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読書メモ♪「スイート・ホーム」 [本]

前回の読書メモに引き続き原田マハさんの作品。

「スイート・ホーム」 (原田マハさん)

CIMG1213.JPG

前回読みました「たゆたえども沈まず」と同じ時期に予約しましたら
すぐあとに順番がまわってきてお借りできました。

「たゆたえども・・」は、文庫版は何百人待ち状態ですから
単行本も「次予約有」で延長できなかったのは納得でしたが
今回の「スイート・ホーム」は
(比較的すぐにお借りできましたし)延長できるんじゃないかな・・と
高を括っていましたら「次予約有」ですって(><)

「たゆたえども・・」がずっしり読み応えのあるボリュームの本で、
二度読みしている間に「スイート・ホーム」の貸出期間が半分を過ぎてしまい
そこから「延長できない」と分かり、大慌てで読みました。

こちらは、1ページあたりの文字数ゆったりめの本で
わりとすぐに読めて助かりました(^^)


さて、感想を一言で申しますと、

【とってもステキなお話】でした。


それにしても原田マハさん、
改めて、毛色の違う作品を書かれる方だなぁ・・と。

前回の「たゆたえども・・」や、「楽園のカンヴァス」のような
美術作品小説とはまったく違う雰囲気の作品でした。

「本日はお日柄もよく」ともまた違う・・。


帯の文章でだいたいの内容がお分かりいただけるかと・・。

「さりげない日常の中に潜む幸せを掬い上げた心温まる連作短篇集。」
「うつくしい高台の街にある小さな洋菓子店で繰り広げられる
 愛に満ちた家族の物語。」


宝塚の山手にある「スイート・ホーム」という名の小さな洋菓子店。
その洋菓子店のパティシエ一家と、
一家に縁のある方たちにスポットを当てていくタイプの連作短篇。

題材はまさに「さりげない日常」、
温かくほんわかした雰囲気の物語なのですけど、
「日常」=人が避けて通れない『生老病死』すべてエピソードに盛り込まれていて、
生きていくうえでの悩み、苦しみ、切なさ・・も登場するけれど
パティシエ一家と「スイート・ホーム」をとりまく人たちを通して
ほっこりと温かい気持ちになり、幸せを感じる物語でした。

あまりにステキな家族だから、
独りモノの私にとっては、
(そのときの精神状態(?)によっては)
読んでいて逆に辛くなりそうな気がしないでもない(^^;

せめて、
こういう本を読んで、素直に「ステキなお話だな」と思える自分でいたいです。


物語の舞台が「宝塚」であることも
個人的には親近感を感じる作品でした(^^)

ワタクシ、
本を読むときはたいてい、
「著者の紹介」ページや、「あとがき」なども読みますが、
原田マハさんて、宝塚ご出身ではなかったような・・。
(そうだったら親しみ感じて記憶していたと思うので・・)

改めて今回、原田さんのプロフィールを拝見しますと
やはり、出身は東京都で関西ではなかったですが
関西学院大学ご卒業とのことですので
その頃に、西宮~宝塚の街になじみができたのかもしれませんね。

それと、この作品、
阪急沿線の具体的な描写が・・と思いましたら、
初出は「阪急不動産株式会社ホームページ『阪急宝塚山手台くらしさいと』」とのこと。

な~るほど。
そこで掲載されていた短篇小説だったのですね。
なので、宝塚の山手の住宅街にある「スイート・ホーム」が舞台の物語だったのですね~。


ともあれ、ステキな物語でした。
自分の不注意で、実質お借りした期間は1週間となりましたが
どうにか2度読みできまして、満足(^^)

このあと予約している本はまだ当分順番はまわってこない感じですので
新たに予約はちょっとストップし、
「購入したけどまだ読めてない本」に取り掛かりたいと思います。


<日曜日(=14日)のトレーニング>

・ ジョグ  20キロ(栂緑道方面) 

・ 補強運動

 土曜日もかなり暖かかったですが、
 それ以上に暖かく、むしろ暑かったです・・。
 急に暑くなるとこたえます・・・。
 
 復路の半分少し手前あたり、
 片側1車線の歩道のない道を走っているとき、
 車の邪魔になるようなことはしていないつもりだったけど
 クラクションを鳴らしてくる車が。

 「なんで??」と思いつつ、さらに端に寄ったのにまだ鳴らしてきて
 なぜか私にほうに車を寄せてくる・・。

 少し年配のご夫婦らしき方たちで、
 運転席のほうからおじさんが
 「こうぜんこうえんって知ってる?」って。

 荒山公園のことかしら。
 そういえばそろそろ梅の見頃・・。

 でも、反対方向にだいぶ来ておられますが・・・。

 そのあたりは停まるスペースもないし、
 後ろの車は連なってるし、対向車も続いてるし、
 後ろからクラクション鳴らされるんじゃ・・・と気が気でなかったし、
 そんな短時間に、その場所から公園までの詳細な説明はムリやし、
 とにかく、公園の近くまでは行けるように・・とざっくり説明。

 それにしても、あんな狭い道路で
 走ってる人間を呼び止めるなんて、
 よっぽど焦っておられたのでしょうか・・・。
 もう少し丁寧に教えてあげたかった・・と気になりながら
 残りのコースを走りました・・。


<本日のトレーニング>

・ オフ


2021-02-15 20:54  nice!(36) 

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