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観劇レポ♪ [宝塚歌劇]

本日は、
宝塚歌劇 宙組公演を観劇♪

演目はコチラ、
001.JPG

第一部、第二部ともに・・・「王家に捧ぐ歌~オペラ『アイーダ』より~」
でございます。


今回の公演は、
宙組 新トップスター 朝夏まなとサマのお披露目公演でございます。
(娘役トップの実咲凛音ちゃんは、前トップ 凰稀かなめサマの相手役より引き続き)


「王家に捧ぐ歌」、懐かしい・・。
初演は2003年の星組、
湖月わたるさん&檀れいさんトップコンビの大劇場のお披露目公演でした。

その後、このトップコンビで2005年に中日劇場で再演しておりますが、
大劇場での再演は今回が初めてだったんですね。

「オペラ『アイーダ』より」となっていますが、
ヴェルディの曲は一切使わずに、
すべて宝塚オリジナルの「宝塚版」として作られた作品。

これまで再演されなかったのが不思議なくらいですが、
ワタクシが宝塚を観るようになってからも、
宝塚オリジナルの「一本モノ」のミュージカル作品で、再演されていない作品もありますから
そう思えば、
この作品をもう一度観れることはファンとしてはうれしいこと(^^)

初演から10年以上経ったなんて信じられませんが
(湖月さん&檀さんコンビがそんなに前になるなんて!!)
初演時に、
一部の振付に、ロシアのバレリーナ、マイヤ・プリセツカヤさんを招いて・・
も話題になった作品ですが、
先月、新聞で、マイヤ・プリセツカヤさんの訃報記事を拝見し、
ご冥福をお祈りするとともに、
時の流れを感じました・・。


脚本・演出は木村信司先生。

(お写真での)見た目、クールな印象ですが、
「歌劇」誌での記事や、
ワタクシの元カレ(?)、瀬奈じゅんさまの「退団記念DVD」に収録されていた
瀬奈じゅんさまとのトークシーンなどを拝見していますと、
宝塚愛、生徒への愛にあふれたステキな先生という印象。

まぁ、宝塚のスタッフさんたちも、基本、「もと ヅカファン」でいらっしゃったことが多いので
タイプはいろいろですけど、宝塚愛にあふれ、熱い先生が多い気がしますね。

けっこう独特な作品が多い印象で、
ワタクシは個人的に、
「不滅の棘」、「鳳凰伝~カラフとトゥーランドット~」なんかが好きでした。

「鳳凰伝」は、一本モノで、オペラっぽいというか、すっごい迫力の作品で、
また、和央さん&花總さんコンビがすばらしくて・・でしたので、
その後に上演された「王家に捧ぐ歌」もかなり期待して観にいった記憶があり、
すばらしかったですけど、
ちょっと「教訓くさい」面が出たかな・・という印象。

そう、木村先生の作品は、「教訓くさい」ところがあるかな(^^; ・・という気が。
(歌詞とかにそういう感じが盛り込まれたり)
あと、やたら、「愛」が好きですね(^^)


初演の主要キャストは
ラダメス・・・湖月わたるさん
アイーダ・・・安蘭けいさん
アムネリス・・檀れいさん
で、
男役の安蘭さんがアイーダを演じ・・でそれも話題だったような。

トップコンビのお披露目でしたけど、
湖月さんと檀さんは芝居上では結ばれず・・でしたが、
このときは、これがベストなキャストやったかと。
(アムネリスの檀さんの美しさはすごかった・・。)

今回は、
娘役トップの実咲さんがアイーダを演じるので、
トップコンビが結ばれる・・という設定で、
ポスターもラブラブな感じに仕上がっていますね。


内容は、
先日の日経新聞の「エンターテイメント」欄のようなところに「公演評」が
載っていまして、
「いわば、『エジプト版 ロミオとジュリエット』」と。

敵対している国どうしの、将軍と(捕らわれた)王女との恋ですので、
まぁ、そんな感じでしょうか。

今回は、開演前、幕間休憩中、終演後・・すべて、
ふつうの緞帳でしたので、たまにはそれも(^^;

幕間休憩中の様子
002.JPG
「加美乃素」さまご提供の緞帳

ちなみに、終演後は、「高砂熱学工業」さまよりご提供の緞帳でした。


さてさて、感想を一言で申しますと、

『すごくよかった(;;) 』

いや~、よかったです。
やっぱり、ステキな作品です(^^)

