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感動~~♪(UTMFの録画) [ランニングの話題]

5/18~20に行われました、トレイルレース、
「ウルトラ トレイル・マウントフジ(=UTMF)」、
6/15(金)の夜、NHK BSで
「激走! 富士山一周 156キロ ~ウルトラ トレイル・マウントフジ」
という番組にて放送されていましたので、録画、
本日見ました~。

昨年秋に、
8月に行われました、トレイルレースの世界最高峰と言われています
「ウルトラトレイル・デュ・モンブラン(=UTMB)」の
レースのドキュメント番組を見て大感動~でしたが、
今年から始まりました、富士山一周のこのレース、
もう感動~~~~~(;;)

「ランナーズ」誌でも別冊付録が付いて紹介されていたり、
ソネットブログの方で、参加された方がおられましたので、
そのお方のブログを拝見し、いろいろ想像しておりましたが・・・。

想像どおりの、すごいレースでした・・。

5/18の15時スタート、
コースは富士山をぐる~っと一周、約100マイル(156キロ)、
制限時間は48時間、
累積標高差は8530メートル
という・・・。

番組は、
昨年の、「UTMB」の番組と同じように、二部構成。
第一部は、トップランナーさんたちに、
第二部は、市民ランナーさんたちに密着・・という構成。


第一部、
日本のトレイルランナーの第一人者、鏑木選手は、
今回、主催者さんなので不参加。

番組で追いかけておられた6名のトップ選手、

ジュリアン・ショリエ選手(フランス)
         18時間53分12秒で優勝! 初代王者となられました。

ハル・コナー選手(アメリカ)
         まだ前半の山の中で走るのをやめられ・・。
         低体温症のため、リタイアされました・・。

日本人4名、
これまで、「ランナーズ」誌や、昨年の「UTMB」の番組で拝見したり・・で
名前と顔は知っている方ばかり・・。

石川弘樹選手
        直前の海外合宿中にわずらった腸炎の再発により、67キロでリタイア・・。

相馬剛選手
        フルマラソンを2時間半を切って走る走力に加え、
        内臓の強さもお持ちで、
        前半、快調に進んでおられましたのに、
        いきなりがっくりとペースが止まったようで・・。
        102キロでリタイア・・。

このお二人ですら、リタイア・・って、かなり過酷なコースなんやろなぁ・・と。

一方、
山本健一選手
        「UTMB」の番組でもお見かけし、笑顔のさわやか~な方。
       最初から「マイペース」を貫かれ、最後まで楽しく走られ、日本人最高の見事3位!
       21時間15分02秒

       ご本人さんが走りながら言っておられましたが、
       「自分のペースを貫くことが勝利への近道」
       「(レースでは)自分以外の人はコントロールできない、
        自分の力を発揮するには、自分がリラックスして楽しむこと、
        結果、いいレースができる。」

       まさにそれを実践され、
       後半も本当にお元気で、マイペースのレースをされていました!

横山峰弘選手
       「UTMB」の番組で、痛めた両足首の手術後でまだ痛みが残っており、
       95キロでリタイアされたことを覚えていました。

       43歳のプロトレイルランナー。
       ワタクシは同い年。
       
       手術後、100マイル完走から遠ざかっておられ、
       今回完走できなければ、引退も考えておられたようです・・。

       前半、上位から離れ、格下の選手にも抜かれ、
       ご自身も、「カッコ悪い」と思いつつも、
       とにかく完走を目指して
       「恥をさらすことにも耐えて」前半をしのいでいかれ・・。

       後半になるにつれ、お元気そうな顔になっていかれ、
       後半の難所、天子山地(=11の山を縦走する)に入ってからは、
       「いける」という手ごたえを感じられたのだとか・・。
       「(トレイルランナーとしての)この先もある」という道筋が見えたそうです。

       マイペースを貫かれ、ペースを落とさず走り続けられた結果、5位!
       (22時間33分48秒)
       今回、完走されて本当によかったです・・。

いや~~、
トップランナーさんたちの意地、根性、
すばらしかったです・・。

それにしても、
トップ選手が走っていかれる映像を撮っておられたカメラさん、
すごいですね・・。
あの山道を、たとえ少しでも追いかけて撮られるって・・・。
スバラシイ・・・。


