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読書メモ♪「上杉鷹山」 [本]

10月のはじめに、○ックオフで仕入れてきた本です。

そのときの記事にちょこっと書かせていただきましたので、ご記憶にあるかも・・ですが、
先月、「ドカ走り」のときにラン友さんと本の話になり、
「絶対に108円コーナーにあるから、よかったら読んでみて」と
勧めていただいた本。

買いだめした本はいろいろありますが、
とりあえず気になったのでこちらから(^^)


「上杉鷹山」(童門冬二さん)

001.JPG

確かに、
108円コーナーにたくさん並んでいましたので(^^)
『そこまで言うなら、読んでみようじゃない!』 (何様~~(^^;??)
と、購入。


感想を一言で申しますと
『すっごくよかった(;;)』

本当、すばらしかったです・・。


あまりにもすばらしい人すぎて、
ひねくれモノのワタクシなんかは(^^;
『こんなすごい人、ほんまにおったんやぁ・・』 と思ってしまうほど(^^;

「小説」ですから多少の脚色はあるかも・・ですが、
本当にこんなすばらしい藩主がおられたんですね。

作者の童門さんが、「あとがき」で
「書きたいモチーフは『美しい日本人の心』」
「なにはともあれ『こんな日本人がいた』ということを少しでも感じていただければ
 こんなうれしいことはない」
とありましたが、読んでいて、それはものすごく感じました。


本文にも出てきますが、
J・F・ケネディ大統領が、日本人記者団からの
「あなたがもっとも尊敬する日本人は誰ですか」との質問に
「それはウエスギヨウザンです」
と即座に答えられ、
逆に、その質問をした日本人記者団のほうが上杉鷹山を知らなかったという
残念なエピソードがあったとのこと。


ワタクシ、
最近は、池井戸さんの「企業モノ」を読む機会が多かったですが、
この本も、江戸時代のお話ではありますが、
内容は、今の社会となんら変わらないなぁと思いました。
今の職場、地域の付き合いその他にあてはまることがいっぱい・・という感じ。

ものすごく上から目線で恐縮ですが(^^;
特に、人の上に立つ立場の人、働いている人、そして女性にも、
参考になることがたくさんあるように思いました。

政治家さんたちも、ちょっとこれ読んで、見習ったらいかがでしょうか?
(・・・・・とエラそうに言う(^^; )


それにしても、
「嫉妬(特に男同士の嫉妬は怖い・・)」
「出る杭は打たれる」
「長いものには巻かれろ」
「権力者にとって都合のいい習慣を変えていくことの難しさ」
などなどは、
いつの時代にもあったことなんやなぁと(--;


いいことばっかり言ったり、いい顔するばかりが「いい人」じゃなくて、
鷹山も、厳しいときは厳しかったですし、憎まれ役になったときも・・・。
でも、「心から藩と民のことを思って」「誠実に」接していれば
分かってくれる人は分かってくれるし、
分かってくれる人は徐々に増えていくんですよね。


「下巻」の最終章、
鷹山がそれまで取り組んできたことのすべてが報われた気がしまして、
・・・・・泣けました(;;)


読んでびっくりした点は、
これまで、この時代の小説とか、ドラマなどの印象では、
「藩主」というのは「絶対」で、
「たてつく」とか、「言うこと聞かない」とか、
ましてや「引きずりおろす」なんてとんでもない!
という感じでしたので、
鷹山が、養子として上杉の家に入ってからの苦労が、意外でびっくりでした。

まぁ、重臣たちの言うことをおとなしく聞いて、
「お飾り」みたいな藩主だったら苦労もしなかったのかも・・ですが、
それでは藩が破たんしてしまう・・という状態でしたので。

何かで読みましたけど、
歩いていたらそんなに向かい風は感じませんけど、
走ったり、自転車で走ると風を感じるようになります。
飛行機なんかは外はものすごい風の音がしますし、
自分が進むスピードを上げると、それだけ抵抗が大きくなるんですよね・・・。


あと、欲を言えば、
鷹山が養子として迎えられたのは17歳、
そんなに若いのに、なんでこんなに「できた人間」だったのか、
九州の実家でどのように育ってきたのか、どんな子ども時代を過ごしてきたのか、
そのあたりを知りたかったな~と思いました。
(そこまで触れると物語が長くなりすぎますかね。)


この作家さんの作品を読むのは初めて。
以前、新聞に、エッセイ?みたいなのが連載されていたのは拝見しており
一度なにか作品を読んでみたいなとは思っていたのですが。

今回、RUN友さんに勧めていただいて、
この作家さんを読むきっかけ&ご縁ができました(^^)

新聞の連載の印象では、『硬い感じの文章かも?』と思っていたんですけど
読んでみますとぜんぜんそんなことはなくて、
上下2巻でしたが、サクサク読めました♪

「歴史モノ」を書かれることが多いのでしょうか。
これも、先日書かせていただきましたが、
ワタクシと同じ名字の戦国武将の本も書かれているようですので、
上下ともそろっていたら、ゲットして読もうかなと思っています。
(でも、「読書メモ」は、名前がバレちゃうのでアップできません・・・(^^; )


<おまけ画像・・・(^^; >

近所のドラッグストア内にありますいきつけの調剤薬局にて、
処方箋のお薬を待っておりますと・・・。

ドラッグストアとの境目にいてます「ケロちゃん&コロちゃん」、
何やらいつもと違う様子???

