観劇レポ♪ [宝塚歌劇]
本日はE子ちゃんと、
宝塚歌劇 月組公演を観劇♪
早いもので、今年最後の観劇となりました。
今は、大劇場公演(そのあと東京宝塚劇場で公演)は年9公演ですが、
今年も一応皆勤賞(^^)v
演目はコチラ、
芝居 : ミュージカル「舞音 -MANON- ~アベ・プレヴォ「マノン・レスコー」より~
ショー : グランドカーニバル「GOLDEN JAZZ」
さて、お芝居の「舞音-MANON-」、
脚本・演出は植田景子先生。
景子先生の作品は、
大劇場デビュー作が、
ワタクシの元彼?の愛華みれさんが花組トップ時代の作品、「ルードヴィヒⅡ世」。
もう素晴らしい作品で(;;)
今でこそ、宝塚歌劇団は、女性演出家の先生方がかなり増えましたが
景子先生は、宝塚歌劇団で初めての女性演出家さんでいらっしゃる。
宝塚歌劇団というところはおもしろいところで、
役者は「(未婚の)女性のみ」という、完全な「女社会」ですけど
スタッフさんはめちゃくちゃ「男社会」のようで。
(お衣装部さんはもとから女性が多いと思いますけど、
「デザイン」の先生は男性が多いみたいですし。)
景子先生は、演出家希望として入団することじたい大変だったらしく、
デビュー当時、「歌劇誌」などで、そのようなエピソードを拝見した記憶アリ。
タカラジェンヌさんも含めてこの方たちは、
作品を作っていくにあたり、
真夜中までお稽古したり、作業したり・・というお仕事ですので
「演出家やスタッフのハードな仕事は女性にはムリ」という考えが
歌劇団の中にはあったようです。
そんな中、「女性演出家」の先駆者として、
後輩女性演出家の先生方への道を作ってこられた景子先生。
好きな作品も多いんですけど、
最近、(ワタクシの中で)、わりと好みが分かれると言いますか、
当たり外れがあると言いますか・・。
でも今回は、「マノン・レスコー」という原作ありき・・ですので
ハズレはないような気がしますが。
そう、「マノン」と言えば、
ワタクシが、元彼?の瀬奈じゅんさまに完全にやられてしまったのが
バウホールで上演された「マノン」でした。
でも、今回の作品と、ポスターの雰囲気も違いますし、
「あらすじ」を見ましても、主要登場人物の名前も違う・・。
舞台も、バウのときのは「スペイン」でしたが、
今回は「アジア版マノン」ということで、「インドシナ(=今のベトナム)」とのこと。
(原作の舞台はフランス)
原作が同じだけで、かなり雰囲気や設定は違う作品になっているようです。
で、「感想を一言で」申しますと、
「よかった(;;)」
いえ、本当は、三言くらいになりそうでしたので(^^; ムリヤリ一言に。
立ち見も出ていましたし、
全体的に、一言で言いますと、よかったと思いますよ~。
ワタクシ、原作の「マノン・レスコー」を読んだことがないので、
その点、何とも言えないのですが、
以前観ました瀬奈じゅんさまのバウホール公演「マノン」に比べますと、
① 政治色の濃い内容だった(=インドシナのフランスからの独立運動の場面など)
② シャルルがマノンに「何もかも捨てて」まで、惹かれるだけの
強烈な出会い等のエピソードが弱い気がした。
(本当に一目惚れということか・・)
この物語の内容をごく簡単に言いますと、
「清く正しく生きてきた貴族のお坊ちゃまが、マノンという魔性の女のために破滅する」
というお話ですが、
E子ちゃんとも話していましたけど、
「別に、マノンはそこまで悪い女じゃなかったよね~」
「特に、牢獄に入れられてからは、シャルルのことを一途に思ってたしね~」
・・・そうなんです。
確かにそれまでは、高級娼婦として、男を振り回して生きてきたかも・・
なのですが、
(時間の都合かと思いますが)そういう場面は特になく・・でしたし・・。
別に不倫しているわけでもなく・・ですし、そんなに悪い女には見えなかったです・・。
↑②につきましては、
まぁ、「お芝居ですから(^^)」ということで、ヨシとしときます。
そんな感じで、一目惚れでいきなりラブラブになってしまい、
けっこうしょっぱなのほうで、すみれコードギリギリか・・・というラブシーンもありますが、
