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読書メモ♪「流浪の月」 [本]

初めて読む作家さんでした。

2020年【本屋大賞】受賞作品、
「流浪の月」(凪良ゆうさん)

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久しぶりになってしまった「読書メモ」。

昨年12月に読み終わりました
ミシェル・オバマさんの「マイ・ストーリー」。
個人的に、あまりにもすばらしくてハマってしまい、
図書館が閉館中で借りている本もない・・ということもあり、
何度も読み返しておりました。

かなりのボリュームの本でしたので
1度読むのもわりと時間がかかり、
3~4月にかけて、結局「4度読み」しました(^^;


宝塚歌劇、映画、ドラマ・・などもそうですが、
本も一度読むだけでは、
読み飛ばしていたり、
何気ない箇所が他の部分の伏線になっていることに気づかなかったり・・。

なので、3度、4度読むと本当によく分かる・・ということを
今回も改めて実感しました。


さて、このたびの「流浪の月」。
2020年の【本屋大賞】を受賞されましたが
ワタクシ、【本屋大賞】受賞作は
この4年連続で、
本屋さんで目にして「すぐ読みたい」と思い、
(かさばるのであまり買わない)ハードカバーで購入しています。

特に今回は、
図書館が休館中だったこともあり、
G.W.前に、数冊、本屋さんで読みたかった本を買いだめしました。


この4年間の本屋大賞の作品、
2017年の「蜜蜂と遠雷」は違いますが、
2018年「かがみの孤城」、2019年「そして、バトンは渡された」、
そして今回の「流浪の月」は
どれも、主人公が子供時代から描かれている物語。

個人的な印象ですが、
「かがみの孤城」は、【おとぎ話&SFっぽい要素のある作品】、
「そして、バトン・・」と「流浪の月」は、
どちらも、本当の両親と生活できなくなった子供が描かれていますが、
前者は【理想の形(?)】が描かれている感じで、
後者のほうが、【現実としてはこうなってしまうんじゃないか】という感じで
描かれている気がしました。


今回の「流浪の月」、
派手な展開の物語ではなく、穏やかな日常が描かれているようで
かなり衝撃的な内容に思いました。

「じっくり読み進めたい」と思いつつ、
続きが気になり(^^; 
昔の悪いクセである【先のほうのページをちょっと見てしまう】ことまでは
しなかったものの、
早く先を知りたくて、ちょっとハイペースで読んでしまいましたので
今、じっくり2度読み中です。


ドラマでもよく描かれていますが、
犯罪者や犯罪者の家族にも、「過去」はずっとつきまといますし、
SNSの発達したこの時代、
「デジタルタトゥー」という、消えない烙印を押されてしまうことの恐ろしさも
この作品で描かれていて、
改めて、【ふつうに生活できること】は当たり前ではない・・と思いました。


また、
まだ自分の力で生きていくことが難しく、
家庭等、庇護してもらえる囲いの中で生活することが必要な時期に、
そういう存在を失うことの大変さに心が痛くなりました・・。

「そして、バトンは渡された」では、
本当の両親と生活できなくなったけれど、
その後、親代わりをしてくれた人たちが
ありえないほどいい人たちばかりでしたが、
「流浪の月」ではそうではなく・・。
でも、現実的にはそちらの状況のほうがありえそうだと思い、
読んでいて切なかったです。

私の亡くなった父は、
私からすればろくでもない人だったので、
最後まで好きになれなかったし、尊敬もできなかったけれど、
それでも、「家庭」という囲いに守られて生きてこれたんだな・・と
思えました。

物語の展開はだんだん最悪の方向に進んでいって、
「もうどうにもならないんじゃないか」
「もうこの先、生活していけないんじゃないか」
と心配しましたが、
最後は、
希望を感じさせる方向へ描かれていて、
「きっとこの先何があっても、強く生きていくだろう」
と思えてホっとしました。

じわじわと感動をおぼえるすばらしい作品でした。


<月曜日(=11日)のトレーニング>

・ オフ


<火曜日(=12日)のトレーニング>

・ ウォーキング&ジョグ 7キロ 

   (1キロW+6キロJ)

・ 補強運動


<水曜日(=13日)のトレーニング>

・ オフ


<木曜日(=14日)のトレーニング>

・ ウォーキング&ジョグ 7キロ 

   (1キロW+6キロJ)


<金曜日(=15日)のトレーニング>

・ オフ

 今週も忙しい1週間でした・・・。
 キリがないので、ほどほどのところで切り上げて帰ろうと思いつつ
 毎日残業になってしまいました・・。
 
 金曜日ですから少し遅くても走るつもりでしたが
 最寄り駅まで戻ってくると雨が降り出し、やめときました。


<土曜日(=16日)のトレーニング>

・ オフ

 予報では雨は夕方にはやみそうかなと思っていましたし、
 雨雲レーダーでも雨雲はもう切れてそうなのに
 夕方~夜にかけても結局降り続けていて、オフにしました。


<本日のトレーニング>

・ ウォーキング&ジョグ 20キロ 

   (3キロW+17キロJ)

・ 補強運動

 本日は、最近おなじみの栂緑道コースへ。
 
 昨日、本日のトレーニングに山登りも考えたのですが、
 マスクをして登山口まで上り坂を走ったり、山の上りを登ったり・・を
 考えるとゲッソリしてしまって、
 栂緑道のRUNにしときました。

 今日もかなり汗をかき、
 先週日曜に続いてキツかったです・・。

 でも、発見したことは、
 【マスクよりも、紫外線よけのスカーフで顔を覆って走るほうが
  呼吸がラクで暑さもマシ】
 ということ。

 マスクよりもこちらのほうが走りやすそう。

 そしてさらに、本日帰宅しますと
 今週注文していた【フェイスカバー】が届きました。
 顔を覆うものですが、スカーフのように後ろで結ぶのではなく
 耳にかける紐があるのでラクかな~と。

 思ったとおりいい感じ。
 呼吸もラクそうだし、顔はしっかり覆うけれど顔に密着しないので
 不快感も軽減されそう。
 仕事中も1日中マスクが顔に密着しているのが苦痛になってきたので
 (勤務先の女ボスが支給してくれた布のマスクカバーをつけているので
  肌ざわりはふつうのマスクよりもいいのですが)
 仕事中もこのフェイスカバーにしたい感じ(^^)

 そうそう、これなら坂道を走るのもだいぶラクになりそう(^^)


2020-05-17 18:16  nice!(41) 

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