読書メモ♪「王妃の館」 [本]
ワタクシの、
「直木賞受賞作から新規開拓」シリーズ、
直木賞受賞作(もしくは受賞作家さんの作品)なら、まぁ間違いはないだろう・・
とは思うものの、
好みに合わないことはあるかと思いますので、
可能な限り、○ックオフの100円(税別)コーナーで探しております(^^)
今回は、浅田次郎さんの作品。
少し前に読み終わりました。
浅田さんの直木賞受賞作は、ご存じ、「鉄道員(ぽっぽや)」ですが、
今回はそれではなく、なんとなくタイトルに惹かれまして購入。
「王妃の館」(上)(下)
浅田次郎さんは、母がわりと好きなので、
少しですが借りて読んだことがあります。
ブログを始めてからは、「日輪の遺産」(←これは自分で買いました)を読みました。
(そのときの読書メモ→http://genkikeroyon.blog.so-net.ne.jp/2012-12-17#more)
さて「王妃の館」、
「感想を一言で」申しますと、
『おもしろい!!!』
いや~~、よかったです~~。
どんどん引き込まれました。
ワタクシ、これまで読みました浅田次郎さんの作品、
たまたまでしょうけど、ちょっと硬め?なものだったようで、
こんな軽い感じのおもしろ~いお話も書きはるのね~と。
「軽い感じ」と申しましたが、
そのように「一言」でくくるのは申し訳ない感じで、
全体的にはそう言えるのかな・・なのですが、
物語の舞台は「現代」と、「ルイ14世時代の17世紀」とを行き来しつつ・・ですので
歴史的な内容も含まれており、
ドタバタ&ハチャメチャ感が満載・・のようでいて、
どちらの時代の登場人物みなさんそれぞれの「人生」や「発する言葉」は深いものがあったり・・で、
読みながら笑えるし、ボロボロ泣けるし・・で、
大好きな本になりました。
浅田次郎さんの文章も、私には読みやすくて、
続きが気になり、どんどん読めました。
読み終わって、
細かいところをチェックしつつ、すぐにもう一度読み返し。
観劇と一緒で、2回読むと本当によく分かります(^^)
また、パリが舞台ですから、
ワタクシ、5月に行ってきたばかり・・ということもあってか
書かれている場所の様子が目に浮かぶところも多く、
そういう意味でも、親しみを感じました。
読みながら、
旅行のときにいただいたパリの地図を引っ張り出してきて、場所を確認したり・・。
あ~~、旅行の前にこの本を読んでいたら、
パリでの自由行動の行先がちょっと違っていたかもしれへんなぁ・・と
ちょっと残念(^^;
あの美しいパリの街並みが今も残っているのは
決して「当たり前」のことじゃなかったんやな・・ということもよく分かり、
旅行のときにもそういった説明はしていただいたように思うんですけど
改めて感動・・。
やっぱり、旅行の前に読んでいたら、
パリの街を見る目がもっと違っていたような気がします・・。
(あ~~、もう1回行きたい~~!)
ともあれ、
ドタバタ&ハチャメチャでおもしろかったですけど、
登場人物はみなさんいろいろな「人生」を背負っていて、
みなさんの言葉に涙したり、ドキっとしたり、『ほんと、そうやなぁ』と考えさせられたり・・。
裏表紙の説明から「最後にはハッピーエンド」ということは分かっていたけど
想像以上の?ハッピーエンドで読後感もほっこりしてて、温かい気持ちになれました(^^)
人の好みはさまざまですから、どの本もそうだと思うのですが、
この本も、レビューの評価などでは、
浅田さんの小説ファンの中でも好き嫌いが分かれている感じでしょうか。
「現代」のほうのお話の設定?が「ちょっとありえない」と思う方もいらっしゃるのかな・・。
ワタクシはそのへんは、
「現実的」なお話も、(物語なんやから)「ありえない」お話もOK派ですので・・。
母も読んだことあるみたいですが、
「悪くはなかったけどもういっぺん読もうという気には・・」とのこと。
「アンタ、それがそんなにいいって思えるんなら、
『プリズンホテル』シリーズはもっとよく思えると思うよ」
ですって。
次回はそれを読んでみましょうかね。
(100円コーナーで4冊揃えなくては(^^) )
最近は短編が続いていましたので、
やっぱり、ガッツリと読みごたえのある作品はいいなぁ~(^^)と思いました。
<本日のトレーニング>
ジムにて
・ 腹筋2種類
・ ジョグ10キロ
「直木賞受賞作から新規開拓」シリーズ!。
いつの間にシリーズ化!?。
2度読みしますか!。
確かに映画でも2回目は細かい部分に
目が行って新たな発見があったりしますわね。
しかし思うんだ。アナタ様はいつ寝てるんだ?と。
おっと、まもなくご起床のお時間ですな。それでは失礼…。
by 裏・市長 (2014-07-24 03:19)
