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読書メモ♪ [本]

先週読み終わっていた本でした。

「青い約束」(田村優之さん)

001.JPG

初めて読む作家さんでした。

きっかけは、
いつだったか、新聞の広告欄で見まして、
『読んでみたい』と思いましたので、タイトルをメモっておりました。

2012年に文庫になったみたいですが、
たぶんそのときの広告かもしれません・・。

そういった広告欄によくありますように、
有名な方のお名前を挙げられて「○○さん絶賛!」とか、
あとは一般の方の「一言感想」みたいなの
(=「・・・・涙が止まりませんでした。40代会社員男性」)
が載ってることがありますが、
このときはたぶん、「一般の読者の方の声」みたいなのがいくつか載っていて、
『いつか読んでみたい』と思った記憶があります。


ワタクシ、本はたいてい「○ックオフ」で購入することが多く、
『これは手元に置いておきたい』という本以外は
『また売ればいいや』と思ってはいるものの、
貧乏性というか・・で、
『また読むかも』とか思ってしまって、なかなか手放せず・・。

なので今回は、「断捨離」を意識して、
珍しく図書館で借りてみました。
初めて読む作家さんの場合、好みかどうか分かりませんし、
本当は、普段から、図書館で借りて読むのがいいのかも・・なのですが。

図書館がもう少し利用しやすい場所にあってくれるとうれしいんですけど(^^)


感想を一言で申しますと、
「想像しなかった切ない展開、最後は泣けました(;;)」


主人公は、アナリストとして活躍している宮本(41歳)。
高校時代に親友(=有賀)がいたが、
当時の、ある出来事(事件?)がきっかけで絶交状態となってしまい、
彼女(=純子)も永遠に失うことになった。

それから20年以上経った41歳のある日、
仕事中に2人は偶然(でもなかったみたいですが)再会。

物語は、「現在(=41歳の2人)の章」と「高校の頃の話の章」が飛び飛びに流れて・・
という感じで進んでいきますが、
前半のあたりを読み進めている段階では、
『高校生の三角関係(=宮本、有賀、純子)のお話』、
『有賀が悪いヤツ』
『純子もちょっと悪い女?』
と勝手に想像していましたが、
終盤で、当時の「事件」の真相が明らかになり、
思いもよらない内容で・・・(;;)

結局、(この3人は)誰も悪くなくて、
本文にも出てきますが、
宮本は「自分がいちばんの被害者だと思っていた」のですが、
そういう意味で、
「いちばん悪かったのは自分で、いちばんの被害者は逆に有賀だったのかも・・」
というような事実が明らかに(;;)


有賀の生き方?は、
何となく・・ですが、百田直樹さんの「影法師」を思い出しました。

あと、この2人は、高校時代は「ボクシング部」の同期で、
それも百田さんの小説を連想してしまった理由かも。
ボクシングのお話もけっこう出てきました。


これは、一応?「恋愛小説」になるんですかね・・。

主人公の宮本が「アナリスト」、
有賀が「新聞記者」ということで、
「経済動向」「国債」「長期金利」などなど、
そういった内容にもかなりのページが割かれているような感じで
ワタクシ、そのへんはあまりよく知りませんでしたので勉強にはなりましたが、
読むのがちょっとしんどい面もありました。

あとから振り返ると、そういった内容は、
『あまり本筋に関係ないんじゃ??』という気がしないでもないですが、
「アナリスト」として、
「自分が伝えたい」内容を顧客に発信していきたいという信念がある一方で、
企業に所属している以上、
会社や上司の方針に従った内容を書かないといけない・・という「板挟み」もあって・・
といった「企業モノ」の小説のような一面もありましたので、
そういったことを表現するために、
「経済動向」その他、そういった内容にも触れていたのかな・・と。

そのあたり、上司とのやりとりなどは、
「40代前半の会社員の悩み・葛藤・妥協」みたいなことが表現された部分で、
ワタクシにも分かりますし、
そのあたりも、この小説が支持されたところなのかな・・とも思ったり。


個人的には、
この本が、「恋愛小説」メインなら、
その「経済動向」に関するあたりの内容はもう少し簡潔にしていただいて、
3人のことや、
終盤の「急展開?」あたりからの内容をもう少し充実させていただいても・・
という気もしました。


ものすごく切ないお話でしたが、
3人とも、誰が悪かったわけでもなく、
みんながお互いを思いやっていた・・ということが最後に分かりましたので、
後味は悪くなかったです。


そんなわけで、
以前から「一度読みたかった」本、ようやく(^^)


