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観劇レポ♪ [宝塚歌劇]

本日、宝塚歌劇 花組公演を観劇♪

演目はコチラ、
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芝居  : ミュージカル「カリスタの海の抱かれて」
ショー : レヴューロマン「宝塚幻想曲(・・と書いて、タカラヅカ ファンタジアと読むらしい)」


* (ちょっと)ネタバレ注意報発令中・・・。


前回の花組公演は、昨年9月に観劇しました「エリザベート」、
そう、あの、
「苦戦してます(><)」「長~~~い1日(^^; 」シリーズ?第一弾でございました・・。

あのときは、
明日海りおさまのトップお披露目公演であり、
トップ娘役だった蘭乃はなちゃんのサヨナラ公演でもあり・・でございました。

そんなわけで、その後任のトップ娘役に、花乃まりあちゃんが就任、
今回は新体制となって初の大劇場公演でございます。


前回の観劇は、
「苦戦してます・・」「長~~い1日」シリーズ第二段だった2月の観劇で、
予約していた日程の関係で、1ヵ月半ほど開きましたし、
前回は、E子ちゃんご主人に車で送っていただきましたので、
E子ちゃんと梅田で待ち合わせ→阪急電車・・も何だか久しぶりな感じ(^^)

そんなわけで、
前回は「チケットがどうしても取れずに早朝から当日券狙いで並ぶ」・・でしたが、
今回と次回はチケットが取れております(^^)(通常は取れるんです・・)

チケットを持って大劇場に向かえるということに、何だか幸せを感じました(^^)
(それって、当たり前じゃなかったのね・・と(^^; )


でも、今回も、(何重にもなっていませんでしたが)立ち見は出ていました。
日程も後半になっていますから、
それで立ち見が出てるということは、いい感じの内容なのかな~~と、開演前から期待大(^^)


★「芝居」、ミュージカル「カリスタの海に抱かれて」

作  :大石静さん
演出 :石田昌也先生

今回の作品は、
宝塚ファンでいらっしゃる人気脚本家の大石静さん作。
演出は石田先生・・というコンビ。

このコンビは、2011年の宙組公演
「美しき生涯 ~石田三成 永遠の愛と義~」に続き2回目。

石田先生の作品、
これまでに好きな作品もたくさんありますが、
どうも、ちょっと、
すみれコード的にはギリギリOKなのだと思いますが、下品な感じの場面が入ることが・・。

「歌劇」誌の記事などを拝見していますと、
石田先生なりに、すごく宝塚を愛してらっしゃることはよく分かるのですが、
作品は、実際に観てみないと『今回は大丈夫か??』と思ってしまうこともあり(^^;

でもまぁ今回は、
「作」は大石静さんでいらっしゃるので、あまり心配ないかな・・と(^^;
(石田先生、ごめんなさい・・)


で、今回、
感想を一言で申しますと・・・
『・・・・・』
ビミョウ(^^; かな。


話は分かりやすかったですし、悪くはなかったと思うんですよ。
まぁ、芝居のあとの幕間休憩で、
E子ちゃんと一緒に、「ツッコミどころ満載」と言った具合で『ビミョウ』ということで(^^;


いちばんのツッコミどころ?は、
主要な男性2名、
トップの明日海さんと、2番手の芹香さん演じるカルロとロベルト、
2人とも、「信念を貫いてない~」
ということでしょうか。

カルロについては、
「歌劇」誌の座談会で、作者の大石静さん自らが、
「故郷カリスタに帰り、カリスタで暮らし、カリスタで死にたいとまで言っていたのに
 貫いたのはアリシアへの気持ちだけで、けっこうつじつまの合わない人生なんですが(略)」
とおっしゃっておられ(^^;
(『分かって書いてんのかい??』と大石さんにツッコミ・・(^^; )

「アリシアへの気持ち」にしても、
アリシアはロベルトの許嫁だから、
自分(=カルロ)はアリシアが好きだけど、
「親友(=ロベルト)は裏切れない」と思って、身を引こうとしたから
てっきりそのまま身を引くんやわ・・と思っていたのに
結局、身を引かずに「思いを貫いてる」し(^^;

