました。

 
・そこから続くフィナーレはもう圧巻。

 男役の黒エンビ、めちゃくちゃカッコいい~~。

 匠ひびきさんのサヨナラ公演を思い出す「トップさんのサヨナラ公演」らしい振付に
 涙が・・・(;;)

 そしてそして、私の大好きな「トップさんの飾りのない黒エンビ姿」。

 そう、トップさんは、他の男役さんと同じ「飾りのない黒エンビ」を着ていても
 存在感があるのです。

 男役さんたちがはけて珠城さんが1人残り、
 大階段をおりてきた美園さんとのデュエットダンス。
 リフトもあってとってもステキ。
 古澤さんの曲がまた切なくていい感じ。

 そこからパレードかと思いきや、
 珠城さんが残り、男役の主要メンバーが出てきて
 サヨナラ公演っぽい、珠城さんとの「引継ぎ」のような振付。

 男役さんはみなさん黒エンビにはこだわりをお持ちです。
 着こなしも先輩から引き継がれ、
 髪型もビシっとした感じに作られますが、
 舞台の主要メンバーさんを見ていて、
 黒エンビの髪型も、みなさんそれぞれ個性があるなぁと。
 珠城さんの黒エンビのときの髪型は、
 オールバックすぎなくて、個人的には好きだな~と。
 
 男役の黒エンビから出ずっぱりの珠城さんは、
 デュエットダンスのときからすでにお顔にすごい汗をかいておられましたが
 組長さんとの絡みのときに、組長さんが内ポケットから布を取り出して
 珠城さんの顔の汗をさっとふいてあげおられた。
 組長さんの温かさを感じて涙(;;)

 いや~、珠城さんはタイヘンだと思いますが
 おかげで「飾りのない黒エンビを着た珠城さん」をあんなに長く見られて、
 しっかりと目に焼き付けることができました。

 中村先生の愛を感じました。


・いよいよパレード。
 大きな羽をしょった方が下りてくる・・と思ったら
 エトワールは美園さん。
 これも中村先生の愛を感じました。

 美園さんてこんなに歌える娘役さんになられたんだなぁと感無量。


・芝居に続きこれまた座付き演出家の作品らしい、
 たくさんの人に見せ場のある、
 退団するトップコンビへの愛を感じる、
 見ごたえのある、オシャレでステキな作品で
 大満足~~。
 

「これぞ、サヨナラ公演!!」

トップコンビの退団はさみしいですが、
大満足で帰ってまいりました(^^)

そう、今回は(そんなに前ではないけれど)S席で「44番」のお席。
舞台真正面のど真ん中で見られたこともラッキーでした。



<おまけ話 ~よかったこと~>

開演直前にステキな方たちが客席に・・と思いましたら
星組の方々がご観劇されていたようで。

星組トップの礼真琴さんのお姿も間近で拝見できました(^^)
一緒におられたのはトップ娘役の舞空さんかと思うのですが
イマイチ確信は持てず・・でした。

平日観劇、万歳~~\(^o^)/


<おまけ話 ~よくなかったこと①~>

芝居の途中で2回、携帯の着信音が聞こえました(--;

音の種類と、聞こえてきた方向が違ったので、
それぞれ別の人物だと思いますが。

「ご観劇中は携帯電話の電源をお切りください」と
開演前に何度もアナウンスがありますし、
その旨の注意書きが書かれた案内板を持ったスタッフが客席を巡回されますのに
それでもできない(しない?)人がいるのですね(--;

これが「オケの演奏ががんがん流れている場面」なら着信音はかき消されると思いますが
2回とも、
音のない、セリフのみのし~~んとしたシーンだったので(シャレではありません)
着信音、丸聞こえ。

絶対、舞台上のジェンヌさんにも聞こえたと思います(--;

マナーは守って観劇したいものです。


<おまけ話 ~よくなかったこと②~>

新型コロナウイルス対策として、
「劇場内はロビーも含めて、
 マスクを付けた状態でも会話や発声はお控えください。
 上演を続けていくためにもご協力をお願いします」
と、
劇場入口や、場内アナウンス、その旨を書いたプラカードを持ったスタッフが巡回
しているにもかかわらず、
ロビーのイスでも、客席内でも、
おしゃべりしている人を何人もお見掛け。

まぁ、1人じゃなくて複数で来られてる人に
「会話するな」というのはムリがあるのかも・・ですけど、
上演が中止になって観れなくなることを思うと
劇場の呼びかけには協力しましょうよ・・と思うのですが・・。



<月曜日(=31日)のトレーニング>

・ オフ


<火曜日(=1日)のトレーニング>

・ オフ


<水曜日(=2日)のトレーニング>

・ ウォーキング4キロ


<木曜日(=3日)のトレーニング>

・ オフ


<本日のトレーニング>

・ オフ

 生理でかなりダメージを感じ、月曜~火曜はおとなしくしていました。
 水曜くらいから少し元気が出てきましたが
 少し帰りが遅くなったことと、
 まだ走る気にはなれなかったけど少し体を動かしたい気持ちだったので
 帰宅ウォーキング。

 昨日&今日は雨を言い訳に、休みついでに休みました。


2021-06-04 21:47  nice!(33) 

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