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観劇レポ♪ [宝塚歌劇]

本日は、 E子ちゃんと、
宝塚歌劇 花組公演を観劇♪


演目はコチラ、
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第一部、第二部ともに「UCCミュージカル『ME AND MY GIRL ~ミー&マイガール~』」
でございます。


この作品は、
1930年代のイギリスを舞台にしたミュージカルで、
1937年にロンドンで初演、『マイ・フェア・レディ』の男性版とも言われ、
その後、1980年代にはブロードウェーにも上陸した作品。

宝塚歌劇では、
1987年に月組で初演、
以後、大劇場公演としては、1995年に月組で再演、
2008年に月組で再々演され、今回が花組にて4度目の公演。

ワタクシが宝塚歌劇を観劇し始めたのは1996年でしたので、
題名は聞いたことがあったものの、初めて観たのは2008年の月組公演、
ワタクシが愛しておりました瀬奈じゅんさまトップの作品でした。

ファンの間でも再々演を望む声が高かったみたいですし、
当時の同僚が、涼風真世さんのファンだったということで、
その当時はよく観ていた・・という人でしたが、
彼女も「ミーマイ」は大好きな作品だと話しており、
ワタクシ、2008年の公演はめちゃくちゃ期待して観たんですけど、

・・・・・・・・・イマイチ、よさが分からず(^^;

でも、瀬奈じゅんさまトップの作品ですから、DVDも買いましたけどね(^^;
004.JPG


海外ミュージカルの宝塚版は、
「エリザベート」や「ロミオとジュリエット」など、好きな作品もあるんですけど、
どうしても、「配役」の数に限りがあって、
宝塚歌劇の一組全体で上演するには「役」の数が少ないよね~ということがあったりしますし、
ワタクシは個人的に、
宝塚歌劇は「芝居+ショー」の「二本立て」がオーソドックスな形だと思っていますので・・。

あと、何て言ったらいいんでしょ。
「イマイチよさが分からなかった」理由としては、
「イラチの大阪人のワタクシには合わなかった」・・・とでも言いましょうか(^^;

「エリザベート」や「ロミオとジュリエット」は、
「歌で進む部分」がセリフのかわりをしている・・感じなんですけど、
「ミーマイ」は、「さっきセリフで言ってた」ことを、さらに「歌&ダンスで繰り返してる」感じ?
ストーリーは単純なので、「分かりやすくていい」んですけど、
その「繰り返してる部分」を「はぶいてギュっと縮めたら」、
「2幕分もいらんやん(^^; 」 って思ってしまった感じ(^^;

あと、娘役トップが演じる「サリー」が、
「下町の女の子」という設定なので、
特に前半などは、ふだんの娘役トップさんが演じる役っぽくない言葉づかいも
気になってしまって・・ということもあったのかな・・。

なので、DVDも、他の作品に比べたらあまり繰り返し見てなかった感じでしたが
今回、観劇前に予習しておこうと久しぶりに見ました(^^)

↑ で書かせていただいた点は今でもやっぱり気にはなるものの、
歌はどれもステキな曲ですし、
ハッピーな気持ちになれる作品だけど、
引き離されそうになってしまうビルとサリー、中でもサリーの辛い気持ち、
辛いけどビルのことを考えて身を引こうとする場面などは切なくて、深いモノも感じさせられて、
でも最後はハッピーエンドで、
なんやかんや言いつつ楽しみに(^^)


ワタクシの印象はイマイチでも、
人気の公演だからチケットが心配でしたが無事にゲットでき、
・・というか、あまり売れてないというような噂も聞き・・で気になっておりましたが、
本日は立ち見も出ていたようで ホっ(^^)


脚色・演出は三木先生。

三木先生、なんだかお久しぶりのような。
タカラジェンヌさんの退団は発表されますけど、
スタッフさんの退団は発表されませんから、定年か??とかちょっと気になっておりました。


開演直前の様子
002.JPG


さてさて、感想を一言で申しますと、
『やっぱりよかった~~(^^) 』


いや~~、やっぱりいい作品でした(^^)