「激情~ホセとカルメン~」とか、「ダル・レークの恋」ほど濃厚ではなく・・でした。
でも、ワタクシたちの前の席に、お子ちゃまとお母さんらしき2人組さんがおられたので
お子ちゃまと観劇中のお母さんとしてはどうなんやろ・・とは思いましたが・・(^^;
ベトナムが舞台・・の作品って、
ショーではそういう場面があったかな・・と思いますが
お芝居ではあまり記憶になく・・。
宝塚歌劇はけっこういろいろなジャンルの作品をやっていますから
世界各地を舞台にした作品を観てきましたけど~。
屋台の雰囲気とか、アオザイなどの衣装もとってもステキでした。
バウホールのマノンのほうは、最後は2人とも死んじゃうし、
舞台のセットも何となく暗い感じでしたが、
今回は、テーマは「白」か・・という感じで、
トップスター龍真咲さん演じるシャルルは、フランス海軍の軍人ですが、
白い軍服がとってもステキで(^^)
美しいわ~~♪ 龍さん♪
宝塚歌劇の「風と共に去りぬ」で、
「スカーレットの本音の部分を語らせる」スカーレットⅡが存在しますが
そんな感じで今回、
シャルルの「本来なりたい姿」を表現する役(美弥るりかさん)が登場、
そういった場面は「幻想的」な感じで、
まわりの「幻想」のイメージのダンスの娘役さんたちのお衣装や、セットも「白」。
政治色の濃い場面もありましたのに、白い、清楚なイメージの作品・・という印象が(^^)
今回の振付は、
景子先生の作品の花組公演「愛と革命の詩」のときに振付を担当されました
元ハンブルクバレエ団ソリストの大石裕香さん、
「愛と・・」のときはたぶん一部だったようですが
今回は全編振付を担当されたそうで、
幻想シーンの方たちのダンスはとっても美しかったです(^^)
マノン役の愛希れいかちゃんは
どのお衣装もとってもよく似合っていて美しく、
↑ のラブシーンでは愛らしく、
「魔性の女」とまでは見えませんでしたが、魅力的な女性でした(^^)
最後はやっぱり・・・、ハッピーエンド・・というわけにはいかないのですね(;;)
切なくて、泣けてしまいました(;;)
お芝居の途中、
「かつてロシアが・・・・」 というセリフのところは、
「ベルばら」のバスティーユの場面を思い出してしまいましたし、
フランス軍と、独立運動のみんなとの対立の場面で、
マノンが歌い始めた(たぶん)故郷の歌に、
独立運動のみんなも加わっていって・・という場面は、
「国境のない地図」の「第九」の合唱になっていくところを思い出してしまって
ちょっと笑えてしまいましたが(^^;
まぁ、たくさんの作品があるわけですから、
どこかしら、似たようなところも出てきますよね(^^)
そんな感じで、ツッコミどころもあるにはありましたが、
景子先生らしい、美しい作品でしたので、満足(^^)
さて、幕間休憩をはさみまして、ショー。
グランドカーニバル「GOLDEN JAZZ」
芝居のときはふつうの緞帳でしたので写真はなし・・ですが、
真ん中あたりのアップ(^^)
作・演出は稲葉太地先生
数年前にデビューされた、まだお若い先生。
ワタクシ、まだ、この先生の作品の「傾向」を語れるほど
この先生のことをよく分かっておりませんが、
これまで拝見した作品は、悪くはなかった印象。
前回作品が、5月に観劇しました
スペクタクル・ミュージカル「1789 ~バスティーユの恋人たち~」
で、「一本モノ」でしたので、
月組さんのショーは久しぶり(^^)
ワタクシ個人的に、
トップ娘役の愛希れいかちゃんのショーで踊る姿が好きなので楽しみ♪
タイトルからして、キンキラキンのセット・お衣装で、華やか~~な感じかしら(^^)
と、ワクワク♪
タイトルに「ジャズ」とありますから、
大人っぽい雰囲気のショーかしら・・と思っておりましたが、
プロローグは、まさに、「カーニバル」。
みなさん、サーカス団みたいな雰囲気のお衣装でしたが
それはそれでいい感じ(^^)
セットも豪華、ダンスもカッコよかったな~♪
客席下りもありまして、
ワタクシたちのA席どころか、立ち見の方たちのところまで来て下さっていて感激(;;)
すぐ近くで拝見するタカラジェンヌさんたち、
・・・・・・・やっぱり、顔が小さい!