新トップスターのまぁさま(=朝夏まなとさま)、
まだまだ下級生のイメージでしたが、存在感がありました~。
あんなに歌える人やったのね! と、いまさらながら(^^)

でもごめんなさい、
何度も再演されている「エリザベート」なんかは特にそうですが、
最初に観た印象って、ワタクシの中で「親鳥」として「すりこまれて」しまっていますので
どうしても、
初演の、湖月わたるさんほか、その他のキャストもすべて、比べてしまう自分が・・(><)

体も大きく、ど~~んと明るいイメージの湖月さんにぴったりの役だ~と思っておりましたが
今回のまぁさまは、
ほっそりした体型で線が細く、繊細で美しい感じのメイクのお顔も含めて、
優しく、知的で、繊細な感じのラダメス・・という感じ、
それはそれで「らしさ」があって、よかった(^^)

歌はしっかり「聴かせて」くれました!


みりおんちゃん(=実咲凛音さん)のアイーダ、
黒塗りのメイクも似合っていて、
スタイルとバランスがいいので、お衣装もよくお似合い(^^)

この作品の「代表曲」か・・とも思ってしまう「♪アイーダの信念」も含め、
歌もしっかり聴かせてくれました♪

個人的に好きな(アイーダの)セリフ(というか、半分歌みたいな)、
「(エジプトを捨てられずに、アムネリスさまと結婚しても)
 私はそれを責めません・・」
もよかった(;;)


前回は、トップ娘役だった檀れいさんが演じられたアムネリスさま、
今回は、伶美うららちゃん。

とにかく、檀れいさまのアムネリスさまがあまりにも美しかったので、
伶美さんもかなりプレッシャーだろうな~と勝手に想像。

でも、伶美さんもとっても美しかったですよ。
あの、キンキラキンのきらびやかなお衣装、髪飾り(被り物?)もよくお似合いでした。
新人公演のヒロインも経験されてるだけあってか、
存在感もありました。

「うろたえてはなりません!!!」
も、迫力ありました♪

でも、でも、やっぱり、檀さんと比べてしまいましたけど(^^;

星組でトップ娘役に就任される前に、月組でも経験のあった檀さんと比べるのは
酷ですね、ごめんなさい(^^)

歌がちょっと弱いのかなぁ・・。
地声で歌うところはそんなに気になりませんでしたが、
裏声になるとちょっと不安定というか、ちょっとしんどい感じ?
まだまだこれから、活躍の場が待っていると思うので、
歌も武器にしていっていただきたいです~。(お美しいので!!)


アイーダのお父様である、エチオピア王のアモナスロ、
アムネリスのお父様である、エジプトのファラオ
のお二人は、
それぞれ、専科の一樹さんと箙さん、
12年前と同じキャストです。

お二人とも、「歌劇」誌の座談会で、
「初演のときに、まさか12年後に同じ役をやるとは思ってもみませんでした」
とおっしゃっておられますが、
こちらも、まさか同じキャストで拝見できるとは。

さすがの存在感でした。

そう、このお芝居、
エジプトチーム?は「ふつうの色味のメイク」、
エチオピアチーム?は「黒塗りメイク」
となっており、
アムネリスさまは色白で美しい王女さま、
アイーダは黒塗りで、また別の美しさ。

ファラオの箙さんと、エジプトの神官役の寿さんのお二人は、
ふつうの色味のメイクとはまた違って、
なんかちょっと怖かった(^^;

ファラオはすごく「いい人」で、
純粋に娘を愛していて、
ラダメスを信じていて、
ラダメスが、他に好きな女性がいる・・なんて思ってもみなかった・・という感じ?
「自分の娘と結婚し、ファラオとなる」ことを、ラダメスも絶対うれしいはず!
と素直に信じている感じの人。

神官も、メイクは怖いけど(^^; 特にフツウの人という感じ。
だいたい、このあたりの人が、悪巧みというか、
素直なファラオをだまして、自分たちの都合のいいようにもっていく・・
とかいうような物語もありそうなものですけど、
この作品の中では、
「特に、悪人は出てこない」感じ。


