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観劇レポ♪ [宝塚歌劇]

本日はE子ちゃんと、
宝塚歌劇 月組公演を観劇♪

演目はコチラ、
001.JPG

芝居  : ロック・ミュージカル 「NOBUNAGA -信長- ~下天の夢~」
ショー : シャイニング・ショー 「Forevar LOVE!!」


今回の公演は、
月組トップスター 龍真咲さんのサヨナラ公演でございます(;;)

トップになられてから、すでに何作もこなされた龍さん、
今年の大劇場の公演スケジュールが発表されたとき、
この、「ショー」のタイトルを見て、
『あ、これはもしかしたら龍さんのサヨナラ公演かも・・』 と思いましたら
やっぱり、そのあと、退団発表が(;;)

トップスターさんは、
なってしまったら、もう、あとは、「絶対に終わるときがくる」わけですから仕方ないですが、
2001年「ベルサイユのばら2001」で初舞台を踏まれたときから
ずっと見てきた方ですので、
(まぁ、今のトップさんはすべて、初舞台から見てきた人ですが(^^; )
さみしいことこの上なく(;;)
個人的にも、2001年は、いろいろ変化のあった年でしたので
なおのこと、この年のことは印象に残っておりますもので・・。


さて、そんな龍さんのサヨナラ公演、
お芝居は「NOBUNAGA-信長-」、
作・演出は大野拓史先生。

龍さんは、信長を演じてみたかったのだそうで。

ワタクシごとですが、
今年で、「宝塚歌劇 観劇20周年」となるのですが、
そう言えばこれまで、信長をメインに扱った演目ってなかったですね・・。
戦国時代が題材の日本モノはありましたけど。

今回は、日本モノですが、
龍さんの持ち味として、
「激しさであったり、ノーマルでない感じだったり、
 最終的には自分をも興奮させたかったし、
 何よりもお客様の心を掴みたいという思いがあった」
ということで、
「普通の日本モノ」ではなく、「ロック・ミュージカル」という形になったのだそう。

宝塚歌劇では、けっこうそういうのもあったりします(^^)

龍さんは、お顔がとっても愛くるしく、お美しく・・だからか、
ここ最近は、フェアリーな感じの役が多かった印象ですけど、
ご本人もおっしゃっているように、
「激しく、荒々しい」感じの役も似合う方。

個人的にはとっても楽しみでしたが、
少し前に新聞に載っていた「公演評」では「(芝居は)迫力に欠ける」とか書かれていたり、
ネットでの評判も、「芝居はもひとつ、ショーはいい」という感じらしく・・。

チケットもあまり売れてないのかなぁ・・という感じもあって、
心配しつつ大劇場に向かいましたが、
劇場内、いつになく人が多いし、立ち見も出ていたので、一安心&嬉しい(^^)
やっぱり、トップさんのサヨナラ公演で空席が目立っていたらさみしすぎますもん(;;)

今回は、
芝居、ショーとも、
開演前の幕はふつうのんでしたので、写真は無し。

芝居の前に、花道のセットが日本モノっぽかったので(^^)
002.JPG


で、「感想を一言で」申しますと、
「思ったよりもよかった(^^) 」
「龍さん、信長の役が似合っていました(^^) 」

・・・二言になりました(^^;


大野先生の作品、
ワタクシは、瀬奈じゅんさまトップ時代の「夢の浮橋」(=源氏物語 宇治十帖を題材)が
好きでしたが、
独特の雰囲気のある、大野先生らしい作品のような気がしました。

よく言われている史実や大河ドラマなどで描かれる内容と
ちょっと違った描かれ方をしているように思い、
そのあたりが、「もひとつ」と言われる理由なんでしょうか・・。

ワタクシ個人的には、
「南蛮人」の方々との「絡み」が、ちょっと???で、
ちょっとムリヤリ感がしないでもなく・・でした。
ムリに「南蛮人」の方たちを、しかもけっこうなキーパーソンとして絡めなくても
戦国武将の人たちだけでお話を進めたほうがすんなり入ったような気も。


後半、
『この展開だと、もしかして、信長のお話なのに「本能寺の変」が無いとか???
 だ~から「迫力に欠ける」とか言われてたのかしら??』
と心配になりましたが、
最後のほうに、一応?、「本能寺の変」はありましたけど、
ドラマなどで描かれるのとはちょっと違う雰囲気、
やはりあのあたりが「迫力に欠ける」と言われている所以でしょうかね。