トップスター 明日海さんは、
2008年のときはジャッキーを役替わりで演じておられ、美しい女役姿でしたが、
今回はハンサムなビルでした(^^)

でもやっぱり、人間、「最初に観た」のが「親鳥」になるみたいで、
先日DVDで予習しました瀬奈じゅんさまのビルと比べてしまいますと、
「ちょっとまだ遠慮がちに演じてる」感じがしないでもなく・・(^^)

でもさすが、見目麗しいトップさんです・・。
一幕最後の「ランベスウォーク」では客席下りがあり、
トップコンビが先頭に立って客席に下りていただけて、
けっこう後ろのほうまで来ていただけるのですが、
顔が小さくってスタイルいい~~(^^) (惚れ惚れ♪)
その上、声もステキで、歌もうまく、ダンスもうまいし、言うことなし!


トップ娘役、花乃まりあちゃんのサリー、
ちょっと面長な方なので、大人っぽい役のほうが似合いそう・・という印象の方ですから
サリーはどうなんやろ??と思いましたが
あの赤のワンピースのお衣装も髪型もとってもよく合ってまして(^^)
歌も聴かせてくれましたし、お芝居もすごくよかった(^^)
一幕ではE子ちゃんが泣いていましたよ~。
2人して、「花乃さん、よかったね(^^)」と言いつつ帰ってきました(^^)


今回は、
ジョン卿、ジャッキー、ジェラルド、パーチェスター、マリアが役替わりということですが、
本日は、

ジョン卿・・・・・瀬戸かずや
ジャッキー・・・鳳月杏
ジェラルド・・・・芹香斗亜
パーチェスター・・柚香光
マリア・・・・・・・仙名彩世

のキャストでした。

マリアは、ワタクシの中では出雲綾さんの印象が強すぎて・・でしたけど、
仙名さんも「彼女の」マリアを演じておられた感じ(^^)
でもちょっと若いかな~。
「ばあさん」と言われるセリフがありますけど、「ばあさん」には見えない(^^;

パーチェスターも、未沙のえるさんの印象が強すぎて・・ですし、
売り出し中のスターさん?である柚香さんが演じるのもどうなんやろ??という気も・・。
マリアとか、パーチェスターは、
少し年齢の高い専科さんが演じたほうがしっくりくるような気もしますけど、
なにぶん、役の数が限られるので、若手が演じるのもアリなんかなぁ・・。
柚香さんは2枚目スターさんですけど、コミカルな役もがんばっておられた感じ(^^)


ジョン卿も、やっぱり、どうしても、霧矢さんの印象が・・ですが、
瀬戸かずやさん、よかったですよ~(^^)
ひげもお似合いで、お役も合ってました(^^)
声もしぶくてピッタリ♪


そしてそして、
この作品は、ミュージカルナンバーがたくさんで、好きな歌も多くって、
先日、DVDを観たあとから、頭の中でぐるぐるまわっております(^^)


♪  ME AND MY GIRL~
   離れられな~い 離さない もう駄目だ~
  ME AND MY GIRL~
  昔から 知ってたさ どうなるか~
  小さな~ 教会で 集いあって 確かめる
  二人の愛 ハッピ~ それからいつも~
  ME AND MY GIRL~ ♪


♪ 世界はまわる 止められない 愛が回らせる~
  いつでも愛が本物なら 世界を回らせ~る~
  愛は歌になり~ 鳴らす~ あのウェデングベル
  愛がなけりゃ生きられない 誰もが知ってるさ~~~
  世界を回らせる~~ ♪

