読書メモ♪「アンのゆりかご~村岡花子の生涯~」 [本]
初めて読む作家さんでした。
「アンのゆりかご~村岡花子の生涯~」(村岡恵理さん)
一昨年(=2014年)4~9月のNHK朝ドラ、「花子とアン」の原作本でございます。
何度か記事に書かせていただいたことがありますが、
ワタクシ、大学生の頃から、小説「赤毛のアン」シリーズのファンで、
今に至るまで、数えきれないほど読んできました。
朝ドラは、仕事に行っていますと、リアルタイムでは見れないため
わざわざ録画してまでは見ていませんでしたけど、
大好きな「アンシリーズ」の翻訳者さんの物語・・とあって、
『これは観なくては!』と思った次第。
以降、「マッサン」はとばしましたが、それ以外は、今の「ととねぇちゃん」に至るまで
「わざわざ録画して」朝ドラを見ております(^^;
で、「花子とアン」を見ましたときに、
ドラマの原作本も読みたい・・と思いつつものびのびに(^^;
○ックオフの108円コーナーで見つけて購入してからもだいぶ経ってしまい、
このたびようやく(^^)
感想を一言で申しますと
『ドラマの感動がよみがえりました(^^) 』
・・・・・と言いつつ、
読んでみて、ドラマと原作本は違う設定もかなり多く・・・でしたが(^^;
先にドラマを見たからそう思ってしまうのかも・・ですが、
ドラマはかなり「ドラマチック」な内容に仕上がっていたように思えます。
実家もずっと山梨ではなかったし、
朝市くんと思われる幼馴染の男子も出てこなかったし、
その他もろもろ。
でも、朝ドラのほうは、史実に忠実に・・ではなくて、
原作をもとにした「ドラマ」ですので、違っていて当然ですよね。
大好きな「赤毛のアン」シリーズの翻訳者の村岡花子さんが、
不倫の末に結婚された・・ということは、
「花子とアン」のドラマに関連のネットの記事か何かで知りまして、
それはちょっとショックでしたが、
この原作本にももちろん書かれていますが(巻末の「解説」にも触れられています)、
本当にステキなご夫婦で・・。
そのあたりは、
ドラマでは、
鈴木亮平さんが演じられたご主人が「とにかく優しいダンナさん」・・という感じでしたが
原作本では、花子さんもステキな奥様でした。
ドラマでも感動しました、女学校の校長先生の卒業式のことばは、
本にもちゃんと出てきました(^^)
「『最上のものはなお後に来たる』
今から何十年後かに、あなたがたがこの学校生活を思い出して、
『あの時代がいちばん幸せだった、楽しかった』 と心底から感じるなら、
私はこの学校の教育が失敗だったと言わなければなりません。
人生は進歩です。
若い時代は準備のときであり、最上のものは過去にあるのではなく、将来にあります。
旅路の最後まで、希望と理想を持ち続けて、進んでいく者でありますように。」
ドラマ「重版出来!」を見ていても思いましたが、
何気なく読んできた「赤毛のアン」シリーズ、
出版されていなかった可能性もあるんやなぁ・・と。
花子さんが、戦火の中、原書を必死で守り、
戦後、出版の見込みがあるかどうかも分からない中、翻訳を続けられ、
理解ある出版社、担当者に出会えたから・・という、
幾重にも重なる「努力」と「幸運」があったからで・・。
そして、今、手元にある大事な「シリーズ」(^^)
(大学時代に購入した、「アンボックス」)
あと、ドラマには出てきませんでしたが、
原作本には、
「花子とアン」の1年半後の朝ドラ「あさが来た」の主人公、広岡浅子さんも登場されます。
「あさが来た」の確か最終回で、
あさが、若い人たちを別荘に招いて行っていた勉強会、
あれに、村岡花子さんもよばれていたようで(^^)
どちらも見ておりましたし、
内容、状況がイメージできました(^^)
「あさが来た」を見たときもしみじみ思いましたが、
今、女性が、勉強したり、働き続けることができたり、
その他したいことができる時代になったのは、
この時代の、浅子さんや花子さんたちのご活躍・ご尽力あってのことなのでしょうね・・。
村岡恵理さん、
この本は、「物語」ではなく、
「村岡花子さんの生涯を孫娘が描いた評伝」ということでしたが、
ほんわかと温かい文章で読みやすかったです(^^)
<本日のトレーニング>
・ ウォーキング 6.8キロ
本日より、放射線治療は午前中。
・・・・・本日は、午前中いっぱいくらいまで雨の予報。
7時台などは、けっこう降っていましたし、
病院も車で行くことも考えながら準備しておりました。
「歩いていくならもう出ないといけない時刻」になり、
こやみになってきましたし、
雨雲レーダーを見ていますと、もうあと数分したらやみそう・・ということで、
歩いていきました(^^)
帰りも、病院を出たときはまだパラパラしていましたが、
途中からすっかりやみました。
明日は、病院の放射線治療室は定例の「機械メンテ日」のため
治療はお休み。
「1日空くから」ということで、
また4人がかりで(^^; マーキングを書き足して下さいました(^^;
あ。原作本!
keroさんのことやから、てっきりもう読んでるのかと思ってましたわ。
校長先生の話、いいなぁ。
人生まだまだこれからやん!と感じられます(^-^)
by よーちゃん (2016-07-27 08:08)
私は、あさが来たの土佐堀川を購入したのですがまだ読んでませーーん。次の朝ドラが始まるくらいまでには読みたいです。噂では、この本は、大阪の女傑=広岡浅子女史の存在に気づかせてくれた程度で、エピソードをところどころに盛り込んではいるもののドラマはものすごーく想像力を膨らませているらしいですね。
うちの母が、朝ドラをドキュメンタリーふうに捉えているので、「いやいや。これドラマだから」と熱冷まし(?)に大変です。
それと、とと姉ちゃんで唐沢寿明さんが演じている男性が、「おかっぱ頭&スカートで通した」というウィキの記述を読んで驚愕しました!今後の展開で唐沢さんはスカートをはくのか!?大注目です。
by ポッポ (2016-07-27 09:19)
あっ! ダウンロードしてまだ読んでなかった!!
思い出させていただき、よかったです~_(._.)_
by liang (2016-07-28 04:21)
みなさま、ご訪問・コメント・niceをありがとうございました!
★よーちゃんさまへ
読みたい・・と思いつつ、読んでいませんでした(^^;
最近、図書館で借りることが増えまして、購入した分は「いつでも
読める」と思ってしまいまして、つい後回し(^^;
校長先生のお話は、ドラマでもぐっときました!
★ポッポさまへ
「土佐堀川」、私も最近購入しました~。○ックオフの「200円コーナー」
にありましたので(^^)
ドラマって、やはり、ものすごくドラマチックに描かれているのですね!
脚本家さんてすごいですね~。
そう、「とと姉ちゃん」の唐沢さんのお役の男性、スカートで通されたの
ですか(@@) それは知りませんでした。
髪型は、以前何かの小説に「たとえ」として出てきたことがあり
ボブというかまさに「おかっぱ頭」でしたので、唐沢さん、今のところ
ふつうやな・・と思っておりました。今後の展開気になりますね。
★liangさまへ
ダウンロードされたら「いつでも読める」という感じになるのでしょうか(^^)
私も「今さら」でしたが、懐かしく読めました。
by keroyon (2016-07-28 07:00)