ある意味、「最大の見せ場」じゃないかと思うので、
たとえば、2003年花組公演「野風の笛」の、春野さん演じる主水が自刃するシーンのように
ちょっと大げさにやっていただいてもよかったんじゃないかな~と。
(ワタクシ個人的な希望です)

・・・・などなど、思うことはあったものの、
「ロック・ミュージカル」ということで、展開はテンポがよく、
お衣装は華やか、
龍さんの信長はカッコよかったです♪

大河ドラマなんかでも、信長は、南蛮の影響を受けてか?
変わったお衣装を着ておられるのを拝見しますけど、
今回の龍さんのお衣装もどれも個性的。
着物の、下半身はパンツ・・というか、袴でもなく、スパッツみたいなんでもなく・・
というパンツスタイルにブーツ・・というお衣装で、
両脚それぞれデザインが違う布地で、左脚が豹柄・・とかいうのもあったり(^^)
見ていて楽しかったです♪

トップ娘役 愛希れいかさん演じた信長の正室、帰蝶さま(=濃姫)も
お衣装がとっても美しく、愛希さんもお美しく(^^)

ただ、死んでしまうシーンはちょっと残念・・。
個人的には、信長&濃姫は、大河ドラマ「功名が辻」の設定が好き(^^)
舘ひろしさんの信長と、和久井映見さんの濃姫でしたが、
このお二人の「本能寺の変」のシーンが好きでしたもので・・・。

ともあれ、龍さん、
演じてみたかった役でご卒業、よかったですね(^^)


さて、幕間休憩をはさみまして、ショー。
「Forevar LOVE!!」

こちらもふつうの緞帳だったので写真は無し。

作・演出は藤井大介先生。

ワタクシ、藤井先生のショーは大好き♪

新聞の「公演評」でもいい感じのことが書かれていましたし、
「リンカーン大統領ではないが、龍の 龍による 龍のためのショー」とも書かれていて
藤井先生は、こういう、トップさんのサヨナラとか、お披露目とか演出させたら
右に出るものはいない感じ?


で、感想を一言で申しますと、
「よかった(;;) 」
「フィナーレでトップコンビのデュエットダンスがないのはさみしかった」

・・・・・こちらも二言になってしまいました(^^;


よかったです!

まさに「龍さんの 龍さんによる 龍さんのためのショー」と言う感じで
龍さん、出ずっぱり(^^)
お衣装も、舞台上でチェンジ・・という場面も何回かありましたし~。


チョンパでの幕開きは客席から歓声が(^^)
本当に華やか♪ 目が覚めます♪ (←特に眠くはなかったですが(^^; )

藤井先生のショーで、青木朝子先生の主題歌・・は、
ワタクシ大好きなショー「アパショナード」のようで嬉しい(^^)


藤井先生のショーは、だいたい、
「アフリカっぽい場面がある」
「男役に女装させる場面がある」
「ラインダンスはフィナーレ直前じゃなく、もう少し早い場面で行われる」
ことが多いように思いますが、今回もそうでした(^^)


新しい感じも盛り込みつつも、宝塚らしさを感じさせる藤井先生のショー、
プロローグ、フィナーレは、ピンクのお衣装基調でとっても華やか、
舞台セットも含めて、キラッキラの宝石箱のようで(^^) 本当に美しい・・・♪

チンピラファッションみたいな男役さんの場面はカッコよかったし、
アフリカっぽい場面も力強くカッコよく、
男役さん女装で登場シーンのように、コミカルな要素もあるけどカッコいいシーンあり、
今回は大人数の場面も多くて迫力ありましたし、
フィナーレの大人数の場面は、
「龍さん・他の退団者を送り出す」雰囲気で、先生の愛を感じましたし、
感動的な場面でした(;;)

そのあと、龍さんが、飾りのないシンプルな黒エンビでご登場、
ショーが始まって、どれくらい時間が経ったのかよく分かっていなかったんですけど
そのあと、他の男役さんも大階段をおりてきて、男役の群舞→トップコンビのデュエットダンス・・
となるかと思いきや、
パレードでエトワールの方がおりてくるのが見えまして、
『え? トップコンビのデュエットダンスは無し??』 と、ちょっとびっくり。