そのあとも、
ストーリーじたての場面、
スーツでちょっとオシャレな感じの場面など、
いろいろな雰囲気を楽しめます(^^)
愛希れいかちゃんがライオンのような姿でご登場!・・の場面は
大自然っぽい・・と思いましたら、
「ジャズのルーツはアフリカ」とのことで、アフリカの大地をイメージするような場面でした。
ワタクシ、「ジャズのルーツがアフリカ」とは知りませんでしたので、印象に残りました(^^)
ダンスも独特だったな~と。
ちょっと記憶が怪しくなってきてますけど、
みなさん紫のスーツの場面はステキやったな~~。
ゴスペルっぽい場面はコーラスに迫力アリ。
ロケットダンスの曲は、『どこかで聴いたことある・・』と思い、
ロケットダンスを見ながら必死に記憶をたどりましたら、
かつて花組公演で、「Asian Sunrise」というショーをしたときに
瀬奈じゅんさまと当時の若手たちの銀橋の場面で歌っておられた曲でした(^^)
(思い出せてスッキリ(^^) )
懐かしい~~♪
懐かしいと言えば、
憧花ゆりのちゃんが着ていた、黒(紺?)の肩出しのお衣装、
かつて「ロマンチカ宝塚04」で檀れいさまが着ておられたのに似てる~と(^^)
あのときの檀れいさま、
湖月わたるさんとポーズを決めながらセリ下がっていったお姿の美しさが忘れられません。
大階段の男役の群舞は、
今回は「黒エンビ」ではなく、「スーツ」。
スーツでの大階段の男役群舞って珍しいような(^^)
龍さんが赤、他の方は黒のスーツで、
シャツがちょっとハデ・・という、「チンピラ」系と言いますか、「ホスト」っぽいと言いますか
そんな雰囲気のお衣装でしたけど、
宝塚の男役さんだと、「清く 正しく 美しく」、カッコいいわ~~(^^)
パレードのお衣装は、
大階段に上がってる下級生の方たちは紫で、
他のみなさんは薄いピンク(^^)
龍さんと愛希さんはゴールドっぽいお衣装でしたか(^^)
年末最後の公演にふさわしい、華やか~~なしめくくりでした。
そう、シャンシャンが今回は「タンバリン」で。
なので、いつもは長いリボンも今回は短く・・でした。
ショーの間、客席から、時おりタンバリンの音がする・・と思いましたら
(客席から拍手するときなど)
帰り際、まわりを見渡しましたら、
直径10センチないくらいの小さいゴールドのタンバリンを持ってる方たちを発見。
龍さんのファンクラブの方たちでしょうか(^^)
そういう感じは初めてでしたので新鮮でした(^^)
強いて、残念だったのは、
主題歌が、あまりインパクトがなかったこと。
帰りに口ずさめるほど耳に残らなかったな~~。
かつての雪組さんの
「ゴ・ゴ・ゴ~ルドスパ~~ク!」のように、
帰りに口ずさんで帰れるような主題歌が理想~。
いいショーだったので、ちょっと残念!
<おまけ画像♪>
11月4日に
E子ちゃんから、クマちゃんをいただきましたが、
たまたま、ワタクシが昨年ゲットしたクマちゃんと同じキャンペーンのモノでした(^^)
(そのときのレポ→http://genkikeroyon.blog.so-net.ne.jp/2015-11-04)
じゃあ、本日、
E子ちゃんのバッグから、このコが・・・(;;)
先日いただいたコと、ワタクシが昨年ゲットしたコの間の大きさのコ(^^)
本日、E子ちゃんが「この子、チケットないけど大丈夫かなぁ(^^)?」と言いつつ
一緒に観劇(^^)
・ 開演前のクマちゃん
・ 幕間休憩中のクマちゃん
我が家にいるクマちゃんの中で、
宝塚を、大劇場で観劇したのはこのコだけ(^^)
三兄弟揃って(^^)
(真ん中が今日やってきたコ)
こうして見てみますと、
このキャンペーンのチラシの写真の顔にいちばん近いのはこのコかも(^^)
E子ちゃん、ありがとう(^^)!!
<本日のトレーニング>
オフ
また家族が増えましたねー(^_^)
今、湘南の会場へ移動中です!
by よーちゃん (2015-12-06 06:38)
皆勤賞、おめでとうございまーす。観劇メイトがいると楽しさ倍増ですね。
バッグからクマ…って、状況が、なんかいいですね(^ニ^)
ジムに人宝塚ファンのお姉様がいて、以前、お風呂で熱く講演のことを
語ってらっしゃったのですが、今一つ内容が分からず。。でしたが、
keroさまレポはよく伝わります。華やかなショーも見てみたくなりました。
by liang (2015-12-06 07:18)
クマちゃん、いつの間にか3兄弟に^^。
同じ雑貨をいくつも・・・・っていうのはかわいくていいですね。
観劇レポの中の「すみれコードギリギリ」というくだりに
反応してしまいました。
なるほどそういうのもあるんだな、と。
あと、今回のタイトルの「舞音」と書いての「マノン」、
最近のお子さまのキラキラネームとして使われてそうだなぁとかw。
by ハリネズミ (2015-12-06 08:42)
いいなー。年間皆勤賞。
年に9回も夢の世界に浸れるなんて羨ましいです。
ストーリーはフランス人男性とベトナム人女性とのつかの間の恋の話なんですか?すごく興味があります~。
by ポッポ (2015-12-06 16:32)
みなさま、ご訪問・コメント・niceをありがとうございました!