エチオピアチームの一人、
王の息子で、アイーダの兄のウバルド役は、
今回、星組から組替えで異動してきた真風涼帆さん。

よかったですね~~。

ワタクシ、実はこれまで、正直に申しますと、
なんでこの人が抜擢されるのか、よく分からなかったんですよm(_ _)m

でも今回、すっごくよかったです~。
最初のシーンから登場ですが、
セリフの声もすっごくいいですし、存在感がすごかった・・。

今回のこの作品から宙組で、
しかも二番手格のようですが、それだけの存在感がありました~。

体格もいいし、
エチオピアチームなので黒塗りメイクですから、いっそうカッコよく見えましたし(^^)

これまでは本当、失礼しました・・。
これからも楽しみにしていますので!

・・・と、あげればキリがないので、このへんで止めておきます・・。


この作品は、一本モノの大作ミュージカルですので、
歌の数もハンパじゃない。
最初に書かせていただきましたように、
ヴェルディの曲は使われず、すべて宝塚オリジナルですが、
ステキな曲が多く(^^)
何度も使われて、耳に残る曲も多いです(^^)

中でも、
「♪アイーダの信念」

戦いに負けて、エジプトに捕らわれてしまったエチオピアの王女アイーダの、
苦しい中でも信念を曲げずに強く生きている姿が伝わる歌です。
歌詞に出てきますが、
捕らわれの身となると、エジプトの人々はもちろん、
祖国の人たちにも疎まれて・・というのがかなしいです(;;)

でも、戦争ってそういう面がありますよね・・。
捕虜となって捕えられ、生きて戻ってきても周りに冷たくされ・・というようなことは、
本やドラマ、映画などでも見たことがあります・・。

歌の最後の部分、
♪ 戦いは新たな戦いを生む~だ~け~ ♪
はぐるぐる頭をまわります・・。 


「♪三度の銅鑼」は個人的にすっごく好きです。
歌も場面も(^^)

内容は分かっていますけど、ハラハラドキドキしてしまう場面ですね~。

さすが宙組・・という感じで、
ソロはもちろんですが、大勢の場面でのコーラスもすっごく迫力がありました♪

ラダメス、アイーダ、アムネリス、ファラオ、アモナスロ、
みんながそれぞれの思いをもちながら、三度目の銅鑼がなるのを待っている場面に
ドキドキ・・。

いや~、やっぱりこの作品はすばらしい♪


でも、個人的には、
「死んであの世で結ばれる」的な結末は、
短絡的というか、
「生きているうちに幸せになってもらいたい」と思う気持ちもあり・・で、
あまり好きではないんですけど、
「エリザベート」、「ロミオとジュリエット」に関しては、
ラストのその場面が美しいので、「まぁ許す」という感じ(^^; (何様・・(^^; )

この作品も、
・・・・・まぁ、・・・・・「ヨシとしましょう」ですかね。

そしてそして、
個人的には、
「宝塚歌劇のオーソドックスなパターン」は、「芝居+ショーの二本立て」だと思っていますし、
そのパターンが好きなので(「日本モノの芝居+洋物のショー」ならなお好き♪)
海外ミュージカルなどの「一本モノ」はねぇ・・・と思っているのですが、
↑ の作品は好き(^^) (← 勝手~~)

この作品も、一本モノですが、やっぱり好きです(^^)

そんなわけで、大満足♪


帰りはE子ちゃんと、あ~でもない、こ~でもないとお話ししつつ「花の道」を♪

「花の道」にあります「なんちゃって大階段」、
最近じっくり見ていませんでしたが、
ちゃんと「101年め」になっていたんですね(^^)

003.JPG



<本日のトレーニング>

・ ウォーキング 5キロ

・ なわとび    二重跳びのみ

   本日の二重跳び・・・36回


・ エクササイズ(腹筋、腕、脚)


本日は、朝、観劇前にいつもの公園をウォーキング。
1時間弱・・しか時間がなかったので、目標5キロ。
運河の対岸の緑地のほうに行く時間はないので、公園内を約3キロと公園までの往復。

帰りに、
公園から自宅に帰る途中にあります、「秘密の場所?」にて「二重跳び」。

だいぶラクに跳べるようになってきましたので、
ちょっと期待しましたが、36回でした(^^;

本日は、時間がなかったので、その1回だけにしときました。


2015-06-27 21:00  nice!(55)  コメント(5)  トラックバック(0) 