第二部の、
一般の市民ランナーさんに密着・・も感動でした~。

拝見しながら、
ワタクシが、これまで走った100キロマラソンを思い出したりしていました・・。

けど、100キロマラソンは、
まぁ、足元の悪い道路もありますけど、
なんやかんや言っても「ロード」のレースですから、
「ふつうに走れる」道ですが、
このレースは、8割が未舗装の山道・・・。

ソネブロの某選手が、
ご自身で走られたあと、
「国内で、もう少し厳しいコースはないものか」
みたいなことを書かれておられましたので、
「走りやすいトレイルコースやったのかな??」
と、勝手に想像しておりましたが・・・。

番組見ていて、全然そんなこと、ないじゃないですか~~~。

ロープつたって、下りている山道とか、
歩くしかないような、厳しい山道がいっぱい・・みたいでしたけど・・・。

某選手、すごすぎます・・・。
番組見て、改めて尊敬しました・・・m(_ _)m


カメラが密着されていた数名の方、
みなさんステキでしたけど、
印象に残ったのは、
66歳のお父様と、37歳の息子さんの親子ランナーさん。

息子さんは、力のある選手で、今大会もシードランナーさん、
最前列からのスタート、24時間以内のゴールが目標。
お父様は、完走目標。

でも、息子さん、
極度の疲労から、102キロ地点のエイドで倒れこんでしまい、
何時間か休むことに・・。

お父様が、
難所の天子山地に入る前のエイド(102キロ地点)に入られたとき、
息子さんからちょうど電話が・・。

「天子山地は厳しいから、もうそこでリタイアしたほうがいいんじゃないか」

でも、お父さんは、「行きたい」


その102キロ地点のエイドを出発するときには、
全員、メディカルチェックを受けなくてはなりません。

「屈伸」ができなければ、天子山地を超える脚力がない・・と判断されるそう・・。

お父様、屈伸がうまくいかず、あと30分休むように言われていました・・。

メディカルチェックのところで、
「ランナーズ」誌でお見かけしたことがある、福田先生が映っておられました♪
お顔は存じていますが、声を聴くのは初めてでした♪


天子山地を走るお父様に、息子さんから電話が・・。
息子さん、今回はもう、順位はいいから、
天子の先の「本栖湖のエイドで待ってるから、一緒に走ろう」

ご一緒されてからのお二人の会話が、
漫才みたいでめちゃくちゃおもしろかったです(^^)

本栖湖で再会された父子、
子「遅かったな・・。 ゆっくり休ませてもらったわ。
  ・・・・・じゃあ、いくよ~。」
父「え~? 少しゆっくりしたい。」
子「ゆっくりしてる時間ない」

一緒に走り始め、山道で、
子「こんなこと、66歳になってまでやってほしくない」
  (息子さんは、お父様に長生きしてほしいので、こんなハードなレースはやめてほしいと
   スタート前からおっしゃっていました)
父「いい経験(^^)」
子「それで済まされたら、たまらんわ(--; 
  5年に1回くらいなら・・。次は71に。」
父「そんなんなったら、もう走れん・・(^^; 」

ゴールの河口湖の手前の道にて
父「少し休まんと、本番までに疲れそう・・」
子「本番って、いつや?」
父「ゴール手前100メートル(^^; 」
子「そんなん、頑張らんでいいって!!」

漫才聞いてるみたいで、大笑い(^^)

おふたり、44時間29分27秒で見事完走!

お父様は、完走者中、最高齢だったそうです。

これまで、
旅行先などでも、
「母娘」はご一緒したことありますが、
「父息子」っておられなくて、
あまり会話も聞いたことなかったので・・。
なんか、新鮮でした(^^)

父息子で一緒に走れるっていいですね。


「いいですね」と言えば、「ご夫婦で参加」もいいですね~。

密着取材では、
トレイルランがご縁で結婚されたというご夫婦が♪

いつも一緒にレースに出て、揃って完走されるそう♪
うらやましい(^^)

夜、ご夫婦が、眠気をガマンして山道を進んでおられたとき、
小熊の鳴き声??