★よーちゃんさまへ
また増えました~~(^^)
3兄弟、同じ種類のクマちゃんなのに、みんな顔が違います。
かわいいです(^^)
湘南マラソン、ネットのニュースで、「一時走行中止」になったと
拝見したんですけど、大丈夫でしたでしょうか・・。
★liangさまへ
宝塚を観るようになって、早いもので19年。
(今、計算して自分でもびっくりしました・・)
大劇場公演を観れなかったのは1回だけ。
例の、ランニング中に空き缶踏んで足を骨折したときで、
あの翌日が観劇予定だったもので・・。
そう思いますと、毎回観れてるというのはありがたいことですね。
E子ちゃんと一緒でより楽しくなりました(^^)
バッグからクマ…、びっくりしました(^^)
ジムにヅカファンがいらっしゃるんですね!
でも、観たことないのに語られても分からないですよね(^^;
(私も肝に銘じときます・・・)
★ハリネズミさまへ
クマちゃん、3兄弟になりました~~(^^)
同じクマちゃんなのに、みんな顔が違ってて、それもまた
かわいいです~~(^^)
ハリネズミさまもよくペアで揃えたりされていますが、やはり
同じモノ・・というのはかわいいですね(^^)
そうなんです、宝塚には「すみれコード」というのがありまして(^^)
ジェンヌさんの年齢も(入団年でだいたいの年齢は分かりますが)
「すみれコード」にひっかかりまして、禁句なんです。
「舞音」と書いての「マノン」、本当、キラキラネームで使われてそう
ですね~。
★ポッポさまへ
年間皆勤賞・・としか言えないのは、これまで1回だけ、大劇場公演を
見のがしたことがありまして・・。
3年前、ランニング中の不注意で足を骨折し、その翌日が観劇日
だったんですが、あきらめました・・。
もう少し松葉杖生活に慣れていたら行ったかも・・ですが・・。
そう思いますと、年に9回、毎回ちゃんと観れるというのは
ありがたいことですね(^^)
ストーリーは、フランス人男性(=任務で赴任した軍人)と、
ベトナムの女性とのつかの間の恋の話・・です。
そのベトナムの女性は、父親がフランス人で母親がベトナム人の
混血・・という設定です。
そうでした、ポッポさまは東南アジア方面にはご縁がおありですし
舞台セットやお衣装なんか、ご覧になられて感想を伺いたいです~。
by keroyon (2015-12-06 19:52)
Keroyonさん〜愛華みれさんと瀬奈じゅんさんが元彼だなんて、羨ましいことでございます。(笑)
タンバリンですが、公式グッズとして売っているようです!但し即完売となり、代替品として100均にあるようなおもちゃのタンバリンが今は売られているらしいです。(Twitter情報)
さらに今回は客席参加型ということで、公演が始まる前からスカイステージで振り付けレッスンなんていうのもやっていました。確かユーチューブでも見られたと記憶しています。(見ていないので曖昧で申し訳ないですが)
さすがに踊りもタンバリンも参加する勇気はないので、静かに拍手で様子を見ようかと思っています(笑)
今年の観劇納めお疲れさまでした(*^^*)
来年もブログ楽しみにしています!
by こたろ (2015-12-08 23:15)
★こたろさまへ
こんばんは(^^)
もともと愛華みれさんにハマり、花組のビデオをたくさん購入して
見ているうちに、瀬奈じゅんさんにもやられてしまい・・でした(^^)
「タンバリン」情報、ありがとうございました!
公式ページ、拝見しました。公式グッズだったんですね~。
でも本当、完売ですね(^^;
最近は、公式ページはたまにチェックしますが、グッズの類は
ほとんど買わなくなりまして(プログラムすら買ってません(^^; )
キャトルレーブのページまでチェックしてなかったです(^^;
公式ページに、「タカラジェンヌによる振り付けレッスン」もリンク
されていました~(^^)
先日観劇しましたときは、振り付けまでつけて・・という方は
いなかったような気がしましたが(気づかなかっただけかも(^^; )
タンバリンの音は客席から確かに聞こえていました。
みなさん、拍手をタンバリンで・・という感じでお使いなのかも(^^)
来年も、お正月公演は、お正月休みに観劇予定です(^^)
ヅカファンの方のブログは、もっともっと濃い内容で、詳細が
書かれたブログがたくさんあると思いますのに、こたろさまはいつも
お読み下さり、本当にありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします!
by keroyon (2015-12-10 00:11)