などの楽しい曲も好きですが、
サリーが歌う「顎で受けなさい」も好き。泣けてくる。

♪ ちょ~っとした知恵~ 悲しみ受け流す知恵~
  顎で受け止めて
  ニヤリとしてから スマイル~

  考えりゃみんな~ くだらないことだ~
  ガタガタしても 死ぬのを待つだけ~

  生きてれば~ どんな目にあおうとも~
  顎で受け止めて ニヤリと笑おう
  顎で受け止めて 
  ニヤリとしてから~ スマイル~  ♪


一本モノなので、やっぱり、最後はハッピーになれる作品がいいです♪

でも、フィナーレのパレード、
3組の結婚式(=ビル&サリー、ジョン卿&マリア、ジェラルド&ジャッキー)に集う紳士淑女たち・・
という設定っぽく?
↑ の三組さんはグレー(と思う)のタキシードとウェデングドレス、
他の組子のみなさんは、男役さん・・・黒エンビ、娘役さん・・・赤いドレス 姿なので、
いつもの公演でのパレードの定番である「シャンシャン」は持ってないし、
トップさんの羽もない。

そのあたりはやっぱりちょっと (いえ、かなり) さみしい・・・。
そういうところが、ワタクシが 「宝塚歌劇らしくない作品」 と思ってしまう所以かも。


<おまけ画像♪>

花の道にはあじさいが(^^)
003.JPG

もうそんな季節なんですね(^^)


<本日のトレーニング>

オフ


2016-05-28 22:00  nice!(51)  コメント(8)  トラックバック(0) 

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コメント 8

ポッポ

セリフで喋ったことを歌で繰り返すのが不満と言うのわかります~。新演出で歌で進めるバージョンで1部で完結はできないですかね。映画で舞妓はレディを観ました。主役の子がすごく歌が上手でけっこう楽しめましたよ~。
by ポッポ (2016-05-29 15:31) 

liang

何度も再演されるっていうのは、人気ある証拠なんでしょうね。
keroさま1996年から、ということは観劇20周年!じゃないですか!
お祝いしなきゃ?!
「顎で受け止める」って字面だけみたらコントみたいなんですけど
(ごめんなさい!)歌だとまた違うんでしょうね。。

by liang (2016-05-29 17:26) 

keroyon

★ポッポさまへ
 そうなんですよ・・。
 イラチの大阪人(^^; としては、どうも、「間のび」してしまっている
 ような気がして・・。頑張れば?二本立てにできるやん・・とか
 思ってしまいます(^^;
 でも、ミュージカルナンバーはどれもステキで、それもこの作品を
 楽しみの1つかも・・と今回思えました。
 映画、日本モノですけどミュージカル映画なんですね(^^)
 そういう設定、何となく宝塚っぽいですね(^^) 楽しそう♪
by keroyon (2016-05-29 18:13) 

keroyon

★liangさまへ
 そうなんです~。今年は観劇20周年なんです(^^) (ひゃ~!)
 「顎で受けなさい」の歌は、歌詞全体を通して「言わんとするところ」
 は分かりますし、好きな歌詞ですが、「顎で受ける」という表現は
 正直どうもよく分からなかったんです・・。
 調べてみましたら、liangさまの専門分野になりそうですが「翻訳」の
 問題のお話になりそうな。
 原詩は「Take it on the chin」となっているそうで、これは
 ボクシング用語の熟語だそうです。
 「あごにパンチを受ける=思いがけなく敗北する、転じて、苦境に
 冷静に耐える」ということなのだそうで。
 で、この作品でこの歌が出てくる場面というのは、「お互い想いあってる
 けど自分はビルのために身を引かないと」というシーン。
 辛いけど、「生きてればいろいろある、こんなことは何でもない、
 冷静に受け止めてまたがんばろ~」みたいな、「自分への応援歌」
 みたいな感じで使われている歌でして。
 「顎で受け止めて」と訳すのが適切なのかどうかは私には何とも
 言えませんが、言わんとすることは分かる気がします(^^)
 「ミーマイ」は海外ミュージカルなので、翻訳の関係か、セリフも
 ちょっと??と思うところはあります。
 外国語をそのニュアンスばっちりの日本語に訳すのは難しいこと
 なんやろな・・と素人ながら感じます。
by keroyon (2016-05-29 18:25) 

裏・市長

いらちの大阪人には、くどいのはアカンやな!。
あんまり長ったらしいのもアカンじゃろ?。

シンドラーのリスト モノクロ195分とか、
Ambiancé 上映時間4万3200分 = 30日とか、
絶対無理やろ!?。ボク無理やぁ・・・。
3分ぐらいのダイジェストにまとめてくれても、
なんか観る気がしない・・・。