一気に眠気がふっとんだ!というシーンもありました。
お二人は、45時間53分23秒で、揃って完走♪

それにしても、熊も出るかもしれないのか・・・・・。
ほんとに過酷なレース・・・。


ゴール場所では・・、
47時間59分台でゴールされた方、
一方、48時間00分28秒だった方・・・、
この方は、「完走」と認められません・・・。

48時間走ってきての28秒・・・・。
う~~~ん、厳しい。
どこかでどうにかならんかったんかいな・・とも思いますが、
これも、レース・・なんでしょうね。


距離も、ハードさもくらべものになりませんが、
市民ランナーのみなさんの走りを拝見していて、
100キロマラソンのことを思い出しました・・。

昨年の100キロで、
お腹が痛くて、何度もトイレに行ったこと・・、
今年は、
前半とばしすぎて、後半ボロボロ、
雨と風の中、やめたくなる気持ちをどうにかおさえて走ったこと・・。

番組の中で、ある選手がおっしゃっていましたが、
なんで、このレースに出たか・・というと、
「非日常を感じたいため。
 日常生活で経験できないことが起こってくる。
 (それらを乗り越えていくことが)生きていくうえでも自分の財産になる。
 自分の限界も分かる。」

うん、分かる気がします(^^)

トップランナーさんでもリタイアされた過酷なレース、
それでも、約7割の方が完走されたのだとか・・。

市民ランナーさん、すばらしい・・・!

あ、参加資格は、
「過去2年以内に、
 50キロ以上のレースを2回または100キロ以上のレースを1回完走していること」
と番組中にありました。

一応、参加資格はありますが(^^;
恐ろしくて(?)出てみたい・・とは(^^;

でも、モンブランに行くよりは、
まだ、実現可能っぽい??(日本国内ですし・・)


2012-06-17 18:34  nice!(25)  コメント(10)  トラックバック(0) 

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コメント 10

DON

足の具合は、いかがでしょうか?
かなり過酷なレースなんですね(^^ゞ
って、keroyonさんも出場資格が有る!!!凄っ。
フットサルの4時間でも、倒れそうでした(@_@;)
by DON (2012-06-17 19:49) 

ジャミール千里

やはり100キロ以上のマラソンは精神力が物を言うのですね。
自分の限界への挑戦、すごいです!
100キロを走れるkeroyonさんもすごいです!
ちなみに私は・・
苦しいことは早く終わらせたいたちなので、
今のところハーフマラソン止まりです(´・ω・`)

by ジャミール千里 (2012-06-17 20:43) 

ぴょん吉

UTMFの放送を見たかったんですが、うちはBSがみれない(><)
100キロの大会で後半になると、思っている以上に行動に時間がかかるので、48時間となるとなおさらでしょうね。
だからどうにかしようとした上での28秒オーバーじゃないかと。
でも完走扱いにならなくてもすごいですね~
スパルタスロンに挑戦したいという話も聞きますが、
参加資格があるけど、挑戦したいなんて思ったこともないですから。
たとえ、お金と時間があっても…
萩往還でも、ん~
女性ランナーさんに言われた「根性ないんか」の言葉が痛い(^^;
by ぴょん吉 (2012-06-17 21:59) 

liang

私もティッシュ片手に正座してみました。
想像を絶するぐらい苛酷でしたねー(゜ロ゜)
某ランナーさん、どんだけ猛者なんでしょう。
あのお父さん、最高でしたよね。息子さんの愛の合いの手も。
2位になった選手が泣きながら走ってたり
リタイアした人のやりきれなそうな顔だったり
編集うまいですよね、NHK。まんまと泣かされました。
参加資格があるkeroyonさん、それだけでもスゴイ!尊敬します!!
by liang (2012-06-17 23:08) 

SABORU_1001

完走した方々も 満身創痍なんですね、リタイヤになってしまうか紙一重…
by SABORU_1001 (2012-06-18 07:17) 

はるゆうなお

とても過酷ですねぇ
道の悪いところもあったり・・しかも100キロなんて~
私なんて歩いても気が遠くなりそう
keroyonさん参加資格あるんですね~!!
凄いです!
by はるゆうなお (2012-06-18 08:38) 

kummy

壮絶なレースですよね…参加される方を尊敬しちゃいます!
by kummy (2012-06-18 09:28) 

koume

100キロを走れるなんて、すごいです(@@)
keroyonさん、参加資格があるんですね~!!
すごいです♪
今のうちにサインください^^

by koume (2012-06-18 11:21) 

sally

某選手です。
どさくさに紛れて映ってないかと思いましたが
映ってませんでした~ 残念。。
そうそう自分しかコントロール出来ないんです。
(自分もコントロール出来ない時もしばし)
親子のお父さんのキャラ良かったですね~

P.S. keroyon選手は峠走するから大丈夫ですよー
by sally (2012-06-18 19:49) 

keroyon

みなさま、ご訪問・コメント・niceをありがとうございました!

