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読書メモ♪「フリーター家を買う」 [本]

先週、読み終えました本、
これも図書館で借りました。

「フリーター家を買う」(有川浩さん)
002.JPG

有川さんの作品は、
「阪急電車」、「県庁おもてなし課」に続き3作め。

↑ の2冊は、ワタクシ、好きな感じの作品でしたので、
『この作家さんの作品は、また機会があれば読んでみたい』と思っており、
図書館で目にしまして、
タイトルは聞いたことがありましたので借りてみました。

この作品は、ドラマ化もされたそうですが、ワタクシはドラマは見ておりません。

感想を一言で申しますと
「重苦しい場面もありましたけど、元気が出てくる本でした(^^)」

今日は一言で(^^)

あ、でも、
「フリーター」は家を買いません。
「もとフリーター」が家を買いますから、
「フリーターが頑張って家を買う」というお話とはちょっと違うと思います。
(そういうお話かな~と思ったのですが・・)

前回の読書メモの「旅のラゴス」とは正反対・・・と言いますか、
コチラは、「ふつうの日常生活」が舞台のお話・・という感じ。

・・・・・とはいえ、
「現実には、こんなにうまくいかへんような気がする」とか
「現実には、周りにこんなにいい人ばっかりいてへんような気がする」とか
「(主人公が)もともとこんなに根性のある人やったら、
 そもそもフリーターになってないような気がする。
 いくらお母さんのことで心入れかえたとはいえ、人間こんなに変われるもの?」とか
「ツッコミどころ」はあると言えばありましたが(^^;
そこは、しょせん、「物語」「小説」。

ワタクシは、
ドラマとか、宝塚歌劇の芝居とかを見て
「そんなことって現実には・・」というツッコミは入れずに、
「これはドラマ(お芝居)やから」と割り切って楽しむタイプですが、
そういう感じに読みますと、
素直におもしろく、元気が出てくる本だと思いました(^^)


主人公の「就職活動」シーンは、
自分が「転職の泥沼」にはまりこんでしまったときのことを思い出したりして
ちょっと苦しくなったり、
「長年の近所付き合いの悩み」~「お母さんの鬱病発症」、
「分からず屋のお父さん」など
「家族の問題」の場面もちょっと重たく、苦しかったり・・ではありましたが、
後半は一転、どんどん読み進めたくなる内容で(^^)

主人公が、「フリーター」から「社会人」に成長していく様子が読んでいて心地よく、
しっかり「仕事」に専念している様子が好もしく、
最後の最後に、「恋愛」とも呼べないような、ほんわかした話が
「やっと進展していくの・・・かな??」くらいで終わる・・という雰囲気も
いい感じに思えました。


個人的には、
就職活動のくだりの「お父さんからのこまごましたアドバイス」の内容とか、
就職した土木会社の社長さんや他のメンバーさんとのこまごましたやりとりとか、
同じくその会社の「ゴミ箱化していた倉庫を整理整頓していく場面」や
「これまでアナログだった仕事の資料などをパソコンで整理していく」場面の
細かな描写なんかは個人的にツボ(^^)
そういうところは有川さんの作品らしい・・というか、女性の作家さんらしいな~と。


返却期限に間に合うか・・とドキドキしましたが、
さくさく読めますので、ざっと二度読みもできました(^^)


<本日のトレーニング>

オフ

整骨院にてメンテナンス


2015-12-08 22:18  nice!(58)  コメント(6)  トラックバック(0) 

nice! 58

コメント 6

liang

嵐の二宮くんのドラマは観てましたが面白かったです(^^)
なので未読ながら、今回はちゃんとkeroレビュー読みまして
読んでみたくなりました。電子書籍版で捜してみます♪
by liang (2015-12-09 06:44) 

ハリネズミ

私はkeroyonさんとは逆で、
ドラマ化されたものは見ましたが、本のほうは未読です^^;。
最近は小説や漫画のドラマ化が多いですね~。
オリジナルのシナリオを生み出すだけの力量をもった
脚本家さんが減ったのか、
それともビジュアル化しやすいベストセラーが増えたのか、
どちらかが原因なのかな。
「(主人公が)もともとこんなに根性のある人やったら、
 そもそもフリーターになってないような気がする」という感想は、
私も同感です^^。
by ハリネズミ (2015-12-09 07:27) 

よーちゃん

ううー、本もドラマも見てませんー(;^_^A
by よーちゃん (2015-12-09 08:07) 

ポッポ

ドラマは見ずじまいでした。
昔、バブル後ぐらいに家を買うドラマがありましたが、そんな感じなのかなとタイトルから勝手に想像していました。
有川作品は一冊も読んだことがありませんが、映像化が多くてタイトルが有名なので、大阪に行ったとき阪急電車を見た時には「おぉ!」と思いました。次はラピートを見ておぉ!となりたいです。
by ポッポ (2015-12-09 13:37) 

裏・市長

フリーターが家を買わないなら、
タイトルに偽りアリ!やな(笑)。

そうよ~人はそんなに変われるもんじゃない。
性格とか習慣とか生き様とか。
もう二度としませんとか、自分から「変わった」なんて
言うヤツが一番信用ならねぇ。
根本的な物は絶対に変わらん。
ま、他人様を変えようなんて言うのが、
そもそも間違ってる気がする。

基本、裏切ったり、浮気とかは絶対治らんで。
一度裏切ったヤツは二度裏切る。
裏切らないヤツァ、最初っから裏切らないって。

・・・って、フリーターが家を買うハナシでしたね…。

エッ・・・。有川浩さんってオンナだったの?!!。
by 裏・市長 (2015-12-09 21:26) 

keroyon

みなさま、ご訪問・コメント・niceをありがとうございました!

★liangさまへ
 ドラマ、観られてたんですね(^^)
 レビューによりますと、原作本とドラマはかなり内容が違うようです。
 なので、読まれたら、より楽しめるのではないでしょうか。

★ハリネズミさまへ
 ドラマ、観られてたんですね~。
 本とはだいぶ内容が違うようなことをレビューで読みました。
 ドラマになってもおもしろそうなお話でした(^^)
 オリジナルはやっぱり難しいんでしょうね・・。
 宝塚でも、オリジナル作品もありますが、原作がある作品のほうが
 名前が通っているからか、チケットもよく売れているような感じです。
 この作品の主人公、根っからのフリーターではなかったんでしょうね。
 学生時代はスポーツ系のサークルで頑張っていたという設定でした
 ので。せっかく就職活動を頑張ったのに、「最初のつまずき
 (=ちょっとしたことで辞めてしまった)」を取り戻すのはかなり大変で、
 それゆえフリーターの泥沼にはまってしまっていた感じでした・・。

★よーちゃんさまへ
 よーちゃんさまは、有川さんの作品をいくつか読まれてた印象でした。
 これはまだでしたか(^^)

★ポッポさまへ
 ドラマ、私も見ていませんでした。
 原作本とはかなり内容が違うそうです。
 有川さんの作品、まだでしたか(^^)
 私は阪急電車が最初でした。
 「図書館戦争」(シリーズなんですよね?)は未読ですが、
 先日、テレビで映画をやっていましたので一応録画しました(^^)

★裏・市長さまへ
 タイトルに(ちょっと)偽りあり・・でしょうか(^^;

 そう、人間、本質はそんなカンタンに変われないですよね。
 人を変えようというのもムリなような気がします・・。
あ~、浮気性とかって治らない気がしますね・・。

 有川さん、女性なんですよ(^^)
 「浩(ひろ)」さんとお読みするそうです(^^)
 私も最初、男性かと思っていました。
by keroyon (2015-12-10 00:09) 

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