やっぱりこれだけ再演されるというのは、
「名作」なのだろうね。
映画でもテレビでも初見では「…ふ~ん」程度の
感想しかなくても、なんかのきっかけで、
時を置いてみれば、その時の心境、環境の変化で
観方が変わってしまうこともあるし。

観劇40周年あたりに再び観たら、
また違う感想になるかも知れないゾ。

「悲しみ受け流す知恵」、なかなか簡単に、
この知恵はつかんなぁ。先に熱が出てしまう。
右から左へ受け流す術を持てば、
もっと人生エンジョイでけるかも知れない。
できる人がうまやらしい…とは思うけど、
表からそう見えるだけで、
実際は受け流せてるように見える人も色々と
苦しんでいるのかも・・・と、
和歌山で雨にうたれながらワシも考えたのであった。

このハナシは一週間後より公開予定!。
by 裏・市長 (2016-05-29 18:38) 

昆野誠吾

えらい遅くてすみませんが手術お疲れ様でした。
手術の内容は全然違いますが小3のときに
急性虫垂炎、盲腸で入院し手術した時を思い出しました。
いきなり看護婦さんにパンツ降ろされて驚いたのも束の間
背中にかなり太い(って感覚)の注射を打たれ
手などが痺れてきたと思ったら白い布顔にかけられ・・。
えーーー!?このまま切るの?って思ったらお腹でぐいぐい。
押されたり引っ張られたり、気持ち悪い感覚。
でも全然痛くないんです。
そのうちぼんやりした頭で手術室を出てから寝てしまいました。
当時小3でしたからね。そんな程度で済んだけど
成人してからそんな状態で手術ったらちょっとビビってしまいます^^;
リアルタイムなコメントじゃなくてすみません・・。


by 昆野誠吾 (2016-05-29 21:20) 

keroyon

★裏・市長さまへ
 イラチの大阪人(^^; 長くても「ムダが部分が」長すぎなければ
 大丈夫なんですが、同じことをくどくど繰り返して長いのはアカン
 感じです・・(^^;
 大河ドラマや朝ドラなど、長く続くものも見てますので・・(^^;

 この作品、私は2008年の再々演を観たのが最初ですが、
 再演から少し期間が開いており、上演を望む声もたくさんあった
 ようですので、人気の作品なんでしょうね。
 確かに、今回観ましたら、「くどくど」部分はやっぱりちょっと・・
 ではありますが、ミュージカルナンバーはどれもすばらしいので
 かなり楽しめるようになりました(^^)

 >時を置いてみれば、その時の心境、環境の変化で
 >観方が変わってしまうこともあるし。
 本でもそういうときがあります。以前読んだときはそう思わなかった
 ものが、時を経てからもう一度読んでみるとすごくよく思えたり・・。
 裏・市長さまおっしゃるように、心境・環境の変化で観方が変わる
 こともあるんでしょうね(^^)

 「悲しみ受け流す知恵」
 >実際は受け流せてるように見える人も色々と苦しんでいるのかも・・・
 う~~ん、これまた深い・・φ(..)
 そういうこともありそうです・・。

 和歌山! 
 そうでした、オフ会とおっしゃっておられましたね!
 今回は何作になりますでしょうか(^^)
by keroyon (2016-05-30 19:01) 

keroyon

★昆野誠吾さまへ
 わざわざありがとうございます。
 盲腸は局所麻酔なんですよね。
 かかりつけの整骨院の院長もそうだったとのことで、お話を
 伺っておりました。
 ヘタに意識があるので、あまり気持ちのいいものではありません
 でした・・(^^;
 大汗かきましたし、かなり力が入っていました・・(^^;
 もうだいぶ、痛みも取れてきましたので、手術のことは大丈夫
 ですが、そろそろ検査結果がでますので、そちらが気になって
 きました・・(><) ヤキモキしても仕方ないのに小心者です・・。
by keroyon (2016-05-30 19:04) 

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