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読書メモ♪「シャッター通りに陽が昇る」 [本]

先週読み終わり、二度読みも終えました本、
初めて読む作家さんでした。

「シャッター通りに陽が昇る」(広谷鏡子さん)

003.JPG

この本も、
たぶん、新聞か何かの書評で拝見し、
「読みたい本」リストに入れておりました。
少し前に、図書館の予約画面を確認しましたら空きがなかったんですけど
今回チェックしますと大丈夫でしたので予約(^^)

四国の「亀山」が舞台の小説となっていますが、
たぶん、「丸亀」をモデルにしていると思われます。

亀山で生まれ育った、美人で成績優秀の商店街の果物屋の娘、英里子が主人公。
高校卒業時に、「自分はこんな田舎で埋もれる人間じゃない」と、
東京の大学に進学、そのまま東京で就職、
東京暮らしも21年経って40歳になったある日、
4年付き合った年下の彼氏(=社内の男性)から突然別れを切り出され、
ちょうどそのとき、田舎の父親が病気で倒れて母親も気弱になり・・で
会社を退職して田舎に戻る。
そこで出会った奇妙なメンバーとの交流するうちに、
シャッターが目立つ商店街を復興させたいと思うようになり、
町おこしに奮闘する物語・・・
という感じのお話でしょうか。


感想を一言で申しますと、
「ちょっとしんどい部分や、ムリヤリ感を感じる部分もあったけど、
 読み終わってじんわりと元気がでてくる」物語でした(^^)


(ワタクシにとって)しんどかった部分は、
「町おこし」プロジェクト?の部分・・。
悪くないんですけど、ちょっと読んでいて退屈?で・・。

英里子さんは、ワタクシの6~7歳下の設定ですから
その年齢の方とは、少し世代が違うと言えば違いますが、
まぁ、40代女性で、ずっと働いてきた者として、
会社での立場・・みたいなのが描かれた箇所や、
親や友達、同級生との関係が描かれた部分は共感できる部分が多かったです。


高校の同級生女子が、同級生男子と結婚していて、
その男子というのが、
英里子さんが高1のときに同じクラスで、
当時、バスケ部に所属していて、脚が長くて長身、物静かな男子で
英里子さんはほのかに思いを寄せていた人で、
久しぶりに会うことになり、楽しみに向かったところ、
出迎えてくれた彼を見て、文字通り「言葉を失って」しまって・・(^^;

「当時の長身にそのまま肉がついて巨大な体になった男」が目の前に現れたため・・(^^;

・・・という場面も、ここ数年、いくつか同窓会があったワタクシには
『よく分かるわ~』 とふき出しました(^^)
(ウチの弟なんかもそんな感じに言われてるクチかと・・)


物語の最後で、
別れた年下モト彼が、突然、英里子さんに会いに亀山までやってきて・・なのですが、
そこは、ワタクシには『よく分からん(--; 』
(イマサラナニシニキタン?)

年下モト彼が、物語の冒頭で突然別れを切り出した理由は、
少し前まで同じ部署にいた20代の若い女の子と浮気して子どもができたから
「その子と結婚する」ため。

英里子さんにしてみれば、
「年下の彼氏を若い女に取られた」わけで、
「男ってなんやかんや言ってもやっぱり 『若い女』 がいいんやね」
と傷つき&腹が立ち、
お父さんのこともあり、東京生活を引き払って田舎に戻ったわけで、
ワタクシの勝手な感想としては、
『他の理由ならまだしも、新しい彼女と子どももできて結婚したんだから、
 いまさら「僕はやっぱり英里子さんにいてほしいんだと思う」って言われて
 会いにこられても・・。』
と思ってしまったんですが。

あ~、でも、
英里子さんにとって「最高のプレゼント」だと思ったラストシーン、
「東京にいた頃より素敵になった」という言葉、
これを言わせる「役」は、このお話の登場人物の中ではこのモト彼しかいないのか・・・。

ともあれ、
東京でいろいろあり、
田舎に戻ってもお父さんの病気や、
最初は商店街の集まりでも「ヨソ者」扱いされながらも
少しずつ、田舎に根をはって生きていく姿、
商店街の復興、街の活性化の内容・・から、
読み終わりの印象は「元気&さわやか」でした(^^)


<本日のトレーニング>

・ ジョグ 15キロ

・ 流し  100m×5本

・ ランジ

・ エクササイズ(腹筋、背筋、腕、体幹メニュー)

5時45分頃にスタートしてもやはり暑い・・。
でも日影が多い分、まだマシかと(^^)

シューズ水没、そろそろヤバくなってきました(^^;


2016-07-07 21:00  nice!(48)  コメント(4)  トラックバック(0) 

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コメント 4

ポッポ

えー...モト彼ドン引き...。
なにしに来やがった‼お前に踏ませる土地は亀山にはない!!と、叩き返したいくらい(なぜかアツク怒る
by ポッポ (2016-07-08 12:23) 

裏・市長

「東京にいた頃より素敵になった」。

いやぁ、このセリフを言うヤツが、
出来婚してたらアカンのとちゃうか?。
やむにやまれぬ事情で泣く泣く別れて…なら、
このセリフも活きてきそうだが…。

男の「あわよくば…」という下心が見えてイヤですなー。

このようなストーリーは、
NHKの朝ドラ向きかも知れない。
ただ、もうちょっとひねらないとこのままでは、
ドラマ化出来ないわ。安直すぎる。
タイトルはヒットの法則に乗っ取って、
「さん」か「ちゃん」を付けたいので、
「シャッターちゃん」(笑)。

これで8割ヒット確定。

ようやく待ちに待った雨!。
しかし、中途半端!。近所の祭りでしたが、
雨でも構わず露店が並んでおったわ。
何も買いませんでしたが。
て言うか、スーパー周りのほうが忙しかったので。
おかげさまで少し、気温が下がった感じ。
これで今夜も生き延びられる・・・。
by 裏・市長 (2016-07-08 22:06) 

keroyon

★ポッポさまへ
 そうなんです~~!
 何をいまさら・・で(--; 本当「アンタに踏ませる土地は・・・」
 です!!
by keroyon (2016-07-09 07:15) 

keroyon

★裏・市長さまへ
 そうなんですよ~~。
 冒頭で、あっさりと別れ話を切り出し、しかもデキチャッタ婚。
 そんな人に褒められても・・なんですよ。
 確かに「朝ドラ」向きかも・・です(^^)
 地域活性、町おこし的な内容ですし、田舎のほうで登場する人たちは
 けっこう個性的な人だったりしますので(^^)
 
 雨、昨日の雨はかえって蒸し暑かったように思いましたが
 今朝はさすがに涼しいです。
 でも降りすぎのようで心配です・・。
by keroyon (2016-07-09 07:18) 

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