こうしていくつかのレビューを拝見してると、
直木賞作家さんのを行っとく作戦は正解のようですね。
お母さんと共通の会話ができるのもナイスー(≧∇≦)
by よーちゃん (2014-07-24 07:09)
作家さんと編集者&むちゃくちゃな旅行会社が登場するやつでしたか? そんな~とか思いながらも読み進んじゃうんですよね。
古い屋敷のようなホテルに泊まってみたいですけど、予算の関係でムリです…。
by ポッポ (2014-07-24 09:40)
本も旅も一度では味わいつくせないってこと、多々ありますよね~^^。
私も本は2度、3度って読み返すのが好きなほう。
旅の前にその地が舞台となっている本を読む「予習」も、
旅の後に読む「復習」もどちらも捨てがたいなぁ。
「予習」も「復習」もリアルなその地とリンクすることで、
読書の楽しみが深まりますよね♪。
大人になって海外を旅するようになって思ったのは、
もっと早く、中学や高校のころに訪れたかったなぁっていうこと。
そうしたら世界史の授業も2倍、3倍って楽しめたのにって
思うと残念な気分。
だからこそ、最近では大人向けの世界史の教科書が
販売されてたりもするんでしょうね♪。
お金と時間が許すのであれば、気に入った地には何度も
旅してみたいです。
単なる物見遊山ではない楽しみがありますよね^^。
by ハリネズミ (2014-07-24 09:53)
電車通勤やめてから読書時間が大幅に減って
未だにカラマーゾフ上巻です。。。
風が強く吹いているとかも追加購入しちゃいました。
読書時間をどの辺で工面したらよいのか、
寝る前とかが良いんでしょうかね~?
by 昆野誠吾 (2014-07-24 17:23)
みなさま、ご訪問・コメント・niceをありがとうございました!
★裏・市長さまへ
勝手に「シリーズ」にしています(^^)
ブログのおかげで、他の方の読書記録を拝見し、だいぶ新規開拓
ができるようになりましたが、どうしても、これまで読んだことのある
作家さんに偏ってしまいがち・・。
そこで、歴代の直木賞受賞作の本(またはその作家さんの本)
を読むことで、これまで読んだことのない作家さんにチャレンジ
してみよう!・・というのが「シリーズ化」の理由でございます。
3年ほど前から、その年の目標の1つに「月の2冊本を読む」
と掲げており、「新しい本に挑戦すること」にしていますので
どうも最近、さら~っと読んでしまいがちで・・。
その場ですぐ2度読みしますと、だいぶ理解が変わるように思い
可能な限り2度読みしています(^^)
あ、ふつうに寝ています。朝練は週1回だけですので(^^)
★よーちゃんさまへ
「新しい作家さんを開拓」するために、他の方法?でもよかった
んですが、手っ取り早く思いつきました(^^)
あと、よーちゃんさまはじめ、他の方のブログの読書記事も
参考にさせていただいています!
母とはまったく同じじゃないですが、読書の趣味は似ていますので
話題がはずみます♪
★ポッポさまへ
そうです!!そのお話です!
ハチャメチャなお話でしたが、あのたくさんの登場人物さん
(過去の人も含む)たちみなさんにそれぞれのドラマがあって
そういう部分はいっぱい泣き、ハチャメチャ部分はいっぱい
笑いました(^^)
昔ながらのホテルは趣があっていいですよね~。
設備などは少々不便ですが、旅行中は寝るだけですので(^^;
★ハリネズミさまへ
ここ数年年頭に立てている目標の1つ、「月2冊新しい本を読む」
のため、どうもさら~っと読んでしまいがち・・。
その場ですぐ二度読みしますとだいぶ理解が違いますので
可能な限りそうしています。
「赤毛のアン」シリーズは、私の中では「常に読む」モノとなって
いますので、そういう本は何度も何度も読みます(^^)
確かに、旅行のあとに読む「復習」も捨てがたいですね。
よく考えましたら、前に読んでいても、その場面に出てくる場所を
いちいち覚えていない可能性大です。
行った場所だから読んでいて印象に残るんですよね・・。
このあともう1回行けたら最高です(^^)
★昆野誠吾さまへ
私も主に読むのは電車ですから、たとえば毎日「通勤ラン」なんかに
しちゃいますと、読書時間がぐっと減りそうです・・。
昆野さまはお子さんが小さいので、家でもいろいろお忙しそうで
なかなか自分の時間が難しいですよね・・。
私は寝る前も読みますが、新しく読む本は続きが気になって寝られ
なくなったら困りますので、寝る前に読むのは何度も読み返してる
「赤毛のアン」シリーズとか、「歌劇」などの雑誌ですね・・。
あと、待ち時間に読むことも多いですが、あまり「待つ」ことが
なければそれも難しいですよね・・(^^;
by keroyon (2014-07-24 19:52)