★DONさまへ
 ご心配いただきありがとうございます!
 かかと歩きができるようになり、だいぶ生活がラクになりました!
 最初、足を着くのが怖かったですが、だいぶ慣れました。
 フットサルの4時間ってハードそうですね!
 「一定のペース」で動き続けるわけじゃないので、キツそうな気が
 します・・。

★ジャミール千里さまへ
 どの距離でも、「気持ち」が大事だと思うのですが、
 距離が長くなりますと、その分体もキツく、やめたくなる誘惑も
 強くなってくる気がします・・。
 私はスピードがないので、「しんどいのを我慢して粘る」長めの
 ほうが、性に合ってる気はしますが・・。
 ハーフは、ペースが速いので、キツいレースだと思いますよ~(^^;

★ぴょん吉さまへ
 そうなんですか~? 意外・・。
 もっと長い距離にチャレンジされそうな気がしました。
 私は、100キロ超えのレースはちょっと考えられません(^^;
 寝ずに走る・・なんて考えられません・・。
 28秒オーバーの方は、インタビューで、「私の練習不足です!」
 っておっしゃっておられて、潔いなぁと思いました。

★liangさまへ
 そうそう!! あの2位の方の涙も感動でしたよね・・。
 走りながら、「感極まって涙が・・」は、分かる気がします・・。
 あのお父さん、最高でしたね!
 泣きながら見ていましたが(足は投げ出していましたが・・(^^; )
 あの親子のやりとりは吹き出しました(^^)
 それにしても、某ランナー様はすごすぎます・・。

★SABORU_1001さまへ
 トレイルレースは、山道に入りますとリタイアも厳しくなります・・。
 いい味だしておられた親子のお父様、天子山地に入る前に
 屈伸ができず、もう少し休憩するよう言われていましたが、
 次にOKもらったあとも、「もし途中でダメというときは、自力で
 ここまで戻ってくる力を残してリタイアしてください」ってドクターに
 言われていました。
 山は、自力で下りてこないと死んじゃいますもんね・・。
 そういう意味でも、ふつうのマラソンレースとは違い厳しさがあると
 思いました。

★はるゆうなおさまへ
 この番組のレースは、100マイルですので、約160キロ、
 しかも山道、考えられません!!
 あ、100キロのレースは、歩いたら気が遠くなりそうです・・(^^;
 フルマラソンの距離も、「歩け」と言われたらキツイかも・・です(^^)

★kummyさまへ
 本当、すごいレースでしたよね・・。
 テレビではあまり映っていませんでしたが、女性もかなりおられ
 ましたね・・。
 本当、尊敬しますよね~!

★koumeさまへ
 私ごときのサインくらい、いくらでも~~♪
 でも、価値ないですよ~~(^^;
 100キロは、私の感想ですが、「体に悪い運動」だと思うので(^^;
 走るとしても年1回にしとこうと思っています(^^;

★sallyさまへ
 すごい過酷なレースだったじゃないですか~~!
 尊敬します・・・。
 お天気よさそうでしたので、寒暖の差もありそうでしたね・・。
 夜の山道は寒そう・・。
 装備が重要ってすごく分かりました。
 私も、sallyさま、映ってないかな~って探したんですよ。
 スタート前の映像とか・・。
 映ってなかったんですかぁ・・。残念・・。
 
 ダイトレコースを練習で走ったことがありますが、
 最初一人で行きましたら、とある区間で道を間違って、
 旧道に入ってしまい、けもの道みたいなところを通ったことが
 あって・・。
 でも、それよりも、ハードそうなコースでしたよ・・。
 今更ですが、お疲れ様でした!完走おめでとうございます!
by keroyon (2012-06-18 23:49) 

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