今回、トップスターの龍さんは退団ですが、
トップ娘役の愛希さんは残られますので、
2人とも退団だったら、たぶん(いえ絶対)デュエットダンスはあったと思うのですが、
龍さんだけが退団ですから、龍さん中心のショーになるのは当然かも・・ですね。

ワタクシ、
フィナーレでのトップさんの「飾りのないシンプルな黒エンビ姿」が大好き(^^)

でも、欲を言えば、
トップさんお一人のシーンではなくて、
男役さんの黒エンビの群舞だったらもっと嬉しかったのに~。

まわりの男役さんと同じ「飾りのないシンプルな黒エンビ」でも、
トップさんがその存在感を放っている姿を見るのが好きなので・・・。

パレードの羽は超豪華で、華奢な龍さんは折れてしまうんじゃないかと思うほど。

ステキなステキなトップさんでした。
これまで、ステキな舞台をありがとうございました(^^)


トップ娘役の愛希さんは、どの場面の鬘もステキで(^^)
個人的には、アフリカっぽい場面の髪型がとってもカッコかわいかった(^^)
ショーで踊る姿を見るのもいつも楽しみで、今回もステキでした~♪

次期トップに決まっておられる珠城りょうさんはさすがの存在感。


専科で出演された沙央くらまちゃんと、今回退団される萌花ゆりあちゃんは
龍さんの同期。

萌花さんはラインダンスでセンターだったり、
龍さんとの場面があったり、
沙央くらまちゃんとの場面があったり、
藤井先生の愛を感じて泣けてきました(;;)


パレードでのシャンシャンはハート型をあしらったものだったし、
娘役さんのお衣装にもハート型が描かれていたり、
龍さんの羽にもハートがついていたり(^^)
主題歌の歌詞にも数えきれないほどの「LOVE」、
とってもかわいく、愛にあふれたショーでした(^^)

E子ちゃんとは、
「デュエットダンスがないなんて、そんなこともあるんやね~。びっくり~!」
とか言いつつ・・でしたが、
なんやかんや言いつつ、・・・・・満足♪


でも、次々回公演、
星組トップコンビのサヨナラ公演が、友の会で取れなかったワタクシたち(><)

本日の龍さんのサヨナラや、手ごわい「エリザベート」が取れたので
ちょっと油断?しておりました(><)

本日は、その「作戦会議」もしつつ、
E子ちゃんとは、道中、幕間休憩中とたくさん楽しくおしゃべり。
今日も楽しい時間をありがとう(^^)


余談ですが、
本日、「開演前のアナウンス」がおもしろかった(^^)

月組の主だった出演者の方が、それぞれの役で、
「公演中は携帯電話の電源を切って下さい」等の注意事項を伝える・・というもの。

開演前に劇場スタッフさんによる放送や、スタッフさんが伝えて歩いたり・・でしたけど
スタッフさんが言うよりも、タカラジェンヌさんが言うほうが効果あり?ということかしら(^^)

今後の公演もこのパターンが続くのかしら(^^)
開演前にE子ちゃんと、
次回の「エリザベート」では、「トート閣下がこんな感じで言うかな?」 とか話して大笑い(^^)



<本日のトレーニング>

オフ


今朝はものすごい雨、
先日のように、大雨で電車が止まったらどうしよう・・とかなり心配しましたが
それは大丈夫でした。

でも、2人とも、いちばんひどいときに自宅を出たようで(^^;

自宅に戻ってきますと、ウソのようにカンカン照り(^^;


2016-07-09 21:00  nice!(39)  コメント(5)  トラックバック(0) 

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コメント 5

昆野誠吾

イメージ的には華やかな洋風な舞台ですが
日本的なのって「へー、どんなだろ」って興味が沸きます。
しかもロックミュージカルで信長^^
男だから?なのかベルバラなどより見たいと
感じてしまっています(失礼!
とはいえ近所の映画館や劇場に行くように
気軽にって訳にはいかなさそうだし。
最後の舞台でお客さん少なかったら寂しいけど
よかったですね盛況で♪

by 昆野誠吾 (2016-07-09 22:02) 

よーちゃん

観劇お疲れ様でしたー!
昨日は一時期凄い雨だったようですね。
電車止まっても、さすがに宝塚までは走れないやろしー(;^_^A
by よーちゃん (2016-07-10 06:56) 