なので、ロベルトは、
ずっと好きだった許嫁のアリシアへの思いは届かず、
親友には裏切られたと思い、
何だか「とってもかわいそう」で(^^;

幕間休憩になるやいなや、
「なんか、ロベルトがかわいそうやったね~~」という話に(^^;


でも、そのロベルトにしても、
カリスタのリーダー、(フランスからの独立後は)初代大統領に・・ともあろう人なのに
わりとその場の雰囲気で気持ちがコロコロ変わって(そのあたりが「信念がない」ように見えた)
どうも、気持ちがフラフラしてたように見えました。


周りが、「カルロが裏切ったんじゃないか?」と言っても、
「アイツはそんなことはしない! オレはカルロを信じる!!」
くらいのセリフを言って欲しかったです。

私なら、フラフラしてるリーダーにはついていくのが不安やな・・とか思ってしまい・・。


結局、
ちょっと子供っぽいキャラではありましたけど、
いちばん肝がすわっていて、オトコマエだったのは、ヒロインのアリシアやったような(^^;

・・・・・と、
ツッコミまくり(何様~~~(^^; ) ではありましたが、
前半は、
『こういう三角関係って切ないよね・・・(;;) 』
とか、感情移入しつつ観ており、
いい感じの内容に思いましたが、
後半、劇的に?展開して解決したあたりから、
あまりにもあっさり解決したのと、
↑ で触れたように、ロベルトがかわいそうすぎるのと、
カルロとアリシアがくっついてしまったのと・・で、
あっさり幕切れ~。

まぁ、ロベルトは、
独立後しばらくは大変だと思うので、
恋人とか結婚とか、そういうことにうつつをぬかさずに、
カリスタのためにがんばって!
という感じでエールを送っておきましょうか(^^)


まぁ、なんやかんや言っても、分かりやすい内容でハッピーエンドのお話は
後味は悪くなくていいです(^^)

ワタクシ個人的には、芹香さんは好きですが、
なんと言いましてもトップスターの明日海りおさまが美しすぎ!
アリシアが惹かれるのは仕方ないでしょう!


2人が「恋に落ちた」ときの歌が何だかとっても素朴でよかった(^^)
いいトシをして、結婚や恋愛に対して「夢見る夢子」のワタクシは、
そういう「素朴な恋愛」に憧れますので、こういう内容のラブストーリーは好きです♪



さて、幕間休憩をはさみまして、ショー。

★ショー:レヴューロマン「宝塚幻想曲(・・と書いて、タカラヅカファンタジアというフリガナが)」

作・演出は稲葉太地先生

まだ若手の演出家。
これまでの作品も悪くない印象。
若い先生なので、新しい感じの場面もありますが、
わりと「正統派」っぽい雰囲気の作品のような。


開演前の様子
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タイトル通り、
幻想的な雰囲気の中、ショーが始まり・・。

プロローグは、「白い」お衣装、
明日海さんがセリ上がりで登場され、
ダボっとしたマント?みたいなお衣装だったので、
『下に何か着てはりそう』と思いましたら、やっぱり、
総踊りになったときに、舞台上で(それをさっと脱いだようで)チェンジ。

真ん中あたりでも、
花魁姿で登場され、そのときも舞台上でさっと男役の格好にチェンジ、
宝塚歌劇は、そういうところはいつも鮮やかでスバラシイ♪

プロローグは、後半からみなさん白い羽扇で。
最後は、明日海さんに巨大な羽がついたみたいな感じで終わって、
とっても美しかった(^^)

白いお衣装に白い羽扇はため息がでるほど美しくて好き♪

羽扇が出てきたところは、
すでに舞台に出ている人たちは、
袖から羽扇を持って出てきた人たちから受け取っていて・・で、
そのあたりも鮮やか~~。
きっと、段取りで、『誰が誰に渡す』とか、細かく決まってるんやろな~とか思いつつ。
下級生が上級生に渡す・・なんて役割のときは、
毎回ドキドキしながら渡してるんやろな~とか勝手に想像・・。
最近は、そういう「舞台裏」まで勝手に想像して楽しんでいますが(^^;


