読書メモ♪「紅雀」 [本]
小学校高学年の頃だったか、中学生だったか・・・くらいから
ず~~っと読んでみたかった作家さんでした。
大阪市立図書館のHPで検索してみますと
いくつか借りられそうでしたので
初めて読むことができた次第。
「紅雀」(吉屋信子さん)
子どもの頃から本を読むことが好きでしたが、
小学校高学年~中学くらいにかけて
集英社コバルト文庫の本も何冊か読みました。
当時、【日本文学作品】【海外文学作品】とかの有名な作品にくらべて
読みやすかったのだと思います。
氷室冴子さんは集英社コバルト文庫の看板作家のお一人だったようで
彼女の作品の【学園モノ】など、
自分の学校生活と重ね合わせたりしつつ
おもしろく読んでいました。
その【学園モノ】の作品の中で、
よく、「吉屋信子さんの少女小説」のことが出てきていたんですよね。
どんなお話なのか興味津々だったのですが、
当時、地元の【街の本屋】さんには売ってなさそうだったし、
図書館も近くになかったのでほとんど利用せず・・でしたから
読む機会がなく・・・でした。
先日、田辺聖子さんが亡くなられたときに
新聞で田辺さんに関する記事を読む機会があり、
そこで吉屋信子さんの名前も拝見しました。
そういえば私、一度読んでみたいと思ってたなぁと思い出し、
大阪市立図書館のHPで検索してみますと、何冊かありそうだったので、
ようやく読むことができた次第。
感想を一言で申しますと
『女子学生心をくすぐる何ともステキな作品』でした(^^)
田辺聖子さんに関する記事でも書かれていましたが
吉屋信子さんの小説は、女子学生にものすごく人気があったとのこと。
いや~、分かる気がしました。
今回読みました「紅雀」は、いわゆる「シンデレラストーリー」。
「立派な家柄のおうちに生まれた少女が両親に死に別れ、
自分の家のことは知らされないまま育ち、
心ある男爵家に引き取られて育つ。
いろいろあって、少女は生き別れた叔母さん夫婦に会うことができ、
自分の家のことも知ることができる。
そして、お世話になっていた男爵家の若き跡取りと結婚する」
・・・と、ざっくりこんな感じの物語。
少女のお母様が旅の途中で亡くなられるのですが、
そのとき偶然居合わせたのが男爵家にお仕えする家庭教師の純子で、
純子の尽力で孤児になってしまった少女とその弟は
男爵家に引き取られることになりますが、
その家庭教師の純子にも胸にしまい込んでいた秘密が・・。
そして、その【秘密】が、少女のご両親のことが分かるきっかけに結びついていて・・
と、女子学生心をくすぐるドラマチックな物語だな~と。
男爵家とか、
お屋敷とか、
乗馬とか、
女学校とか、
それっぽい言葉づかいとか、
そういうのに憧れる気持ちは分かるというか、懐かしいです(^^)
男爵家の若き跡取りを狙っている成金のお嬢様は意地悪で、
男爵家はお金持ちで家柄も立派だけどみなさんすごくいい人ばかりで、
そのあたりも【お約束】のようだけど
【女子学生心】がくすぐられる感じ。
そんなわけで、
初めて吉屋信子さんの少女小説を読むことができて感動でした(^^)
他の作品も読みたいです。
そして、
氷室冴子さん、
2008年に亡くなられたのですね・・・。
最近は作品を読んでいませんでしたので知りませんでした。
まだ51歳でいらしたようで・・・。
ご冥福をお祈りいたします。
<本日のトレーニング>
・ ジョグ&ウォーキング 12.0キロ
(1キロW+10キロJ+1キロW)
朝はなかなか起きられず・・・で
そんなに早い時間に走れませんでしたが、
【日影コース】を走ったので10キロは大丈夫でした。
本日の夜、花火があるみたいで、
運河沿いのそのあたりは【立ち入り禁止】で、
それを知らせる看板は少し前から出ておりましたが
今朝もその準備のため、一部、テープが貼られていて
【日影コース】を通れない箇所がありました。
100mくらい日向を走るだけでも暑い・・(^^;
しばらくは【日影コース】で乗り切るべし。