SSブログ

読書メモ♪「旅のラゴス」 [本]

図書館で本を借りますと、「期限」があるからか、
読書が進みます(^^;

今回の作品で、
今年の目標(の1つ)「月2冊、新しい本を読む」を無事達成できました(^^)


この本は、
夏の終わりくらいでしたか、図書館に予約していた本ですが、
予約した記憶のない「ミッドナイト・バス」が届き(^^;
『もう(これは)間違われたから届かないかなぁ』 と勝手に思っておりましたら
忘れた頃に届きました(^^;

なので、今借りている本に加え、予定外の・・となってしまい、
期限がありますから大急ぎで読みました(^^;
(そんなに分厚くない文庫でしたので、すぐに読めました♪)


初めて読む作家さん・・・かと思うのですが・・・。
名前は知っていましたが、何か読んだことがあるか記憶になく・・。

もし読んだことがあったとしても、学生の頃だと思いますので
実質、「初めて読む作家さん」ということで。

「旅のラゴス」(筒井康隆さん)
001.JPG

この本は確か、
新聞の広告欄だったか、(日経新聞日曜版の)読書のページだったかで目に止まり、
「読んでみたい本リスト」にメモっており、
好みかどうか分からなかったので、
『図書館で借りるのがちょうどいいわ』 と思ってリクエストしておりました。


感想を一言で申しますと、
「不思議~~~な物語でした」
「たぶん、『おもしろかった』んだと思います。
 続きが気になりあっという間に読めましたので(^^)」

二言になりました(^^;


『面白かった!』 と一言で言えないくらい、(私にとっては)不思議~~な物語でした。


時代もよく分からない(^^;
「高度な文明が失われ、代償として人間が超能力を獲得しだした『この世界』」が舞台、
「主人公のラゴスという男性が、ひたすら旅を続ける」お話。

現代社会と変わらない生活のようでいて、
「まだ電気がない(もしくはかつてあったけど失われた?)」という設定だったり・・。
確かに、「車」とか「鉄道」とかは出てこなくて、
移動手段は「スカシウマ」という、馬の一種か?? ですので・・。


ラゴスの、その旅というのが本当に長くて、
あっさりと描かれていますが、
「一人の男の青年時代から(おそらく)死ぬまで」という、長い長い旅。

生い立ちや、旅のきっかけ・目的などは、読みながらおいおい出てくる・・といった感じ、
旅先で起こる出来事は、
何気なく読んでいましたけど、生死にかかわる強烈な内容も多く、
政治、経済、学問、人間関係、家族、恋愛などなど、
あとから振り返れば、本当、バラエティに富んだ内容が描かれていて、
ラゴスの人生物語・・とも言える壮大な物語で読み応えアリ・・なわりには
すぐに読めるくらいの分量・・というところがなんともすばらしいと思いました(^^)
(つい、文章が長くなってしまうワタクシは、ぜひ見習いたい♪)


こういうのを、「SFファンタジー」と言うんでしょうかね。


『まだもう少しページがあるから、もうちょっとお話が続くやろ』 と思っておりましたら
この出版社の他の文庫本の紹介のページとこの本の「解説」で(^^;
物語は、そう思ってからあまり続くことなく終わってしまい、
それがかなりあっけない終わり方でしたが(^^;
それはそれで味のある終わり方のような(^^)

本当にいろいろな経験をし、
ある意味、「富も名声も権力も知識も」手に入れたり手放したりを繰り返したラゴスが
最後の最後まで、
若い頃からずっと、一人の女性を思い続けて・・・という感じの内容でしめくくり・・という、
『男の人って、実は純粋な心を持っているのかも・・』 と思ってしまうような
しめくくりでした。


う~~ん、ともかく、「何とも不思議な物語」でした。
ある意味、すごく「物語」らしいと言いますか・・。

そう、「とっても味のある物語」でした(^^)

「感想を一言で」・・は、これがよかったかもしれません(^^)


<本日のトレーニング>

ジムにて

・ 筋トレ(脚、腕、体幹)

・ ジョグ10キロ


ジムトレは金曜日に・・と思っておりましたが、
諸事情で、明日と入替えて本日に。

今週、ジムトレが2回になってしまったのはたまたま・・
と言いますか、
月曜日のジムトレが、11月末で、
回数消化できてなかったのでムリヤリ・・でした(^^;


筋トレメニューは、

脚関係・・・5種目
腕関係・・・3種目
体幹関係・・3種目

と、先日書きましたが、腕関係は4種目でした(^^;

前回よりもだいぶ段取りよくできました~。


2015-12-03 23:33  nice!(57)  コメント(6)  トラックバック(0) 

nice! 57

コメント 6

liang

いや、keroさま、感想合計で三言になってますから(^ニ^)
筒井康隆は「家にたくさんあるのにあまり読んでない作家」の1人です。
(でもざっと見た限りこの本はないみたい)数冊しか読んでませんが
不思議だけど味がある、って共通する読後感かも。です。
ジムは繰り越し?振り替え?できるんですね。羨ましいシステム!
by liang (2015-12-04 00:20) 