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コメント 5

よーちゃん

いつにもまして、専門的なレポート(^_^)
同じ作品でもキャストや演出次第で大きく変わるんですねー。
by よーちゃん (2015-06-28 08:35) 

ポッポ

当時の壇れいさんはさぞかし息をのむ美しさなのだろうと想像します。比べてしまうって言うのはどうしてもやってしまうと思いますが、keroyonさんはそれぞれの美点を見出して楽しんでおられるので、ホンモノの歌劇愛!
過去に固執しすぎちゃって楽しめないって方も多いと思いますもん。
by ポッポ (2015-06-28 09:58) 

裏・市長

いやぁ、ブログ記事のひとつで
埋もらせるには惜しいわ。
こりゃあすでに「観劇コラム」になっとるで!。
活字に直せば3ページぐらいの。
いつか何かのカタチでまとめて頂きたいものです。

「秘密の場所」(笑)。
タイガーマスクにおける訓練所、
「虎の穴」みたいなものでしょうか。
日々、そこには昨日の自分を越えるべく、
二重飛びに精を出すランナーがいた…。

そして、それを物陰から見つめる視線…。つづく。
by 裏・市長 (2015-06-28 10:36) 

ハリネズミ

ひと言感想が「すごくよかった(;;)」なら大満足の観劇でしたね。
舞台についての分析がメインでE子さまのお名前が見当たらず、
「もしやkeroyonさん、今回はおひとりで観劇?」と思いながら
読み進めていきましたら、E子さまのお名前が♪。
今回も連れ立っての観劇だったのですね。
なんちゃって階段、100から101へ。芸が細かいですね^^。
by ハリネズミ (2015-06-28 13:12) 

keroyon

みなさま、ご訪問・コメント・niceをありがとうございました!

★よーちゃんさまへ
 そんな、「専門的」ではないです・・。
 ヅカファンのレポはもっともっとすごいです(^^;
 そうなんです!「再演」と言いますが、まったく同じキャストで・・
 はありえませんので、本当の意味での「再演」というのはないのかも
 しれませんね・・。

★ポッポさまへ
 同じ作品が上演される場合、どうしても「最初に観た」印象って
 強くなってしまいまして・・。
 アカンと思いつつ比べてしまうところがありますね・・。
 檀さんは、入り待ちや出待ちでも拝見したことありますが、
 当時から、「ちょっと次元の違う美しさ」でしたね・・。
 あ、あと申し訳ありませんが、1つ訂正させて下さい。
 「檀れい」さんの「檀」は、「壇」ではなくて「檀」なんです。
 (=ヅカファンは、タカラジェンヌさんの名前の漢字間違いに
  うるさいもので・・(^^; すみません。)
 ・・ってか、私のPC、「だん」と打つと、「壇」よりも「檀」が先に
 変換されるところがコワイ(^^;
 この芸名は、たぶん本名がまゆみさんですので、「檀(まゆみ)」という
 木の名前から名付けたとのこと。なので「檀」の字を使われて
 いるそうです(^^)

★裏・市長さまへ
 いえいえとんでもない・・、ヅカファンの方のレポはかなりすごい
 です(^^) もっともっと詳細で・・。
 私は1公演1回の観劇しかできていませんので、やはり、詳細は
 覚えきれませんので・・・。
 いつも温かいお言葉、ありがとうございます。
 
 なわとびの「秘密の場所」(^^;
 丸見えは丸見えなのですが、短時間、ちょこっとだけ・・なら
 ちょうどいい場所なんです(^^)
 でも、見かけた人もびっくりするでしょうね・・。
 そこで縄跳びしてる人はあまりいないと思うので(^^;
 「あまり人をおどかすな」と、また鍼の先生に言われてしまいそう
 です(^^; (先生にはなわとびのことはナイショですが)

★ハリネズミさまへ
 最近すっかり「毎公演観劇」状態になっているE子ちゃんです(^^)
 いや~、やっぱりいい作品でした~。
 再演ですし、内容も分かってはいるんですが、やはり演じるメンバー
 が違うとまた印象も違いますし(^^)
 「なんちゃって大階段」は、電飾もけっこう凝っていて(^^)
 またいつか、記念写真を撮らねば?です(^^)
by keroyon (2015-06-28 19:11) 

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