ポッポ

雨の日の観劇、おしゃれしてのお出かけですからいろいろ気になりますが、雨も吹っ飛ぶような素晴らしい内容だったようで♪
古典のしっとりも良いですけど、足が長くて華奢でビジュアルの素晴らしい方々のロックミュージカルはすごく楽しそう!
開演前の注意アナウンスは、私のたった1度の宝塚観劇のとき、男役の声でアナウンスされていました。宝塚のアナウンスってすごい!と思ったのですが、あれがいつもというわけではないんですね。
by ポッポ (2016-07-10 14:47) 

裏・市長

>>心配しつつ大劇場に向かいました
・・・親か!!。

いやぁ、やっぱり日本人って、
定番というか、「待ってました!」ってぇのを
求めてるのよ。
それまで、どんだけハチャメチャでも、
「信長」と聞くと「本能寺の変」を
大クライマックスに持ってこないとアカンのよ。

ただ、作る方はマンネリになるし、
「俺流の信長」っちゅうよーな、イヤラシイ部分が
出てくるのかも??。
でも、観客の多くは「お決まりのパターン」を
望んでいるのかもしれない。

その定番をこのスターさんがどう演じるのか?、
それを観たいのかも知れない。

ウルトラマンでも、たま~~~に、
偏屈な話があって、変身を拒否したりするけど、
あんなん毎度されたら本来のターゲットである、
子どもは見なくなるわ!。

よし、8時になる!。
選挙サンデーも終わりだ。
ボカァ金曜日、期日前投票に行って来たぜ!。
ケロさんは性格的に絶対、投票するタイプやな。
国内にいる限りは・・・。
by 裏・市長 (2016-07-10 19:55) 

keroyon

みなさま、ご訪問・コメント・niceをありがとうございました!

★昆野誠吾さまへ
 日本モノもけっこう上演されますよ。
 昨年の「源氏物語」は本当にはんなりとした雰囲気ですし、
 今年の「るろうに剣心」は日本モノですがアクション系という感じ、
 今回の「信長」は時代モノですけどロックの要素取り入れ・・で
 同じ日本モノでも雰囲気はさまざまでおもしろいです。
 男性客も多かったですよ(^^)

★よーちゃんさまへ
 昨年、観劇日に南海線がトラブルで遅れて、JRの駅まで走って・・
 ということがありましたし、先月、大雨で出勤時に電車が遅れて・・
 ということもありましたので、ちょっと気になりつつ・・でしたが
 何ともなくてよかったです(^^)
 パンツの裾とクツはびしょびしょになりましたが・・(^^;

★ポッポさまへ
 雨の日の観劇は、クツが悩みます・・。この時期、サンダルを履きたい
 ですが、土曜日のような大雨だったら考えてしまいました・・。
 宝塚の日本モノ、一口に日本モノと言っても様々で、昨年の源氏物語
 のようなしっとり・・もあれば、るろうに剣心のようなアクションの要素
 あり・・のもあれば、今回のようなロックミュージカル、おもしろいです(^^)
 開演前の注意アナウンス、最近、毎回、そういう感じになっていたん
 でしょうか・・。E子ちゃんとおしゃべりしていて気づいてなかったの
 かも・・・(^^;??
 次回、しっかり聞いておきます・・。

★裏・市長さまへ
 いや~、本当、(勝手に)母のような気持ちになるんですよ(^^;
 初舞台生の口上のときなんか、一度、噛んでた子がいましたから
 それ以来、ハラハラしながら見てしまいます(^^;

 確かに、「定番というか、「待ってました!」ってぇのを求めてる」
 のかもしれません・・。
 「遠山の金さん」みたいに、ワンパターンとは分かっていても
 桜吹雪が出てこなくては・・といいますか・・。
 独特の解釈もおもしろいと言えばおもしろいですが、好みは
 分かれるのかも・・ですね・・。

 >その定番をこのスターさんがどう演じるのか?、
 >それを観たいのかも知れない。
 まさに、それはあると思います!

 選挙、終わりましたね。
 私は今のところ「選挙皆勤賞」でございます(^^)
 で、地元の投票所がなんとなく行きにくい場所なので、
 たいていは、その前の週末などに、車で出たついでに期日前・・
 のパターンです(^^)
by keroyon (2016-07-11 08:51) 

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