バスケの場面があったり、
ストーリー性のある場面があったり、
ゴスペル風な場面はコーラスはすごい迫力で、
さすが、前回、エリザベートやっただけあるな・・という感じ。

場面はいわゆる「ショー」ですが、
プロローグから「和」の感じの音楽や雰囲気が入っていたり・・と、
そういう「ミスマッチ」?もおもしろかった。

男役さんの大階段の黒エンビも
曲は「さくら」で、
三味線ロックというか、ボレロというか、そういうふうにアレンジされた曲で。
けっこう忙しい感じの振りで、
大階段でのフォーメーションなども、駆け足で移動されていたり・・で
けっこう動きが速く、いつもとはちょっと雰囲気が違う気が・・。

トップコンビのデュエットダンスの曲は「花が咲く」(復興ソングの?)で、
しっとりと、和の感じもあり~でした。

デュエットダンスもでしたが、
それまでの場面でも、
男役さんと娘役さんが組んで踊るシーンはリフトがかなり多くって。

デュエットダンスにはやっぱりリフトがあったほうが見応えがあっていいですね~。
(持ち上げる男役さん、持ち上げられる娘役さん、どちらも大変だと聞いていますが・・。)


フィナーレは、
白とすみれ色のお衣装で、とっても美しかった・・。
白を基調にしたお衣装の場面はやっぱり美しくて好きです(^^)


明日海さんがトップさんになられて初めてのショー、
このコンビでももちろん初めて。

とってもよかったです(^^)
やっぱり、タカラヅカは「芝居+ショー」の二本立てが好き♪


今回の公演で、
ワタクシの大好きな娘役さんの華耀きらりちゃんが退団・・・(;;)

あ~~~~(;;) ついにこのときがやってきてしまいました・・・。

娘役さんとしてはだいぶ長く頑張られていたんですけど・・。
毎回、集合日の発表を見ては、退団者に名前が載ってないことにホっとしていたんですが。

お顔も美しい方ですが、
表情が本当にステキで・・。

今日も、男役さんと組んで踊る場面などは、本当にステキな表情でした。
(あんな顔で見つめられたら、私が男なら絶対にダメ(><)・・と思う)

今回は、
退団・・ということもあってか、
ショーでは彼女が中心っぽい場面もいただいていたり、
フィナーレの前の場面では、明日海さんと組んで踊っていたり・・と、
演出家さんの愛を感じる場面が多く、
密かに応援してきたワタクシもとってもうれしかったです(^^)

最後のパレードのときなども、
明日海さんも観たいけど、
まだこれからも観れるんで、
オペラグラスで華耀きらりちゃんをず~~っと追い続けて、
ステキな笑顔をしっかり胸に刻んで帰ってきました(;;)

花組公演を観るときに、
きらりちゃんの笑顔を見るのが本当に楽しみで、
その笑顔に本当に癒されました・・。
これまで長い間、お疲れ様でした。ありがとう(^^)


<桜満開の「花の道」♪>

宝塚駅からショッピングセンターを抜けて、
大劇場に向かう道は「花の道」と名付けられています。

今この時期、まさに桜が満開♪

信号のところからもすでに桜が♪
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芝桜や、その他のお花もきれいでした(^^)
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この先、「宝塚ハーフマラソン」のスタート場所くらいまで、
桜並木が続いています(^^)
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昨日の浜寺公園に続き、
「花の道」の桜も見れて幸せ(^^)


<本日のトレーニング>

オフ


2015-04-04 21:00  nice!(46)  コメント(7)  トラックバック(0) 

nice! 46

コメント 7

ハリネズミ

お天気にも恵まれてすばらしい観劇日和でしたね~^^。
大劇場まで続く「花の道」、
こちらも満開の桜で観劇ついでにお花見までw。
ただ宝塚と言えばすみれを連想するのですけど、
花の道には植わってないようですね?^^;
by ハリネズミ (2015-04-05 06:29) 

裏・市長

もう、ワザワザ花見に行く必要もない満開さ!。

しかし、毎回のレポートすごいわ!。
ここまで気合い入れて分析しながら観劇してくれたら
制作側も感激するわ!。
しかも、またデーブイデーが出たら復習なさるでしょう?。
すばらしい。この情熱、勉強になります。