ハリネズミ

たぶん小学校5年生のときに初めて買った文庫本のうちの
1冊がこの作家さんでした^^。
たしか『筒井康隆全童話』というの。
そして同時に購入したのが星新一さんの『きまぐれロボット』。
なので、なんだか懐かしい感じが^^。
最近はタレント業もなさってますよね。

図書館での予約、間違って他の本にすり替わってたわけでは
なかったのですね。1冊、余分に読めてヨカッタかな?^^
by ハリネズミ (2015-12-04 07:56) 

よーちゃん

筒井さんは昔けっこう読んだけど、
これは全く知りませんでした。
keroさんの感想を読む限り、やはり一言では
言い表せない内容っぽいですね(;^_^A
by よーちゃん (2015-12-04 08:08) 

ポッポ

シロートの業界用語です(^ω^)
アスリート素人ってことで。
keroyonさんは、ぼーーーっとしている時間がほとんどない生活のようですごいなぁと思います(ランをしない時間は仕事か読書という感じで)。私も2時間ドラマをぼーーーーーっと見るのに費やす時間を有意義に過ごしたらとは思うんですが、いやはや。
by ポッポ (2015-12-04 10:03) 

讃岐人

「旅のラゴス」は入院中に読んだ本の一つなので、とても印象に残っています。古臭い言い方ですが、男なら最後は共感できる話と思いました。男というものは、みんなラゴスのようなモノなんです。たぶん。
by 讃岐人 (2015-12-04 21:16) 

keroyon

みなさま、ご訪問・コメント・niceをありがとうございました!

★liangさまへ
 文章をコンパクトにまとめられませんので、「感想を一言で」も
 なかなか難しいです(^^;
 筒井康隆さん、中学生か高校生の頃、「新潮文庫の100冊」みたいな、
 どこかの出版社のそういった「セット」みたいなのがあり、当時、
 母が本屋さんに勤めていたので、そのチラシを持ち帰り、買って
 もらったのですが、そのセットの中に、筒井さんの本もあった記憶が
 あるんですが・・。
 でも題名は思い出せず・・。その本一式は、お気に入り以外は実家に
 あると思いますので、いつか捜索したいです・・。
 アマゾンのレビューを見ますと、この本は、筒井さんの作品の中で
 ちょっと感じが違うそうなんですが、他の作品もやっぱり「不思議」な
 感じがあるのですね。
 ジムは、基本、繰り越しはできませんよ~。
 週一と言っても、きっちり「毎週1回」ではなく、「1ヵ月に4回」に
 なればいいので、30日は月曜でしたが、月末でしたので、11月分の
 未消化分を消化すべく行きました。あ、1日分だけは次月に
 繰り越せます。

★ハリネズミさまへ
 初めて購入された文庫がこの方の作品だったんですね!
 童話ですか! でもこの作品も、「いかにも」ではないんですけど、
 「(SF)ファンタジー」と言える作品じゃないかと思いますので
 童話を書かれてるというのも納得です。
 星新一さんの『きまぐれロボット』、私も持ってます~~。
 星新一さんは国語の教科書に出てきたので、関連の作品を・・と
 いうことで、読んだような・・。
 図書館の予約、先日の「違う本がきた」のは何だったんでしょうね(^^;
 でも新しい作家さんに出会えたのでよかったです(^^)

★よーちゃんさまへ
 アマゾンのレビューによりますと、この作品は、筒井さんの他の作品と
 ちょっと雰囲気が違うみたいです・・。
 私はこれが初めてですので、今後読んでみて確認したいです(^^)

★ポッポさまへ
 シロート(素人)、なるほど~~(^^;
 すみません~~、そういう、今風の言葉や略語などに弱いもので(^^;
 「ぼーーーっとしている時間」・・・。
 何もしないで、でも起きてて・・という時間は・・・、確かにあまり
 ないかも(^^;
 でも、ドラマの録画を見ながらのんびり・・は、よくありますよ~。
 以前の同僚女子は、「休みの日は、地元のスーパーでもいいから、
 とにかく出かけたい」という子でしたが、私は「外に」出なくても
 いいんです。家にいるのも好きなので(^^) 
 でも、家の中でじっとしているのはもったいないような気がして(^^;
 常に何かはしています(^^;

★讃岐人さまへ
 本って、いつ読んでも内容は同じはずですのに、そのときの自分の
 状態?で印象が変わったりすることもあり、それもおもしろいなぁと
 感じております。讃岐人さまのように、「入院中に読んだ」等、
 いつどういう状況で読んだ・・ということも印象に残りそうですね。
 ラストシーンはあっさり・・でしたが、ある意味インパクトがありました。
 それまでのハードな旅(最後も旅じたいはハードになりそうですが)
 の場面とうってかわって、純粋~~な世界に引き込まれて・・。
 オトコ心はあまりよく分かりませんが(^^; 実はこんな感じなのかも・・
 とちょっと思いました(^^) 裏付けていただけるコメントをありがとう
 ございました(^^)
by keroyon (2015-12-04 23:32) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証: 下の画像に表示されている文字を入力してください。

 

このブログの更新情報が届きます

すでにブログをお持ちの方は[こちら]