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10月だからか、
ケロちゃん、このようなモノを被らされていました(^^;

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薬剤師さんにお断りして撮影(^^)


<本日のトレーニング>

・ ジョグ10キロ

・ エクササイズ(腹筋、腕)


本日用事があったため、21時過ぎに公園を走っておりましたが
けっこう走っている人がいらっしゃいました。

長居の練習会でお会いしたことのある女性にもバッタリ(^^)

ワタクシ、ぼ~っと走っておりましたら、
「長居に来られていますよね? keroyonさんですよね?」
と話しかけて下さいました。
ありがとうございます♪


2014-10-15 23:51  nice!(53)  コメント(6)  トラックバック(0) 

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コメント 6

ハリネズミ

また全作品読破の作家さんがおひとり、増えました?^^
勧められて読んでみるっていうのもいいですね。
今までは手にしてなかった作品を知るきっかけになって。

ケロちゃん! みごとな仮装ですね^^。
コロちゃんも・・・・と思いましたが、2匹そろって仮装をしたら
元の姿がわかりませんね^^;。
これ、台座部分にスイッチのようなものが?
もしかして首をふったりするケロちゃん&コロちゃんかしら?^^
by ハリネズミ (2014-10-16 07:50) 

よーちゃん

そこまで絶賛されるんやから、
きっと面白いんやろねー。
108円コーナーで探してみよっと(^_^)
by よーちゃん (2014-10-16 08:08) 

ポッポ

私も108円コーナーに走らなきゃ!です。
上杉鷹山知らなかったです...。
by ポッポ (2014-10-16 11:33) 

liang

中国の歴史物を1作品だけ読んだことがあります。
この本は未読なので、そのうち読んでみます(^_^)
by liang (2014-10-16 14:58) 

昆野誠吾

ああーなんかコロちゃん、
目がうるうるしているような^^
こ、怖いよ~;;のウルウルなのか
被り物ケロちゃん素敵!なのか(笑
by 昆野誠吾 (2014-10-16 18:01) 

keroyon

みなさま、ご訪問・コメント・niceをありがとうございました!

★ハリネズミさまへ
 この作家さんの著書、ものすごい数のようです~~~(@@)
 私のような本の読み方でしたら「全作品読破」はムリと思われます(^^;
 (池井戸さんは、今ならまだ追いつくことも可能な感じ)
 本は人それぞれ「好み」がありますから、あまり人に勧めたりは
 しないほうがいいのかな・・とずっと思ってきましたし、
 私自身も好みじゃないのを押し付けられるのは好きじゃなかった
 ですが、ブログを始めてから、そういうのも変化してきたように
 思います。
 あ、でも、人には勧めませんけど(^^; 
 私自身は「新しい作家さん」に挑戦したくなってきました。
 なので、他の方のブログの「読書」記事や、いただいたコメントに
 書いて下さっていた作品、お友達に教えてもらった作品など、
 新たな出会いが広がってきましたので、ありがたいと思っています。
 それまでは、どうしても自分の知ってる作家さんに偏っていました
 ので・・。
 ケロちゃん、仮装していました(^^;
 二頭身どころか、ほとんど頭・・状態になっていますね(^^;
 台座部分のスイッチのようなもの? 気づいていませんでした(^^;
 たしか、首をふるタイプではなかったように思いますが・・。
 今度、こっそり、頭を触ってみます(^^)

★よーちゃんさまへ
 歴史モノなのでお堅くて読みにくいかと思っていましたが
 そんなことはなかったです!
 たぶん108円コーナーで見つかると思います(^^)

★ポッポさまへ
 ネットでちょこっと検索しますと、「素晴らしい人なのになぜ
 大河ドラマにならないのでしょうか」みたいな質問には
 「知らない人が多いと思うので視聴率がとれなさそう」
 「1年間、話が続かない」などなど挙げられていました。
 言われてみればそんな気も・・。
 もう戦国の世は終わっているので、合戦シーンはないし、
 かと言って、大奥みたいなのが出てくるわけでもないので・・。
 本がすばらしかったので、大河とかでやってほしい~と一瞬
 思いましたが、そうなるとまた印象も変わってくるかも・・ですので、
 本は本のままがいいのかも・・(^^)

★liangさまへ
 著書、ものすごい数ですよね・・。
 私も、他に興味のあるものだけ読んでみたいと思います(^^)

★昆野誠吾さまへ
 本当(^^) コロちゃん、目がうるうるしているようですね(^^)
 しっかしこの仮装、二頭身どころか、ほとんど頭状態に
 なっていますよね(^^;

by keroyon (2014-10-17 00:01) 

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