そうか…今回、悪くはないけどビミョウ評価。
あるねぇ、ドラマとかでも「なんでここでこうなるねん!」、
もう、オレに脚本書かせろ!ってのが。
CDやDVDの解説書でもありますねん。
「わかってない人」が「仕事で書いてる」だけのが。
「愛が足りない」のよ、愛が。
もうタダでいいから書かせてほしい!。何度思ったことか。

今日の雨でサクラもおしまいかな?。
ホントにエエ時に行ってきなすった。

by 裏・市長 (2015-04-05 10:04) 

ポッポ

大石静さんってセカンド・バージンの脚本家ですね。
宝塚歌劇の脚本もされるんですね~。
開演時間に合わせてお出かけできるのって幸せですね♪
満開の桜道とは、まさに宝塚ロードですね~。
by ポッポ (2015-04-05 11:57) 

JUN

わーー羨ますぎる満開ぶり(*´ω`)
お天気も関西地方は素晴らしいですね。
関東は土曜はどんよりで風も強く
今日の日曜は雨予報です。
開花から晴れた日が少なすぎですショボーン
by JUN (2015-04-05 11:57) 

keroyon

みなさま、ご訪問・コメント・niceをありがとうございました!

★ハリネズミさまへ
 雨の予報だったんですが、思わぬ晴れ(^^;
 E子ちゃんが「大きな傘」を持ってくると絶対に降らない・・
 というジンクスが(^^) 昨日もそうなりました。
 「花の道」、観劇歴は長くなってきましたが、桜の見頃にちょうど
 チケットを取ってる・・ことはなかなかなく・・ですので
 昨日はラッキーでした(^^)
 けっこうたくさんお花が植わっていたんです。
 すみれは・・どうでしたでしょう・・・。

★裏・市長さまへ
 本日も、練習しにいった公園で満開の桜を見れました(^^)
 なんやかんや言いつつ今年も手近なところで楽しめました(^^)
 毎回のヅカレポ(^^; 
 さらりと済ませよう・・と思いつつ、やっぱり気合が入ってしまい
 ましたか・・(^^;
 DVDは毎回は購入していません(^^)
 なのでできれば2回は観たいのですが、なかなか・・・。
 取扱い説明書、「わかってない人」が「仕事で書いてる」だけの、
 ありますよね・・。
 そうです、やっぱり「愛が足りない」んですよね(^^;
 自分が使うことをイメージして書いていただけたら・・と。

★ポッポさまへ
 大石静さん、私はあまり見ていなくって・・。
 「愛と青春の宝塚」(ドラマ)もそうだったみたいで、これは見ていましたけど
 今知りました(^^; 「セカンド・バージン」もそうですね。
 宝塚ファンのようで、前回、初めて宝塚歌劇を手掛けられたときに
 「(このお話がやっと)きた~~~!」と大喜びされたそうです。
 でもすごいプレッシャーも感じられたみたいです。
 たまにチケットが取れないことがありますと、チケットを持って
 観に行ける幸せを感じました。

★JUNさまへ
 昨日は本当は雨の予報だったんですが、すごくいいお天気
 でした(^^; 
 今年の桜は、おっしゃるとおり、開花から満開まで、晴れた日が
 少なくて残念でした・・。
by keroyon (2015-04-05 18:11) 

liang

いろんな脚本家が参加してるんですねー。
大石静さん、好きな作品もありますが、主人公ダメ男が多い気が……。
宝塚でも?! それはそれで興味深いです~。
by liang (2015-04-06 06:59) 

keroyon

★liangさまへ
 いえ、外部の方が脚本などに加わる機会はそんなにないです。
 珍しいかと思います。
 大石静さんは宝塚ファンでいらっしゃいますので、そういうのも
 あってか・・と。
 私、この方のドラマを見ていないかも。
 「功名が辻」もそうだったんですね。そういえばあのドラマも、
 一豊さまはあまり「押し」が強くなかったかも(^^;
by keroyon (2015-04-06 23:12) 

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