<本日のトレーニング>

オフ


2015-08-24 21:31  nice!(55)  コメント(5)  トラックバック(0) 

nice! 55

コメント 5

ハリネズミ

断捨離やモノを増やさないという観点からは
図書館の利用っていいことなんでしょうね。
でも、私もほとんど利用したこと、ないかも・・・・^^;。
絶版になってる本ならやむなく図書館を利用するかも、ですが、
ブックオフなどで手に入れられるものなら買っちゃいますね。

ずっと世界名作劇場の「赤毛のアン」を見ている今月、
ひさしぶりに『赤毛のアン』、読み直したくなりました。
が~っ!
すでに処分してしまったので、新たに購入しなくては^^;。
捨てる捨てないの線引き、やっぱりむずかしい・・・・。
そういえば今週末は今月最後となる週末、
keroyonさんは断捨離に励まれるのかしら~?^^
by ハリネズミ (2015-08-25 08:08) 

liang

面白そう!なので詳細は読了後に読むことにします。
カバーの写真もいいですね!
by liang (2015-08-25 08:40) 

裏・市長

図書館はエエで~。涼しい(笑)。
最近はリクエストにも応えてくれるし(かなり待たされるが)、
充実したひとときを過ごせる。
ただ、こちらも奥まった場所にあるので、
頻繁に行けない。近所なら毎日行くのに。涼みに。

涙がとまりません。
実生活では本当に泣いたことなど何十年とおませんが、
別れ話を切り出された時も(笑)、
父親が死んだと聞かされた時も決して泣かないボクなので、
まぁ、こんな冷血漢おらんわ!と自分で思ってました。
シカシ、最近は涙もろい。涙腺ユルユル。

ゆうべも夢見て、気付いて起きたら涙流してたわ!。
ちょっとは人間らしい感情が戻ってきたのかもよ?。
by 裏・市長 (2015-08-25 09:26) 

ポッポ

タイトルから、あまり読まないかな?と思ってkeroyonさんの記事を全文読んでしまいました。すごく面白そうです!
購買意欲をかきたてるPOPとして「全keroyonが泣いた!」が効果的です~。
by ポッポ (2015-08-25 21:35) 

keroyon

みなさま、ご訪問・コメント・niceをありがとうございました!

★ハリネズミさまへ
 母は少し前から、「増やさない」ために図書館を利用しているようです。
 図書館というか、地域をまわってくる移動図書館・・。
 本のリクエストもできるようで、愛用しているみたいです。
 断捨離にも節約にもなりますから、図書館を利用したほうがいいのは
 分かってるんですが、どうも落ち着いて読めなくて(^^;

 『赤毛のアン』、お近くならお貸ししますのにね・・。
 この機会に図書館を利用されてみるのはいかがでしょうか(^^)
 昨年の朝ドラが「花子とアン」でしたから、○ックオフにもたくさん
 あるかもしれませんね。
 
 月末は断捨離デーですが、今月はお盆休みにもちょこっと
 やりましたので、すでにノルマは果たした感が(^^;

★liangさまへ
 新聞広告で見ましたときに、カバー写真にも惹かれました(^^)
 後半(終盤)泣けました~~。

★裏・市長さまへ
 「阪急電車」を読みましたとき、「通いやすいところに図書館が
 欲しい~」と思いましたが、よく考えますと、「阪急電車」の登場
 人物のお二人は、阪急電車に乗って図書館に通ってはりました(^^;
 本当に好きな人は、電車に乗ってでも通うんですよね(^^;
 そう、今はリクエストにも応えてくれるらしいですね。
 母はそれを利用しているようです。
 短編集の中のタイトルしか分からず・・でも、目当ての本をちゃんと
 探してきてくれるようで、図書館もハイテク化してるねんな~と
 母の話を聞いて感動していました。

 「涙腺」も、体質が変わってくるのですね(^^)
 私はもともと「涙腺」は弱く、カンタンに泣いてしまいます(^^;
 電車で本を読んでいて「どないしよう」と思ったことも何度も(^^;
 宝塚を観劇していて涙が止まらなくなり、舞台が終わって
 「客席が明るくなったら、この顔、どないするねん(><)」と
 思ったことも(^^;
 でも、仕事中は「絶対に泣かない」と決めております(^^)
 昔々、彼氏と別れた次の日に、仕事中に涙が止まらなくなって
 早退したことがありました(^^; 若かったです・・(^^;

★ポッポさまへ
 新聞広告を見ましたときに、「一般の方の声」が、すごくよさそうな
 感じだったんです。
 でも最初のほうは読んでいて「どうかなぁ」と思っておりましたが
 終盤の展開にびっくりでした。
 でも、「文章」は、池井戸さんとかのほうが好みですね・・。
by keroyon (2015-08-25 22:46) 

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